NST(ノンストレステスト)とは、ベビーの「元気度」を診る機械のこと。
基本的に管理入院中は毎日朝食後にNSTをつけて、結果が悪ければ午後イチに再度NST。それでも悪ければ先生にエコーで診てもらう感じでした
NSTの見方を簡単に解説します
NSTでは、お腹に①ベビーの心拍をとるセンサーと②母体のお腹の張りをとるセンサーをつけて、ベビーが元気かどうか、早産などの兆候がないかを確認します
双子の場合、ベビーが2人なので①のセンサーは2つ。おなかに計3つのセンサーをバンドで巻いて固定します
センサーでとった様子は記録用紙に波状に写されます✍️
*画像はムーニーさんサイト「ノンストレステスト(NST)について」からお借りしています。
上の波が①ベビーの心拍、下の波が②母体のお腹の張りです。この波の様子からベビーが起きているかどうか、苦しくなっていないかを読み取ります。
ベビーが起きていると①の波に細かい揺れが、寝ていると揺れが少ないです。
ベビーが起きてよく運動していると心拍数は上がり(一過性頻脈)、①の波が大きくなるので、ベビーが元気な状態であることが分かります。
気をつけて見る必要があるのは、お腹に張りがあるときにベビーが苦しくなる場合です。
お腹に張りがあったときは②の波がグッと上がります(自覚がない場合もあります)。
このとき、①の波がつられて落ちる(=心拍が落ちる)とお腹の張りによりベビーが苦しくなっていることが分かります。
ベビーに元気がない、お腹の環境が良くないことが考えられるので、エコーなどにより精密検査をしてその原因を探します。
お腹の張り自体は妊娠後期になると割と頻繁にあるので周期が短くなったりしなければ重要視しません。張りにつられてベビーの心拍が落ちることが問題です。
NSTを取っている間、機械の画面にはリアルタイムの各数値が表示されます。
①ベビーの心拍が161回/分以上の頻脈、109回/分以下の徐脈になるとアラームが鳴っていました⏰
②お腹の張りは人により感じ方が違うと思いますが、少し張った感じがするときは大体30over、結構ぐーっときたときは50over、痛いほど張ったときは70overでした
「お腹が張る」って感覚が掴みにくいけれど、子宮がキューっと縮まった感じがしたときに下腹を触ってみて、腹筋したときのようにカチコチだったら「張ってる」感じです。
生理痛が重い人は、そのときの痛みの感じに似ているかも。
ちなみに陣痛も激ヤバなときの生理痛が定期的に来る感じです
ベビーが小さくて自由に動き回れると心臓の位置がコロコロ変わってしまって心拍が取れません。
このため普通は臨月近くなってから使われますが、早産に繋がる疾患がある場合は早めから使用されます。私は26週からつけていました。
NSTで確認したいのはベビーが起きているときの心拍ですが、妊娠後期のベビーの睡眠サイクルは大体20分おき運が良ければ最短20分で取れるけれど、ベビーが寝てしまったり動いて上手く取れなかったりで大抵1時間程度かかりました⏳
テスト中は横になってできるだけ動かないようにするのですが、お腹が大きくなってくるとこれが結構本当にしんどくて
そして双子あるあるなのが、2つのセンサーで1人の子の心拍をとってしまうこと
2つのセンサーの心拍数が同じくらいの数値で同じタイミングで上下していると、同じ子の心拍を拾ってしまってる可能性が高いです(たまにシンクロしてるだけのときもあるけど)
これも計り直しになって体が辛いので、そうかも?と思ったら早めにナースコールして確認してもらってました🤙
うちの双子の場合、
ベビワンはあまり位置が変わらず心拍数も150回/分前後で安定していましたが、ベビツーは小さくてスペースがたくさんあったからか上下左右に泳ぎまくり170回/分前後と激しかったです
NST、時間はかかってしんどいけどベビーの様子が想像できて面白かったです