こんにちはsoraです。

かなり更新が途絶えてしまって本当に申し訳ありませんでした。

このworldも次でおしまいです。

自分ではこの終わり方がいまいちなのですが…

それでも、一度は書いてしまった作品です。

それを消して書き直したくないので…

読者の方々にはお詫びを申し上げておきたいと思います、

それでは次回の更新まで…
普段人と話すよりもずっと素直でいることができた気がした。
画面の奥のハルは…静かに呼吸しているのがわかった。

何かを悩むように…
ガラスに息の水滴がつかないようなひっそりとした呼吸の仕方だった。
そしてためらいがちにハルは返事を返してくれる。


 『そう…
  あなたが気付いたことは、私が考えていたことと同じよ、
  そして私があなたの闇に気付いた理由を言うべきなのも道理に叶っているわ
  …だから…
  あなたは私に許しを請う必要なんてないのよ…
  あなたが考えているほど…私は強くないわ…
  だってこういう手だてでないと私はあなたに何も言えないんだから、
  私がどれほど臆病なのか理解できたでしょう?
  そして、あなたが理解できたと言うことは
  …私があなたの闇に気付いたのと同じ理由だと思って欲しい…
  私のいっている意味を…あなたなら理解できるはずよ。』



そうしてハルは悲しい涙を流すようにそこへ留まってしまった。

だから僕は言ったんだ。


 『うん…ハルが言いたいことは何となく理解できたよ…、
  僕とハルは同じだったんだね、
  そしてハルは僕より気付く時期が遅かった…
  だから何人もの人を傷つけてしまった、、、そうだろう?

  だからなんだって言うんだ?!

  ハルは…ハルのような人をださないように僕に気付かせてくれたんだろう?
  この世の中で僕らが傷つけて来たような人が増えないように
  …キミは僕に言ってくれたんだろう?
  それだけで…
  十分じゃないか…
  何故キミはそんなにも苦しむんだ…
  どうしてキミは…悲しみにうちに生きてしまおうと思うんだ!!
  ハルは幸せになって良いんだよ
  …いや…僕がハルに幸せになって欲しいんだ…
  僕の声なんてハルには届かないんだろうか?…。』


そして僕は泣いてしまった。

画面の向こうでハルが泣いているから…僕も悲しくなってしまった。

世界中の人々が
こんなちっぽけな悩みを抱いて泣いている僕らをバカにするかも知れない。
でも…僕はそれでも良かった。

傷のなめあいだとバカにされたって…
お互いの気持ちが嫌だと思うほど理解できる相手に
…出逢えることが出来るのだろうか…。

僕らは日が昇っても泣き続けていた。

 『僕は…ハルに言われるまで大切だった彼女を守りたかったんだ、
  そうしないと僕は…
  何も出来ないような男にしか思えなくて…
  そして僕自身も彼女を守り続けていきたかったんだ、
 
  僕がどんなにひどいことをしていても許してくれた彼女を僕は守りたかったんだ…、
  でも、それは違ったんだんだよね、

  僕が守りたかったのは彼女なんかじゃないんだ…
 
  僕は「僕」を守りたかったんだ…

  そうしないと僕が可哀想じゃないか!
  僕は彼女を傷つけて…
  そして彼女と別れたんだから…僕が可哀想じゃないか!

  本当はこんな事を考えていたんだよね…、
  表面だけいい人ぶって人の痛みなんて理解しようとはしなかったんだ、

  だって僕はこの世界の誰よりもかわいそうなんだから…

  このまま生きていったら僕は同じ事を繰り返して、
  そして相手を守る振りをしてみんなを傷つけて
  そして、
  自分を守ろうとしていたと思うんだ…

  それをハルが気付かせてくれた、

  僕は初めハルはおかしい人なんだって想ったよ…

  だって僕が心の底から信じ込んでいた僕を責めるんだから…
  だけど…僕はまだ「それ」に気付いてはいなかったんだ

  …そしてハルからそういわれたとき、
  「それ」はもう隠せないと感じたんだ‥

  だってハルよりも誰よりも

  「僕」が
 
  その深層心理に興味を持ってしまったんだから…
  だから心は僕に隠したメッセージを投げかけたんだ…

  それが僕が見てきた夢と、

  心の奥で感じる違和感だと思う


  …ねぇ、ハル、


  キミはどうして僕に会った瞬間僕の汚い部分が分かってしまったの?

