ブースターのメンテ四方山話など。
(数字で方向を表している場合は8が↑、2が↓、4が←、6が→、とテンキー配置に習っております)
まず予備知識として、基本的にブースターの構造は格ゲーなどのレバーを大きくしてボタンをつけたもの、
という認識を持ってもらえると説明がしやすいです。
最近はビデオ筐体の無い店も多いので、レバーのメンテをした事が無い方も多いとは思いますが、レバーのメンテに関しては検索すれば沢山出てくるので参考になります。
ただしレバーと違ってそれ自体の重量があるため、跳ね返りの挙動に関しては逆になります。
(格ゲーレバーは硬くすると跳ね返りで多重反応を起こします。
ブースターは軟らかいと重量で跳ね返り、多重反応の元になります。)
で、先程述べた多重反応の話になりますが。
例えばブースターを2に入れて離した時、反動で8に入ってしまう時がままあります。
この場合ブースターを2828と操作する譜面だと8の部分で早GOODが出てしまいます。
さらに逆の跳ね返りも有得たりするので、要らぬGOODが出る原因になってしまいます。
これを防ぐためにブースターを硬くして跳ね返りを抑える、のがうどん台のそもそもの目的になります。
(ちなみに以前はソフトウェア的にも誤反応を起こしやすかったため、今よりも遥かにうどん台の重要性が高かったのでした)
跳ね返りを抑えるには
・ブースターのバネを硬くする
・ブースターのスイッチを硬いものに交換する
の2通りがあります。
ここでは主に前者の方法を取り上げますが、サラっと後者の方法の説明だけはしておきます。
前述した通りブースターの基本構造はレバーと同じですので、上下左右4箇所にそれぞれマイクロスイッチがついています。
このスイッチを硬いものと交換すれば、それだけ跳ね返って来ても入力がされ辛くなります。多分。
(実際に試していないのであくまで理論上の話です。が、やわらか良反応ブースターも需要は無くは無いので知識として持っておく価値はあります。)
で、前者の方法、ブースターを硬く加工します。
このブースターを硬くする方法はレバーを硬くする方法と基本的に原理は同じです。
これにも3通りありまして
1:ブースターのバネを硬いものと交換する
2:ブースターのバネを伸ばし、反発力を上げる
3:バネの稼動範囲を狭くし、反発力を上げる
この3通りの方法があります。それぞれにメリット、デメリットがあります。
1・3はもし元の仕様に戻す事になった際にも交換したり稼動範囲を戻せば良いだけなので楽ですし、仕様の統一が容易ですが、1はバネを用意するのが面倒な所ではあります。(規格が今一つ判らない)
3はさらに重さの調整も1よりかけやすいメリットがあります。
2は部品を用意する必要が無く手軽ですが、伸ばし過ぎたものを縮めるのには手間がかかるのと左右全台均等にバネを伸ばすのが難しいところです。(純正カレーうどん台はこの方式)
http://ch.nicovideo.jp/TINPOwww4545wwww/blomaga/ar389358
ちなみにこの方法がうちのとこでやってる3の方法に近いです。
さて、ここからは実際の調整方法を記します。
あらかじめ準備するもの
・T20トルクスレンチ(必須)
・T20トルクスドライバー(あったら多少便利)
・スナップリングプライヤー(無くてもやれない事は無いがあった方が作業速度が50倍早くなる)
・予備のスナップリング(規格忘れた(汗)無くても大丈夫ですが、あった方が安心感倍増)
・一般的なプライヤーorラジオペンチ(あった方が安心感Up)
・交換用バネ(1の方法の場合)
・M12のワッシャー(3の方法の場合、薄手の方が良いかも)
まずは1~3の方法で共通する部分までのやり方の解説に入ります。
●ブースターの下部カバーを外す●
T20のトルクスレンチorドライバーでブースター下部の星ネジを外します。ドライバーだと場所によっては本体と干渉するので、そういう場所はレンチで。
1つのブースターにつき計6個だったかな?最背面はネジ穴はありますが元々ネジがついてなかったはず。
全部外せば下部カバーが取れて銀色の軸、スナップリング、緑色の円形のバネ押さえの部品が露出するはず。
●スナップリングを外し、軸から緑色のバネ押さえの部品とバネが外れる状態にします。●
スナップリングプライヤーでスナップリングを押し広げて外しましょう。この時スナップリングがとっか飛んでってしまう事がよくあるのでくれぐれも注意!(予備無いとほんとに顔真っ青になります)
あとリングを広げ過ぎて変形してしまうとプレイ中に外れる原因になるのでこれも注意。
これでバネ押さえとバネが外れる状態になります。
ここからは各方法別になります。
★1:バネを硬いバネに交換★
まんまです。軸からバネ押さえとバネを抜き、硬いバネに交換して再度組み立てるだけです。
★2:バネを伸ばして反発力up★
軸からバネ押さえとバネを外します。
次にバネを手動で伸ばします。ぐぐっと。この伸ばした量でブースターの硬さが決まります。
がっつり伸ばせば激硬になりますが、スライドが非常に多い曲ではかえってやり辛くなるので(相当力が要るようになってしまうので)ちょいと伸ばしてはその都度取り付けて硬さを見ながら程々に。
あとは左右の重さのバランスも取りつつ、組み立てて完了。
★3:バネの稼動範囲を狭くして硬くする★
これが自分の店でやってる方法になります。
軸からスナップリングを外したら、バネ押さえとスナップリングの間にワッシャーを挟みます。
このワッシャーを挟む数(というかトータルのワッシャーの厚さ)だけ稼動範囲が狭くなり、ブースターが硬くなります。(ちなみにバネのヘタり具合にもよりますが自分のところではM12*26のワッシャーで1~2枚噛ませています。)
最後にワッシャーの下になるようにスナップリングを取り付けてあとは組み立てて完了。
3つの方法いずれもですが、スナップリングを再度取り付けたあとはしっかりリングを締めましょう。
プライヤーとかでぐっと歪めない程度に一度締めておくと安心。(つってもリングが外れる時はやはりありますが。。。)
こんな感じで調整にレッツトライ。
一番のキモはバネの伸ばす量もそうですが、やはりスナップリングの取り扱いです。
ほんと失くしやすいのでマジ注意。。。筐体周りを血眼になって探すハメになります。
