重要参考人 (徳間文庫)/清水 一行

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主人公、菊川雅也は、産婦人科の病院を名古屋市中村区で営む傍ら
医大と附属高校の副理事長を兼任していました。
ちょうど、医大で入学寄付金問題がマスコミに大々的に
取り上げられているところでした。
父兄とその代理人と称する人物から突然、菊川のもとに電話が
あり、会いたいと言ってきたことから物語ははじまります。
待ち合わせのホテルロビーに行くと部屋でと案内されたところ、
男の態度は急変、赤軍派を名乗り学校の金を出せを要求してきます。
部屋で監禁され、結局2億8千万円も奪われることになります。
何とか部屋から脱出した菊川は、駆けつけた警察官に事情を
話しますが、どうも様子がおかしい。
警察は狂言ではないかと疑うのでした。
それは、すぐにマスコミに伝わり、真相はどうであれ読者に少しでも
買って欲しいという商売気から、その報道は過熱し、世間では
完全に菊川は犯人扱いでした。
警察も、本来捜査しなければならない強盗事件をさしおいて
大学の金について、多額の寄付金が脱税や何かの犯罪に関わっている
のではないかと、全く別件で菊川を取り調べするのでした。
長期間に及ぶ、連日の出頭要請、真犯人は見当が付いているのに
そちらの捜査は敢えてせず、何とか寄付金の裏を探ろうと
菊川を追いつめるのでした。
正当な記事を書く記者、真犯人を挙げようとする刑事は、担当から
外され、マスコミと警察はあらぬ方向へ世間を誘導していくのでした。
「ペンの暴力」の恐ろしさを描いた作品です。
被害者においても、徹底的に取材され、報道の自由、そして知る権利を
たてにどんな事をしても許される、それは例え誤った記事であっても
語尾に「か?」とか小さな文字で入れれば全く問題無いとして
堂々と報道したり、記事にする。
平穏な生活が一転して、地獄に落とされる、それは例え被害者であっても。
「ペンの暴力」昔も今も変わらないですね。
いつ自分がその当事者にされてしまうのか、その恐ろしさに
気づかされる作品でした。

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主人公、菊川雅也は、産婦人科の病院を名古屋市中村区で営む傍ら
医大と附属高校の副理事長を兼任していました。
ちょうど、医大で入学寄付金問題がマスコミに大々的に
取り上げられているところでした。
父兄とその代理人と称する人物から突然、菊川のもとに電話が
あり、会いたいと言ってきたことから物語ははじまります。
待ち合わせのホテルロビーに行くと部屋でと案内されたところ、
男の態度は急変、赤軍派を名乗り学校の金を出せを要求してきます。
部屋で監禁され、結局2億8千万円も奪われることになります。
何とか部屋から脱出した菊川は、駆けつけた警察官に事情を
話しますが、どうも様子がおかしい。
警察は狂言ではないかと疑うのでした。
それは、すぐにマスコミに伝わり、真相はどうであれ読者に少しでも
買って欲しいという商売気から、その報道は過熱し、世間では
完全に菊川は犯人扱いでした。
警察も、本来捜査しなければならない強盗事件をさしおいて
大学の金について、多額の寄付金が脱税や何かの犯罪に関わっている
のではないかと、全く別件で菊川を取り調べするのでした。
長期間に及ぶ、連日の出頭要請、真犯人は見当が付いているのに
そちらの捜査は敢えてせず、何とか寄付金の裏を探ろうと
菊川を追いつめるのでした。
正当な記事を書く記者、真犯人を挙げようとする刑事は、担当から
外され、マスコミと警察はあらぬ方向へ世間を誘導していくのでした。
「ペンの暴力」の恐ろしさを描いた作品です。
被害者においても、徹底的に取材され、報道の自由、そして知る権利を
たてにどんな事をしても許される、それは例え誤った記事であっても
語尾に「か?」とか小さな文字で入れれば全く問題無いとして
堂々と報道したり、記事にする。
平穏な生活が一転して、地獄に落とされる、それは例え被害者であっても。
「ペンの暴力」昔も今も変わらないですね。
いつ自分がその当事者にされてしまうのか、その恐ろしさに
気づかされる作品でした。