週末に、きくちゆみさんのコネクションプラクティス入門講座を受けました。ゆみさんのことを知ったのは10年程前になります。NVC (Nonviolent Communication) の体験会で初めてお目にかかることができ、嬉しくて興奮したのを覚えています。

 

昨日の学びのうち、私が心に留めておきたいことの一つ目は、「人と繋がる前に自分と繋がる」ということでした。自分がどんな気持ちなのかを理解し、どんなニーズを欲しているかわかってあげること。何か衝撃的な出来事が起こった時、人は圧倒され、混乱してしまいやすいものです。そんな時、自分は今どんな感情を持っているのかを探り、それがはっきりしたら今度は、では私は何が欲しかったんだろう?と自分に聞いてみるのです。

 

例えば、上司と意見が対立して嫌な気分になったとします。そうしたら、その気持ちが何なのか名前をつけてあげる。「不満」、「失望」、「途方にくれる」などと認識ができたら、次はそこにあったニーズを感じてみます。「意思疎通」、「公平さ」、「大事にされること」を自分は望んでいたなどと気づけたら、最後にはそれを認めてあげます。この3つの中で一番強かったものを選び、「私は公平さを大切にしているんだね。」と自分に共感してあげながら、そのニーズを心の中に入れるイメージをします。

 

忘れないでいたいことの二つ目は、「相手とニーズの部分で繋がる」ということです。どの人のどんな不可解な言動も、ニーズを満たそうとしてのことです。自分が、あるニーズを重要視しているのと同じように、相手もまた別のニーズに重きを置いているのです。自分にしてあげたのと同じように、まずはその人がどんな感情なのかを想像し、そのニーズを思い浮かべてみる。そしてそのニーズは、自分にとっても大切な物の一つに違いないのです。このことに気づけたならば、また同じようなことが起こった時、自分の反応は必ず以前とは違ってくるはずです。

 

今回は、NVCの手法について書きました。各地で勉強会も開かれており、私も名古屋で体験しました。新しい習慣というものは、大きなショックを受けない限り、定着させるには時間を要することも多いため、練習の場があるのはありがたかったです。興味を持たれた方は、ぜひこれらのページを覗いてみてください。