  僕の汚さは…誰にでも分かってしまう程色濃いものなのかい?

  結局僕は、
  僕の事しか気にできないように感じるかも知れない…

  でもね…
  僕はこの僕じゃない僕になりたいんだ…


  僕は…人の痛みが分かる僕になりたいんだ…

 
  だから…ハルの手を借りたい
  …それを許してはくれないだろうか?

  こんな事を聞く、浅はかな僕を許して…そして教えて欲しい。』


そして僕はキーボードを打つ手を止めた…。

夢の中で僕は走り続けていた。

走っても走っても僕は満足することができない。

これ以上進んでも…
何もないことを知りながら僕は走ることしか知らなかった。

この胸の痛みが、
心の傷だと気付くこともしないで、
僕はただ生き急ぐように走り続けていた。

息が出来ないほど走ってもそれでも、走ることをやめなかった。

いや。
走ることしか僕は知らなかったんだ。

そして僕の目の前に綿毛が飛んでいく。

綿毛を追い抜いてしまそうと走るの速度を速めても綿毛を抜くことは出来ない。

そして、綿毛から僕に近づいてきてくれた。
そっと頬を撫で…優しく囁かれたような気分になる。

立ち止まっても闇はもう追いかけては来ない。

僕の足が少しずつ速度をゆるめる。そして立ち止まって上を見てみる。
息をのむような真っ青な空が広がっていた。

そして僕は悟ったんだ。

(これが僕なんだ、)と。



目が覚めると僕が今まで見ていた夢の事を忘れてしまった。

でも…
何か心から欲しかった何かを僕はつかめた気がした。

そして僕とハルはまた出逢う時間になっていた。

昨日よりも世界が生きている気がした。

そして僕を取り残して先に進んでしまいそうな
…そんな焦燥感もなかった。

僕はハルに呼びかける。


『ハル…?もう来ているかい?』


少しの時間がたった。

でもそれは木の葉が地面に落ちていくような…
そんなゆっくりだけど早い時間だった。


『おかえりなさい、あなたの場所に…。』


そして僕は涙を流してしまった。

そうだ…僕はこの場所に戻ってきたかったんだ。
そこがどこなのか分からない…でも心が

(そうだ!ここに戻ってきたかったんだ!)

そう叫び声をあげているように感じた。


『ハル…
 僕はここに戻ってきたかったんだ…
 自分の事を何も分からないで、さまよっている世界ではなくて…

 僕が僕であるこの世界に…。』


ハルが画面の向こうで笑顔を向けているような気がした。

そして僕は話を続けた。
どうも…soraです(^^)
なんだか、少しずつですがみなさんが読みに来てくださって嬉しい限りです♪

worldはまだ、少し続きますので…。
今後ともよろしくお願いしますm(__)m
『私のことは考えなくてもいいのよ、つい言ってしまっただけ、

 ねぇ…空が綺麗よ、

 きっとあなたは同じ空を見ているはず…そんな気がするの…
 私達は今出逢った同士じゃないみたいね…、

 …ゆっくり、考えて、
 私が答えを言ってしまったら意味がないの、
 でも私はあなたに気がついて欲しい…だから…お願い。』


ハルの言葉が優しく響いた気がした。

空を見上げる。本当に綺麗な空だった。

何にも例えようがないくらいの色をした空が僕の上にあった。
僕もきっと彼女がこの空の下にいるのだとわかった気がした。

彼女が言った「お願い」は儚くて…。
文字から伝わって彼女まで消してしまいそうな力も持っているように見えた。

僕は時間をかけて何かに気付くことにした。ハルに返信をする。


『わかった、
 時間をかけてでも僕は気付いてみせるよ、

 だから待っていて、

 わかったら僕はまたここに戻ってくる…ハルがいるこの場所に…。』


画面の向こうでうなずいているハルの姿が見えた気がした。

それから僕は昼食を作り始めた。

それ程時間がたっていたのだ。
さすがにお腹がすいた僕は自分で作り始めた。その間も僕は考えていた。

(どうしたら…どうしたら…どうしたら…。)

