封印入札 (幻冬舎文庫)/ジョセフ リー

¥840
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外国人の著者が描いた日本を舞台にした作品です。
ストーリーもいいのですが、訳がとてもよかったです。
自然な感じで読みやすくなっています。

さて、この物語は、いわゆるバルクセールのお話です。
不良債権処理をすすめる、あけぼの銀行、四国の
道後スパリゾートを含む債権を一括して売却する案件に
からみ主人公のM&Aインターナショナル社長の川上健太郎、
ゴールデン・インベストメンツのジャック・ウィリアムズや
下田啓介達が入札を巡って猛烈な駆け引きを行う
有様を描いた物語です。

この道後の物件には、四国では闇のドンでもある関根開発
会長の関根豊作が君臨していました。
彼の非情で異常な行いぶりは有名で、多くの人間が
その被害にあっていました。

誰が落札するのか、その果てにあるのは何か。
鍵は12年前にハワイで起こった事件にありました。
刻々と変わる展開、勝者は誰なのか。
とても面白い作品でした。