日本は間違いを犯してしまった人に厳し過ぎる国だと、以前から感じていました。(それはルールを大切にしているからこそで、一長一短はありますが。)だから、今回も最初はそう思いました。既に猛省していることが明白な人に対し、追い打ちを掛けるようにキツイ言葉を浴びせる人々。

 

相手が絶対に反論できない状況を利用して、正しさを盾に批難するなんて、皆どれだけ毎日多くのことを我慢しているのだろう。この人が追い込まれて精神的に破綻してしまわないか予想しないのだろうか。事実は表に出ていることだけとは限らないのに。それに、悪いことをしたことがない人や誰かを傷つけたことのない人間なんて恐らく一人もいないはずなのに、なぜ自分を棚に上げて他の人をこんなに責められるのだろう。そんな風に、心の中でモヤモヤしていました。

 

でも、仲間がコメントする様子を見て理解したのです。この人は、その人への「愛」から あえて厳しいことを言っているのだって。そして、それ以外の全ての人々に対しての「愛」が込められていることも。被害者や同じような状況に遭ったことのある人、これにより迷惑を掛けてしまう人や悲しい気分にさせてしまう人、そういった皆を思いやる気持ちがそこにありました。

 

そう、責めている人々も同じなのでした。彼らの怒りは、大切な人達を守りたいという「愛」から派生したものだったのです。ある宇宙仲間が、数日前に私に伝えてくれていた言葉が頭に浮かびました。

 

「この世界は全て、愛と感謝からできているって知ってる?」