いつの間にか僕は自分を追いつめていった。
逃げ場がなくなった僕の本当の気持ちは少しずつ姿を現そうとしていた。

でも…それは僕の前に出ることを嫌がった。

かたくなに拒否されればされるほど…
僕は知りたい気持ちを抑えられなかった。

逃げ場がない僕にまた睡魔が襲ってきた。いすに座りそして外を眺める。

(きっとこの風景をハルも見ている。)

そう思った。

そして僕は夢の世界へと消えていった。
夢の中は布団にくるまれているような優しい暖かさだった。

そしてあの子がいた、僕を見て笑ってくれている。
あの笑顔…

(今、君はどこに行ったの?)

涙が溢れた。

自分しか守り抜かなかった僕自身を僕は怒りで押しつぶすしかなかった。
そして夢の中の彼女さえも消えてしまった僕は孤独になる。

そして誰かがいる…暗闇の中に誰かいる。

手を差し伸べる。

でも冷たい手に僕は驚いて手を引いてしまう。


そしてその人がしゃべった…

(何も心配しないで大丈夫、
 私はあなたを知っている、あなただってそうでしょ?)


彼女の顔が見えそうになった瞬間、僕は夢から覚めた。
目ぼけた僕の横では携帯がなっていた。

そして、その隣にはコンピューターがまだ動き続けていた。

携帯の受話器を上げる…そして聞こえてきたのは友達の声だった。

 「ねぇ、あの子の彼氏ってあんたじゃなかったっけ?」

僕ののどからは冷静に声が出ていた…

 「別れたんだ、どうして?」

そして受話器越しに言われる、

 「そうなんだ、あの子が男と歩いていたから…浮気してるのかと思ってさ。」

そう…と言って、
僕はそして電話をおいた。

深呼吸をする…前ほど胸は痛まなかった。

そうか…そうなのか…彼女は彼女の幸せな生活を送っている、
僕がいない方が幸せになれる生活を…。


夕焼けになっていた外の景色は僕の涙もオレンジに染めた。
僕は涙を流しながら彼女の幸せを祈った。

僕よりも幸せになるようにと…。

そして僕はハルのいた部屋を覗いた。
他の人が何人かいたけれど…ハルは話にはいっていなかった。

そして僕を待っていた。

静かな呼吸が僕には聞こえる。


『ハル…待たせてごめん、帰ってきたよ。』


そして彼女から返事が来た。


『もっとゆっくりしていても良かったのに
 …私はいつまででも待っていたのに…。』


彼女が含み笑いしているような気がした。僕より精神年齢が上の女性。


『僕にとっては何日も過ごしていたような長い時間だったよ、
 大丈夫…何となく気がついたんだ。』


そしてハルは優しく言った。


『そっか…私に話す?
 それとも自分の胸にとどめておく?
 
 きっと認めたくないことでしょうから…。』


彼女のおかげで僕は気付けたんだ…
そして彼女がいてくれたから僕は今の僕になれた気がした。

そして僕は自然にそういった。


『ハルに聞いて欲しい…ハルでないとイヤなんだ。』


本心だった…。


『ハルには僕の醜いところも聞いて欲しい、
 知って欲しい。

 だから僕はハルに聞いて欲しい。』


ハルからの返事はこうだった。


『分かったわ…
 じゃぁ…私達が初めて出逢った時間に待ってる。』


そしてハルはこの画面の中から消えてしまった。
その瞬間、僕はこんなにもつまらないものだったのだろうかと思ってしまった。

ここはハルがいないとこんなにも魅力のない場所だったんだ。

そして、僕も画面を閉じた。
それからの時間は永遠に続くかのように長かった。

長い夜はきらめく星を連れてやってきた。
何億光年も向こうにある世界。…。
僕は今までそんな遠い世界に消えていたんだ。
僕は外の街を歩きながら微かにきらめく星を見ていた。

(眠らない街…それが今僕がいる街。)

