夜更けに夫がNICUで撮った赤ちゃんの写真を
送ってくれた
保育器の中で丸まる我が子たちは
赤くて小さくて骨と皮だけの痩せっぽちで
たくさん管がついていた。
健気で本当に良く頑張っていて、愛しい
でも正直、手離しで可愛いとは喜べなかった
覚悟はしていたつもりだったけれど、
我が子がと思うとやっぱりショックはある
私は事前に早産について調べていて
出てきた赤ちゃんがどんな状態になるかって
想像はしていたけれど
きっと夫は初めて目の当たりにして
私以上にショックを受けてるんじゃないかな...
両親にも、痛々しいって思われたくなくて
赤ちゃんの写真を送る勇気が出ない
実際に見たらどれくらい小さいのかな。
これからちゃんと育ってくれるのかな?
この管が全部外れる日は来るんだろうか。
よく聞く「72時間の壁」の話とかは
何もされなくて、情報は
「今のところ後遺症はない」ってだけ。
(これは夫が悪いかもしれないけど)
もし障害が残ったら、
どういう風に暮らしていくことになるんだろう。
上の子の生活も今とは全然違う形になるだろう。
いま考えてもしょうがないけれど、
不安で不安で仕方ない
でもその不安を口に出してはいけないような
何があっても私だけは、可愛いねって
喜んであげなきゃいけないような
気持ちがぐちゃぐちゃだ
B先生が大切に持って帰った私達の胎盤は
さっそく病理診断されたらしい
それによると、
ベビワンとベビツーの胎盤占有面積は
なんと9:1だったそうだ
ミルクテストと言って、
片方の最大動脈からミルクを注入して色をつけることで
診断するそう💡
臍の緒をもらって、涙が出た
ベビツーの臍の緒は靴紐みたいに細くて
ベビワンの臍の緒はその4倍ほどの太さだった。
ベビツーの臍の緒は細過ぎて、
観察中にブチブチと千切れてしまったらしい
こんなに細い臍の緒で
よくここまで大きくなった。
逆にベビワンは臍の緒がこんなに太くなるほど
多くの血流を受け止めてよくここまで耐えた。
ここまで持ちこたえたのが奇跡的で
先生が悪化の兆候を見逃さず
リミットを判断してくださったおかげで
一番いい状態で出産できたと思う
早産に至った根本的原因はベビツーの
臍帯辺縁付着(臍の緒が胎盤の端についてしまう)で
これについては運が悪かった、に尽きるかな。
私も赤ちゃんも悪くない、ただ臍の緒が
運悪く胎盤の端に不時着しただけ✈️
私も赤ちゃんも、与えられた環境の中では
でベストを尽くした
だけどやっぱり
なんでこんなに早産になっちゃったんだろう
とか
せめて34週まで持たせたかった、とかって
無念な気持ちは残るのよね。
あるいは、週数っていうよりは
頑張って生まれてきてくれたのに
腕の中で抱きしめてあげることもできずに
ただ保育器の中で一人で頑張っている姿を
見ているしかないのが苦しい
まあどうしたって、今私にできることは
初乳絞れるように乳房マッサージ頑張ること
だけなんだけどね