今からちょうど12年前。
2月17日~2月18日は、毎年フラッシュバックする程の強烈な時間を過ごすことになる。
最愛の…最愛の母を『大動脈解離』で亡くした。
13回忌を期に、1つの区切りとして記事にしてみようと思う。
あの日、
出勤する私を見送る際に、「なんか風邪気味だわぁ~」なんていう母。
ランチタイムにメールを見ると「インフルエンザだって言われちゃったぁ。
明日のお命日の準備は済ませてあるよ。何とか頑張ってお墓掃除とお花も入れてきた」
そんな内容が書かれていた。
インフルエンザでしんどいのに、毎月のお命日のお仏壇やお墓回りの準備なんかせんと、寝て休んどいたらいいのにー!!!なんて少々腹を立てる勢いで思いながら、
「定時にダッシュで帰るから、今夜のお夕飯のお仕度心配せずに、休んでおいてください」
そんな返事を送ったなぁ。
お仕事を宣言通り定時きっかりに終えて、急ぎ帰宅。
母は、なんだか所在がないという。
そりゃインフルエンザじゃ仕方ないでしょ・・・
そう言って軽くあしらうように、いったん一階へと降りた。
父と兄の夕食の支度をしつつ、
おかいさんなら食べられるかも…というのでおかゆを母に作る。
ほんのひと口…がなかなか喉を通らない。
息がしにくいような苦しいような…やっぱり所在がない。
自分のカラダであって自分のカラダではないような…
ブツブツと話す母に、少々イラつきを覚えた心の狭い私がいた。
「自分のペースでいいから。今食べへんねやったら私は下に降りとくね。
帰ってきたら二人にご飯食べて貰わなあかんから…
そういって、二階から降りてまずは帰宅してきた兄にご飯を食べて貰った。
仕事で疲れていたとはいえ、しんどい人を目の前に、もっと余裕をもって接して欲しかったと
当時の自分に言いたい…
当時のあまりに子どもな完璧主義の私。
続く