ハルも今…あの星を見ているような気がしていた。

少しだけ赤く輝くマーズ。

いくら歩いても僕とハルが出逢った時間にはたどり着くことが出来なかった。

時間がとまり…
この騒がしい闇は永遠にこの世界を支配し続けるのだと感じた…。
僕の心はいつでも一人だった…でも、今は違う。

見ず知らずの僕を理解してくれるハルがいる。
どこかで生き続けているハルがいる。
例えどんな人でも…僕はハルを大切に思う。

自分の部屋に帰り、部屋の明かりを消す。
そして僕は浅くてひろい眠りの中に落ちていった。




僕は今までたまっていた全てを吐き出すかのように話し始めた。


『日常の中で過ごしてきた僕たちには終わりなんてないと思っていた、
 僕がどこに行こうとその子はここにいて、
 その子がどこかに行ってるときは僕がここにいるのだと本当に信じていた、
 僕だけじゃない、
 その子だってそう思っていると僕は信じ込んでいた…、
 だから僕は誰よりも自由な気がした、

 他の人が持っていない安心感を僕はもう持っている、
 だから誰よりも自由で安心していられるのだと思い込んでいた、
 その子も僕に対して何も言わなかった、
 僕らが一緒に過ごす時間がちょっとずつ少なくなっているのも気付いているのに
 その子は何も言わなかった、

 だから僕はもっと勘違いをしたんだ…
 その子は僕の全てを受け入れてくれて
 いつまでも僕を待っていてくれるつもりなんだ…!と…。』


僕は夢中でコンピューターに向かっていることを初めて知った。
僕が起きてからもう1時間以上たっている。外は明るくなり始め、
人が起き始めているような気配を感じた。

それでもハルは画面の向こうで待っていてくれる気がした。

急いでコーヒーを入れた。
ブラックコーヒーよりもシュガーを入れたコーヒーにする。
自分が何をしているのかを冷静に判断できるように…。僕はまたコンピューターに向かう。

僕がした過ちを彼女に聞いて欲しくて…。


『ごめん、突然打つのをやめてしまって…話の続きをさせてもらうよ…、
 
 僕は勘違いをしたまま彼女に接していた、
 その子はいつでも笑顔だった、
 その笑顔が大好きで僕はいつでもその子を笑わせようとしていた、
 本当にその子の笑顔が見たかったのか…
 自分がしていることの罪悪感からなのかもうわからないほど
 僕の感覚は麻痺していった、
 僕はその子の他に何人もの「好きな人」を作っていた、
 どんな関係だったのかというと普通のカップル同士と同じ付き合い方…
 それを彼女に話していた、僕は残酷な人間だった…
 そんな自分に気がついたのはその子を失ってからだった…、
 僕はいつまでもその子に甘えている赤ん坊のような者だったんだ、
 そして最悪の事態を引き起こしてしまった…

 その子以外の子との間に子供ができてしまった…

 僕はその子への裏切りを後悔する前に、
 自分の身をどうやって守ろうか考えてしまった、
 自分が作ってしまった子よりもその子よりも僕は自分が1番大切だった、
 子供ができた好きな子にはお金だけを渡して
 僕は、何事もなかったかのように生活をしていた、
 最初の頃はその子に子供ができておろしたなんて話はしなかった、
 それでもいつかはばれてしまうもので…その子にばれてしまった、
 でも僕は謝れば済むと思っていたまた元通りの僕らに戻れると信じ込んでいた、
 所詮…自分の甘さを知るだけだった…、
 その子は僕にさようならを告げて僕の前から姿を消した…
 僕は…本当に大切だったその子をなくてしてからどうしようもなくなってしまった、
 それからも何人かと付き合った…
 でも自分が好きになったせいで相手が傷つくことが怖くなった…
 だから僕は僕の人への気持ちを隠すために逃げ道を作った…
 最初は心地よく受け入れてくれたのに
 いつの間にか自分で作った逃げ道からさえも拒絶されるようになった…
 
 それが今日、
 
 これが僕とその子の話だよ。』


言葉を選びながら話していたせいか…日は昇り僕の部屋を明るく照らしていた。

眩しい朝日…僕がめまいを起こしたあの光に怖いほど似ていた。

そして彼女から短い返信が来る。


『…その子の話は分かった、
 でも君は逃げ道の本当に意味を分かっていないと思う。』


僕はハルの言葉に首を傾げるしかなかった。

僕の心の中にこれ以上の理由があるのだろうか?僕はずっと考えてきた。
どうして、僕は自分で世界を作ってしまったのだろう?と…。
僕の考えを根底から覆す。ハルの言葉には透明な自信があった。


