今回手に入れたのはこちら
Panasonic製のスティックインパクトドライバー EZ7521です。
7.2Vスティック型はmakitaが販売していましたが、数年前からPanasonicも発売しました。
3.6Vドリルでは物足りないビス打ち作業や、作業速度の遅さが改善されます。
症状は
1.曲げたり伸ばしたりすることでモーター自体が不動となることがある
2.先端と下部に装備されたLEDがどちらも点灯しない
という2点です。
比較的単純な現象なので、なんとなく予想できるのは
1.電源~スイッチ間の配線が断線しかかっている又はコネクターが外れかかっている
2.(1)メイン基板との接続部分の断線
(2)間接部分での断線
(3)LED基盤そのものの破損
ということで開けてみます
内部構造はEZ7411とほぼ同じです。
この曲げ伸ばし動作で接触が悪くなるということは赤と黒の線のどこかの可能性が高いです
導通試験してみたところ黒線が断線していることがわかりました。
手触りでプニプニしているところを探してカッターの刃を入れてみると無事銅線が切れていました。
アセンブリ交換してもいいのですが、お金がもったいないので半田接続し、絶縁処理します。
完了
次にLED不点調査です。
このモデル、以前仕事仲間が使用していて、実は同じ状況になったと聞いたことがありました。
案外定番修理なのかもしれません。
先ほどと同じようにLED基盤~コネクターの間で導通試験したところ、断線していることがわかりましたので
ただ、次は線が細いこともあり、触ってみるも断線と思われる部位が見つからず・・・
ダメもとでコネクター根本と信じてばらしていきます
コネクタをばらしたら、カッターで断線疑惑コードを向いてみると、またもや内部断線を確認
半田直付けしてもよいのですが、メイン基板のピッチがかなり狭く、ブリッジしそうなので
コネクター再取り付け路線にします。
↑まず被覆を必要長さ分ストリップし、半田を流して固定します
↑慎重にコネクター奥まで差し込み
↑カシメが不安なので念のためホットボンドで付け根を固定しておきます
これにて完了。バッテリーさして確認したところ、無事点灯を確認。
せっかくなのでバラして清掃してから復旧します。
何気このLED、天井内や上下作業で穴の位置を知らせたりするのに使えます。
というか暗くても割と歩けるぐらいには明るいです。
というわけでクソケチりにて0円で何とか感動品になりました
意地でも修理したいという誰かの参考になれば。