ラスト ワン マイル/楡 周平

¥1,680
Amazon.co.jp
運送屋が新分野で起死回生を狙う
新事業を立ち上げる 現在のIT社会、
郵政の民営化で見えてくる運送業の
問題が描かれた作品です。
「安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む」
今回のテーマはまさにこの一言につきます。
大手宅配業者の暁星運輸は、業界でも
新しいサービスを展開し、
窓口もあらゆるコンビニにある、
最大手の会社です。
安泰と思われていた暁星運輸に恐ろしい敵が
立ちふさがります。
それは、民営化された郵政、ゆうパックです。
国営時代に張り巡らされた全国網、親方日の丸で
宅配業界の類似商品をどんどん発表し、
いよいよ民営化により、コンビニ窓口へ
切り込んできたのでした。
価格では、どうしても負けてしまう暁星運輸、
コンビニ各社との契約更新を期に持ちかけられる
郵政との併用扱いの提案、きっぱりと断り、
契約を終了するのでした。
そうはいったものの、新規顧客が現れる訳でもなく
社内は暗い雰囲気に包まれます。
さらに、不運とは続くもので、
ネット通販では、最大手のIT企業「蚤の市」からの
呼び出し、そこで求められたのは、あり得ない額の値引きでした。
交渉の余地はなし、all or nothing 条件をのまなれば
契約の打ち切りでした。
主人公は、暁星運輸本社広域営業部営業三課課長の
横沢哲夫、身長168センチ、体重は85キロだそうです。
コンビニ大手や、「蚤の市」からの契約を切る事になり
新規顧客獲得へ毎日飛び込みで営業を行う横沢達、
しかし、そんなに甘くはなく進展がみられません。
このままでは、会社の存亡にかかわる、そんな危機感が
上司の営業部長の寺島正明からの毎日どやされる事からも
わかります。
そんな中で取った休暇で妻の実家宮城へ帰った時、
もの凄い考えが横沢は思いうかぶのでした。
急遽、引き返し部長の寺島に持ちかけますが、
門前払いされてしまいます。
しかし、物を売る商売の一番の底辺、ラストワンマイルは
運送業者が握っている事に気づき、業界の常識を覆す
アイデアを同じ課長の軽部、システム部の石川、
三課のアシスタント荒木澄子の4人で時間外に
会議室で企画書を練り上げて行きます。
この話のもう一方の主人公、「蚤の市」社長の
武村慎一、彼はまだネット通販という分野が認知されていない
頃に創業し、今や業界最大手となり時代の寵児となります。
彼の目指すところは、メディアの革命でした。
そのために、唯一新聞社系ではないテレビ局、極東テレビの
株を買い集め乗っ取る事でした。
理想へ向かい、自社の株を担保に資金を借りまくり
なりふり構わず買い集めていく武村。
「蚤の市」対「極東テレビ」の構図が出来上がり
連日メディアを賑わしていました。
その戦いに暁星運輸は、新しいビジネスプランで
食い込んでいくのでした。
テレビ局と運送屋が作る、無料のネットショッピングモール
「四季倶楽部」それが横沢達の挑戦でした。
一度契約を結べば全国のコンビニが取扱窓口になる。
しかし、それが切れると・・・一つの契約が会社の
存続さえ危ぶむ事になる業態に自社が主導権を握り
しかも、メディアという武器を付け大手ネット通販に
戦いを挑む、新しい発想の小説です。
横沢の発想は、乗り越えなければならない壁が
あまりにも多かったのですが、一つ、一つ、
発想の転換、仲間の協力、上司の理解により
乗り越えていくサクセスストーリーです。
ご用聞きでいつも底辺を這い蹲っていては、
今のご時世どうなるか分からないですからね。
こういう考え方もあるのか~と感心させられる
面白い作品でした。

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新事業を立ち上げる 現在のIT社会、
郵政の民営化で見えてくる運送業の
問題が描かれた作品です。
「安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む」
今回のテーマはまさにこの一言につきます。
大手宅配業者の暁星運輸は、業界でも
新しいサービスを展開し、
窓口もあらゆるコンビニにある、
最大手の会社です。
安泰と思われていた暁星運輸に恐ろしい敵が
立ちふさがります。
それは、民営化された郵政、ゆうパックです。
国営時代に張り巡らされた全国網、親方日の丸で
宅配業界の類似商品をどんどん発表し、
いよいよ民営化により、コンビニ窓口へ
切り込んできたのでした。
価格では、どうしても負けてしまう暁星運輸、
コンビニ各社との契約更新を期に持ちかけられる
郵政との併用扱いの提案、きっぱりと断り、
契約を終了するのでした。
そうはいったものの、新規顧客が現れる訳でもなく
社内は暗い雰囲気に包まれます。
さらに、不運とは続くもので、
ネット通販では、最大手のIT企業「蚤の市」からの
呼び出し、そこで求められたのは、あり得ない額の値引きでした。
交渉の余地はなし、all or nothing 条件をのまなれば
契約の打ち切りでした。
主人公は、暁星運輸本社広域営業部営業三課課長の
横沢哲夫、身長168センチ、体重は85キロだそうです。
コンビニ大手や、「蚤の市」からの契約を切る事になり
新規顧客獲得へ毎日飛び込みで営業を行う横沢達、
しかし、そんなに甘くはなく進展がみられません。
このままでは、会社の存亡にかかわる、そんな危機感が
上司の営業部長の寺島正明からの毎日どやされる事からも
わかります。
そんな中で取った休暇で妻の実家宮城へ帰った時、
もの凄い考えが横沢は思いうかぶのでした。
急遽、引き返し部長の寺島に持ちかけますが、
門前払いされてしまいます。
しかし、物を売る商売の一番の底辺、ラストワンマイルは
運送業者が握っている事に気づき、業界の常識を覆す
アイデアを同じ課長の軽部、システム部の石川、
三課のアシスタント荒木澄子の4人で時間外に
会議室で企画書を練り上げて行きます。
この話のもう一方の主人公、「蚤の市」社長の
武村慎一、彼はまだネット通販という分野が認知されていない
頃に創業し、今や業界最大手となり時代の寵児となります。
彼の目指すところは、メディアの革命でした。
そのために、唯一新聞社系ではないテレビ局、極東テレビの
株を買い集め乗っ取る事でした。
理想へ向かい、自社の株を担保に資金を借りまくり
なりふり構わず買い集めていく武村。
「蚤の市」対「極東テレビ」の構図が出来上がり
連日メディアを賑わしていました。
その戦いに暁星運輸は、新しいビジネスプランで
食い込んでいくのでした。
テレビ局と運送屋が作る、無料のネットショッピングモール
「四季倶楽部」それが横沢達の挑戦でした。
一度契約を結べば全国のコンビニが取扱窓口になる。
しかし、それが切れると・・・一つの契約が会社の
存続さえ危ぶむ事になる業態に自社が主導権を握り
しかも、メディアという武器を付け大手ネット通販に
戦いを挑む、新しい発想の小説です。
横沢の発想は、乗り越えなければならない壁が
あまりにも多かったのですが、一つ、一つ、
発想の転換、仲間の協力、上司の理解により
乗り越えていくサクセスストーリーです。
ご用聞きでいつも底辺を這い蹲っていては、
今のご時世どうなるか分からないですからね。
こういう考え方もあるのか~と感心させられる
面白い作品でした。