『これは僕なりに考えてきた…そしてこの答えが出たんだ、
 これが僕が作った世界の理由でなければ、僕はもう何もわからない。』

そう返信をした。

ハルのそのどこからか湧き出てくる自信が僕を妙に苛立たせた。
どうして僕のことをわかるんだ…。

ハルからの返信はこうだった。


『君は自分のことを解っているつもりなだけ…
 全てを受け入れなくちゃ、君はいつまでたっても君のままよ、
 どうして、どうして君は…逃げたくなったの?
 傷つける?誰が?
 よく考えてみて…もう一度自分を確かめて…。』


何が言いたいのかを僕は理解できなかった。

そうしてそんな風に彼女は言うのだろう?
僕が僕をわかっていない?
ハルはまるで僕の全てを…心の汚さまで知っているようだった。

(…心の汚さ?)

どうしてこの言葉が出てきたのかがわからない。
僕がその子を傷つけたことが汚さ?

…いや、きっと違う。ハルはこのことを言おうとしたんだ。

でもなんだろう?

ただ何かが心の奥底に引っかかって取れない。
言葉も出てこない。

(…どうすればいい?)

困っているとハルが言葉を贈ってきた。


『大丈夫、何もあせらなくていいのよ、
 もちろん怖がらなくてもいいの…自分に素直になって欲しいだけ、
 あなたは私に気付いてくれた、
 だから私はわかったの…同じ傷を持っている人だ、って…。』


僕は言葉を失った。

どうしてそこまでわかるのだろう?僕はただハルを見つけただけだ。

ハルが怖いと思った。

でもハルへの何かが動き出していることも感じ取っていた。
僕と同じハル。僕はハルと同じ…。

画面の向こうにも…
僕が作ったものより巨大なものに押しつぶされそうだったハル。

だけど…もう立場が逆転していた。

ハルの優しい言葉は続く…。

   『…今のあなたは自分だけの逃げる世界を作っているわよね?
                 どうしてそれを作ることになったの?』


…彼女からの質問は的をえすぎて僕は…僕の心臓が固まった。
手足がゆっくりと冷えていくのがわかる…。

瞬間的に彼女を怖いと感じた。

それは暗闇の中を導こうとする薄明かりのような怖さ…。
僕は、自分の言葉を精一杯探した。そして彼女に言う。


   『僕には…好きな人がいたんだ。
    そして、僕は彼女を失ってしまった。
    でもそれが逃げ道を作る本当の原因なのか…僕には分からない。』


それを返すだけで僕は大変な労力を使ってしまった。

突然眠気が襲ってくる。

でも、僕の心がそれを許しはしなかった。彼女からの返信はこうだった。


   『それだけでは私もわからない、あなたに助言をしようなんて気はないから…
                             その彼女のことを話して。』


その言葉に自分が操られているのがわかった。

でも僕の頭はそれを理解できない。
だから彼女の言った言葉に素直に反応してしまう。

きっと彼女は心の中で笑っているはずだ。

  なんて簡単な子なの…と。

僕は、彼女に言われるがままに話をし出した。


   『僕には…ずっと一緒にいた子がいたんだ、
    その子は小さい頃から一緒だった訳ではない…
    けど、ずっと一緒に生きてきたかのようにその子と一緒にいると安心できた、
    その子と僕はいつの間にか男と女になっていて…
    どちらが最初に恋をしたのかなんてわからないくらい、
    普通の日常の中で僕らは動いていた。』


ここまで一気に話して僕は話をやめた。

それは彼女が本当に聞いているのかを確かめたかったから…。
僕が話をやめても彼女は返信をしてこようとはしなかった。

それでも僕が初め彼女に気づいたときのように
画面の向こうから寝息ではない呼吸が確かに感じられた‥。
だから僕は安心して話を続けようとした。そうすると彼女から返信が来た。


   『私はあなたに何も言う権利なんてないけれど、あなたの話はずっと聞いている、
    だから止まらないで…感じたことを書き記していって。』


そういわれて僕の心から緊張という糸が音を立てて切れた。















こんばんは☆soraです♪♪
もう…今年も終わってしまいますね(=_=;

