古今東西 かんちゃん編パート4
タカラヅカに魅せられ突き放され、それでも舞台に生きることを決意したかんちゃんも大学生。
すっかりダンス漬けの日々を送ることになります。
何しろかんちゃん、入学当時は一番へたっぴでしたから。。。
その頃の生活といったら、
AM6：00 バイト開始
その後登校し、授業&レッスン
その後スタジオにてレッスン
AM12：00 やっとこさ帰宅
AM2：00 就寝
AM5：00 起床
はやっ！
人ごとながら恐ろしい生活です。よく怪我しなかったね、かんちゃん。
大学と並行してミュージカルスクールにも通い、歌や芝居も勉強しました。
受講料を払う為に一生懸命バイトしたものです。
夏休み、手っ取り早く稼いじゃおうと、プールの監視員のお仕事もやりました。
あゝ、色黒の美学。
日に焼けようがなにしようが、今はとにかく上手くなりたい。
技術を身につけたい。
一にダンス。二にダンス。
でもまずは『身体が第一』です。
目の回るような生活を送っていても、かんちゃん身体には十分に気を遣っていました。
身体は絶対に冷やさない。
冬なんて、いつ「アラスカへ出張」といわれても大丈夫なくらいの装備。
身体が歪まないように当然リュック。
そんな家出中のミノムシのような姿で張り切って出掛けるかんちゃんの背中に、中学生の妹は優しく声をかけます。
「、、、ヤバくね？」
ヤバくありません。
舞台を志す人の美しい姿です。
飲み会行かなくたって、合コン行かなくたって、ダンスをしてたら平気なの。
周りはコンクールで入賞してるような子ばかり。
ビジュアル系追っかけて浮かれてたころ、みんなは血を滲ませて練習してたんだ。
いっぱいいっぱい練習しなきゃ。
臥薪嘗胆。
成功する為に苦労に耐える、の意。
いっぱい練習しました。
たまに情熱のタカラヅカを観てカツを入れたりして。
「いつか私も舞台に立つぞ」って。
履いたことのなかったトゥシューズもデビューしました。
嬉しくなって家で履いてて階段からダイブして、お尻を肉離れしたりもしました。
内緒ですが今でもお尻、３つに割れています。
小さな頃からまっすぐに育ったかんちゃんは、そのまままっすぐ突っ走りました。
そして、あっという間に四年が経ちます。
卒業する頃友達に言われました。
四年間で一番上手くなったのはかんちゃんだ。
この頃になると頑張ってきた成果が少しづつ『お仕事』になって返ってくるようになりました。
初仕事は忘れもしません。
大晦日、浦安某テーマパークのパレード！
極寒だったけど、嬉しかったぁ♪
幼い頃から厳しいレッスンに明け暮れていた友達は卒業と同時に踊りから離れていったりもしました。
でも幼い頃から元気いっぱい楽しく踊らせてもらってきたかんちゃんは、ノビシロたっぷり。
もっともっと踊りたい。
まだまだ情熱が消える事はありません！
可愛かった真っ黒な腕。
今では完全に、肉体美の境地です♪
☆★続く☆★
次回かんちゃん編最終回！
twinkle☆danceは
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