●素材別 下地処理の方法と描き方【トールペイント】
トールペイントは、主に木で出来た素材に色を塗って絵を描きます。
でも、実はどんな素材にも色を塗って絵を描くことが出来るんです。
今回は身近にある様々な素材に描くときに、私がしている方法を簡単にご紹介しますね!
①ティン(缶)や、ブリキ、プラスチックなどのツルツルした素材に描く時
サンドペーパーで表面に傷をつけてから、シーラーを塗ります。
サンディングをするのは、滑りやすい表面に引っかかりを作るためです。
そのあとは木に描く時と同じ手順ですが、素材に塗った絵の具は、傷がつくと剥がれやすいので注意してくださいね
②ガラスに描く時
ティンと同じで表面がツルツルしている「ガラス」に描く時の下地剤は、オールパーパスシーラーでも大丈夫ですが、ガラス専用のシーラーもあります。
定着させるために下地剤を塗って、一週間ぐらい乾かすと良いですね。
専用の絵の具もありますが、いつも使っているアクリル絵の具でも描けますよ
③布に描く時
テキスタイルメディウムなどの溶剤をお水代わりに筆に含ませて描きます。
布用のメディウム(溶剤)は、メーカーによって名前が違いますが、使い方はほぼ同じです。
しっかりと布に絵の具を押し込むようにして描くと描きやすいですが、裏に絵の具が滲みやすいので、必ず厚紙などを下に敷いて塗りましょう。
布用の専用絵の具もありますよ
注):アクリル絵の具は、布につくと取れにくいので、作業中、洋服などにつかないように注意しましょう(^^)
完成した作品は、洗濯もOKですが、私は念のため、ネットに入れて手洗いモードで洗っています
④合皮や、ナイロン素材に描く時
そのままアクリル絵の具で色を塗っても大丈夫ですが、私はシーラーをお水代わりに使って描いています。
少しツヤ感が出ますが、定着が良くなると思います。
仕上げは絵を描いた部分にニスを塗りますが、塗りあとがつかないように注意しましょう。
スプレーニスを使っても良いですね!
傘などに描いても、意外ととれないんですよ
素材が違うと、勝手が違うので「塗りにくい…」と感じる事もありますが、コツが分かるといろんなものに描いてみたくなりますよ(^^)
その他、テラコッタや、植木鉢、革製品…などなどあらゆる素材に色を塗って楽しむことが出来るんです!
身の回りのいろいろな物にちょこっとペイントしてみると楽しいですよ