インフルエンザが流行り始めてるらしいので…みなさんお気をつけてm(_ _)m
彼女はいったい今何をしていたのだろうか…?
追い出した彼女の思いではあまりに大きい存在過ぎて
彼女は潰されてしまう寸前だったのではないだろうか?
だから僕は彼女が起きていると思ったのではないのか…
死んでしまいそうな者の呼吸は生きている者の誰よりも力強い者だから…。
そして返信をした。


  『僕が君を救った?本当にそうなのかな?僕は君に引き寄せられただけだよ。』


画面の向こうで彼女が笑っているような気がした。
…口の上手い子ね…と。返信はすぐに来た。まだ日が昇りそうな気配さえない。


  『そうなの…私もあなたが来るからここに来てしまったのかも知れない、
   私達はきっと出逢う運命だったのね…。』


そう彼女が言ったとき、僕は変な感覚に陥った。

なんと言ったらいいのか…でも確かに彼女のことを僕は知っている。
誰だろう?僕に近かった何者かだ。
でもそんなこと彼女に聞けるわけがなかった。
きっと彼女は僕が誰だか知っているだろうから…。

僕と彼女の間に暗黙の了解がいつの間にかできていた。
たった何回かのやりとりで彼女は僕の心の中にスルリと入り込んできた。

だけれど僕が彼女の中に入り込むことはできそうになかった。そして彼女に返信を返す。


  『そうかも知れない、だって僕とあなたは何かで繋がっているのだろうから…
   僕の話を聞いて欲しい…だめかな?』


送信をクリックした瞬間僕は後悔した。

どうして僕は彼女にそんなことを言ってしまったんだろう?
僕が知っているかも知れない人なら尚更言うべきではないのに。そして彼女から返事が来る。


  『何時間でも付き合うわ、あなたが話したいことを話して…何も隠してはダメ。
   私はあなたの嘘ぐらいすぐにわかる。』


大人の女性を感じさせるような命令形の文章を僕は眺めるしかなかった。
自分から言ったものの何を話したらいいのかもわからない。
僕は返信する言葉を完全に失ってしまった。そうすると彼女から新しく言葉が来た。


  『困っているんでしょう?だから私が言葉を引き出すから…素直に答えて…。』


そしてやっと僕は言葉を発する。


  『わかった、自分の言葉がみつけられるようになったらちゃんと一人で話す、
   だから…少しの間だけ手伝って欲しい。』


これ以上の言葉は出てこなかった。今の僕の精一杯の言葉の固まり…。

そうして彼女からの返信を待っていた。もうすぐ日が昇りそうになってきた。
東の空が微かに色づき始める。そして彼女からの手助けが始まった。














どうも……なんだかかなり久しぶりです!マジで!!
なかなか話が進みませんね(-_-;

文章の書き方をちょっとかえてみようかな?
どうしてこんな時間に起きているの?


と…返事はすぐには来なかった。
「ハル」が驚いていることは僕にも理解できた。
自分が起きているのかさえわからない画面の向こうから知らない奴がそんな質問をしたら逃げるのが普通だ。

でもハルは普通じゃなかった。


…君は…なんで起こされたの?私は…想い出から追い出されてしまって一人になりたくなかったの。


そんな返事を返してきたハルが何かを抱えていると思うのは普通のことのように思えた。だから返したんだ。


僕も…想い出から…いや、夢と言うのかな?追い出されたんだ、だから落ち着かなくて、ここに来た。


それからの返事はさっきより更に待たされた。
それでもこの世の中に僕一人が自分から追い出されたのではないと知ると…僕は安心してしまった。そしてハルからの返信はこうだった。


きっと…あなたも一人でいられないのよ、きっと淋しくて怖かったのね…私で良ければ全て聞くわ…、私はあなたが話しかけてくれただけで救われたのだから。


その言葉が妙に気にかかった。















どうも!soraです♪♪
最近はブログの更新をサボりまくりです!!汗

あぁ~…worldも上手くかけないなぁ(=_=;
文章力つけてから挑めば良かったのかも知れない……(^^;

今更、ちょっと後悔してもダメですね!

次回もまたよろしくお願いします!!