~春 桜の木の下で~
-寂しくなんかない。
自分ひとりだけの
この校舎で、
私は今
笑顔の中に隠れた
涙を
見つめていた-。
桃色の花が視界いっぱいに舞うこの季節。晴れて私は中学生となった。
大人になったような、まだ子供でいたいような、そんな気持ちを抱えて。
私の中学校は、ひと学年160人。そのうちの100人は、同じ小学校から
エスカレート式で入学し、残りの60人は県内全域から受験してきた子達だ。
県内でもこの学校の人気はトップクラスで、年々倍率は上がるばかり。
そんな難関を突破してきたことたちに比べ、小学校から上がってきた生徒
たちは全く競争心がなく、勉強も出来る子と出来ない子の差が激しい。
私もその100人のうちの一人だが、勉強は・・・出来るほう。
というかなぜこの学校がここまで人気なのかが分からない。
私の新しい第二の我が家は、1年3組になった。担任も新任らしく、
自己紹介の時に声がうわずり、生徒に笑われ、真っ赤になっていた。
このクラスに和輝はいない。初詣の時にだって、
「一緒のクラスにして!」ってあんなに頼んだのに。
神様はきれいさっぱり無視してくれたみたい。
まぁ、ナナと一緒のクラスにはなれたけどね。
始業式の日は始業式だけにしてくれたらいいのに、その日のうちに
学級委員と各種委員を決めるらしい。
まだ名前も覚えてない担任が、黒板に委員会のプレートを貼っていく。
ふと顔を上げると、ナナがこっちを向いていた。
「学習委員がいい!!」と口ぱくで言う。
「はいはい;;」と返すと、満足そうに顔を戻した。
ラッキーなことに(私は別にそうでもないけど)学習委員は女子には
人気がなかったらしく、何のいざこざもなくすんなりとなることができた。
ただ男子の方は人気らしく、初対面と思わせないくらい元気に
じゃんけんをしている。
無事全部の委員会が決まり、今度は委員会ごとで役割を決めることになった。
-寂しくなんかない。
自分ひとりだけの
この校舎で、
私は今
笑顔の中に隠れた
涙を
見つめていた-。
桃色の花が視界いっぱいに舞うこの季節。晴れて私は中学生となった。
大人になったような、まだ子供でいたいような、そんな気持ちを抱えて。
私の中学校は、ひと学年160人。そのうちの100人は、同じ小学校から
エスカレート式で入学し、残りの60人は県内全域から受験してきた子達だ。
県内でもこの学校の人気はトップクラスで、年々倍率は上がるばかり。
そんな難関を突破してきたことたちに比べ、小学校から上がってきた生徒
たちは全く競争心がなく、勉強も出来る子と出来ない子の差が激しい。
私もその100人のうちの一人だが、勉強は・・・出来るほう。
というかなぜこの学校がここまで人気なのかが分からない。
私の新しい第二の我が家は、1年3組になった。担任も新任らしく、
自己紹介の時に声がうわずり、生徒に笑われ、真っ赤になっていた。
このクラスに和輝はいない。初詣の時にだって、
「一緒のクラスにして!」ってあんなに頼んだのに。
神様はきれいさっぱり無視してくれたみたい。
まぁ、ナナと一緒のクラスにはなれたけどね。
始業式の日は始業式だけにしてくれたらいいのに、その日のうちに
学級委員と各種委員を決めるらしい。
まだ名前も覚えてない担任が、黒板に委員会のプレートを貼っていく。
ふと顔を上げると、ナナがこっちを向いていた。
「学習委員がいい!!」と口ぱくで言う。
「はいはい;;」と返すと、満足そうに顔を戻した。
ラッキーなことに(私は別にそうでもないけど)学習委員は女子には
人気がなかったらしく、何のいざこざもなくすんなりとなることができた。
ただ男子の方は人気らしく、初対面と思わせないくらい元気に
じゃんけんをしている。
無事全部の委員会が決まり、今度は委員会ごとで役割を決めることになった。





