明日は近所の山でも登ろうかな。
って、聞こえてきたので
明日休みなんですか?って訊いて
わたしは夕方から○○に行きます。って言った。

じゃ、一緒に山登りに行けるじゃないですか。
って返ってきた。

きっとね、会話にはいくつもの分かれ道があって
このセリフにこう返したらこうなるよね。って方程式みたいなのがあると思う。

この場合、「夕方から」は余計だ。
夕方まで空いてるのを強調しているから。


そうやって、道を踏み外したり
過ちをおかしたりしてきた。
(間違えてばっかりやな!)

面白がって
ゲームみたいに
純粋な感情もなく。


「一緒に」がついてきたのは初めてだ。
1回はヘラヘラ聞き流す。
で、別の話に移行する。
それでもまだ言って来たら、相手はマヂだ。

山の話に戻して、それぞれの山の特徴を話し出す。
こんなに簡単に落ちる。
落ちなかったのはやっぱりわたしに興味がなかったからだ。

滝に行きたいんですよねー。
とか、言ってしまった。
これはこの機会じゃなくて本当の話。
今言うべきじゃない。
滝もありますよ、ってなるから。


ここで具体的な会話をしてはいけない。
実現してしまうから。

コピー機の前で背中を向けて会話を続けて、氣配を伺う。
強引に実現させる人は約束の話にもって行く。
向こうも様子を伺っていたら、これはジャブだ。
次回への手応えを測っている。

一緒に山?は?なんで?とか
興味ないんで。とか
馬鹿にして突き放すように言ったら一回で終わる。

えー、初心者でも登れますか?とか
置いていかれそう!とか言ったら火をつけてしまうだろう。


深い話や人柄が滲み出る話をした後は注意しなくては。
好きなものを共有したくなるもんだ。
言葉にならない何かに、理解を示してしまった後も要注意。


何の話だコレ
ていうか、もう朝…