相手を尊重・尊敬することと、自分を低い立場に置くことは、似ているようで全く異なります。

 

今日、私がやっていた間違いの一つに気がつきました。私は子供の頃、父との関係が、父>私にさせられていました。父の言うことは絶対。逆らったり刃向かってはいけない。けれど、自分は常に反抗をして、違うことは違うと父に主張していました。でも、そうすると私が正しくても頬を叩かれました。15歳のある日、勇気を出して父を叩き返した時にようやくそれは終わったけれど、私の中ではまだその時代の恐怖が残っていたようです。

 

(※↑こんな風に書くと衝撃的かも知れませんが、虐待されていた訳ではありません。父は、当時の世の中で主流だった昭和式のしつけを踏襲していただけで、決して悪い人ではないのです。むしろ、かなりの善人です。昔のことは謝ってくれたし、今では毎日ニコニコ暮らしています。)

 

もしかしたら、私は潜在意識下ではずっと男の人が怖かったのかも知れないと思いました。男性に対し、父を投影してしまう癖が時々出ていたのかも知れないと。自覚ができたため、戦うことからは降りられたようなのですが、怖れから、自分が相手より下に入ってしまうことがあったようです。私はそれを相手への尊敬や尊重だと思っていたのですが、客観的な目で見てみたら違っていました。

 

バランスが悪いものは次第に傾きが大きくなり、いつか崩れてしまいます。どちらかが我慢や無理をしている状態というのは、やはり不自然でつらくなってしまうものです。過去に起きた他の人との問題も、実は相手が私にひどいことをしたのではなく、私が無意識にそうさせていたのかも知れません。

 

でも、このことも、ちゃんと浮上して見えるようになった今、ここから改善できます。気づくって、本当に大切なことです黄色い花