今回は自分で仕様している工具
パナソニックの掃除機。モデルチェンジ前のちょっと古い機種です。
フロアクリーナーのEZ3744他このシリーズと構造は同じと思います。
症状は2段運転のうち、弱運転でしか稼働しません。
強運転にしても弱運転のままです。
症状からしてモーターまでの供給電圧の問題が考えられます。
電圧自体は生じているため、コントロールユニットではなさそうです。
となるとスイッチ又は2段電圧制御する何らかの素子の不良と思われます。
大方スイッチだと思うのでまずスイッチから調査。
ちょっとスポットがもげかかっていますが、導通はしてそうです。
OFF-ON-ONの2系統スイッチでした。
ドリル等の多段変速ではPWM制御により回転制御していますが、今回はリニア制御に近いものでした。
接点の導通試験では、負荷側を開放しなければブラシを介して閉ループが形成されて試験できないので
とりあえず見てみました。
接点部分が若干黒化しています。原因かは不明ですがとりあえず除去してみます。
綺麗にして、組み立ててみたところ動作良好。どうやら接点不良だったようです。
案外内部は綺麗だったので今回はハウジングクリーニングは省略。
スイッチ交換しても3000円程度ですが、とりあえずこれでまだ使えそうです。