
1週間前に、私の友達の夢を、見た。
彼女とは、若いときから、互いに理解し合えてる仲。
時々、日本から電話してきて、私の様子を聞いてくる。
その小夜子の夢を、見たことを、彼女に伝えようと思いながら、ずっと忘れてしまっていた。
2日前、彼女が、携帯から「犬の散歩をしてる途中~。」と、電話してきた。
「暑いから、うちの犬も、へたばってあまり動かないね。」と、いつもの短い会話で電話を切った。
受話器を置いて、キッチンに戻ると、彼女から連絡あったことで夢のことを、不意に思い出した
心に浮かんだのは、意味があるに違いないと思い、これは、すぐに知らせなければと、
5分後に、彼女に電話をかけなおした。
「さっき、言い忘れたんだけど・・・1週間くらい前に、小夜子の夢を見てね。
身近にいる人で、かなり小夜子に想いを寄せている人がいたのよ。
いつもあなたのことを慕っているっていうのが、夢ですごく感じられたの。」
見知らぬ彼の小夜子に対する眼差しと行動は、普通の人より以上に、愛と優しさに満ちていたので、
私は、すぐに、ああ~この人は小夜子に好意を持ってるんだと夢の中で理解できた。
「そして、小夜子のほうも、ずいぶんと彼のことを意識していて、
彼と会話するたびに、あなたの心が、ワクワクとしているという状態だったのよ。
しかも、その彼、あなたより、ずーっと若い人で、20代のように見えたかな?」
小夜子は、正直な性格で歳よりも若く見える洋風な顔立ちの美人。
職場でも、孫がいるというと驚く人が多い。
いつも家庭でも職場でも、また友達へも、奉仕の精神で、対応する優しい性格だ。
また人の悪口など、彼女が言ったのを、今まで聞いたことがない。
しかし、そのせいで、時々疲れて、寝込むこともあるが。
私は、彼女の忍耐と愛を与える行為は、過去世からの修行の結果だと思っていた。
そんな彼女に、恋人がいると言う夢は、私には、ちょっと驚きだった。
よほど、私の夢に出てくるくらいだから、それが、真実なら、きっと二人の間柄は、
何かの繋がりがあるのだろうと二人の夢を見てからずっと考えていた。
私が、20代くらいに見えたというと、黙って聞いていた彼女の口が、やっと開いた。
「わたし、職場に、気にかけてる人が、いる・・・
マヤが見たその若い彼は、私によく話かけてくるの。
時々スピリチュアルな話もする人でね。
若いけど、とてもしっかりしていて色んなことを知ってて、いい子よ。
わたし・・・・彼とは、ソウルメイトだと感じるのよ!」
「やっぱり、そうだったのね?
あなたが辛い職場を辞めないのは、彼がいるからだったんだ?」
私は、ちょっとからかうように彼女に言ったが、小夜子は、笑ってごまかした。
私が、小夜子に、『ソウルメイト』だと伝える前に、彼女の口からその言葉が出たので、
やはり、当人同士が感じてたことだったんだと確認できた。
なんだか、胸の仕えが、取れたような感覚。
小夜子のほうも、私に見破られ、案外、ほっとしたような様子だった。
私は、魂と魂の繋がりは、この世で、偶然的に起こるものではなく、
時間と空間と・・・また年齢とを越えて、惹き逢う必然的なものだと思っている。
出会ったときから、前から知ってたように親しく感じる人がいるが、
きっとどこかで、縁を結んだ人なんだろう。
ところで、私は、昔からの諺で、「袖すりあうも他生の縁」というのを、
ずいぶんと長い間、勘違いして、「袖すりあうも多少の縁」と思っていた。
しかし、実際は、『他生の縁』の意味合いのほうが大きいような気がする。
何度も生まれ変わっても縁する人とは、良縁であっても、悪縁であっても、意味がある。
人は、良縁に近づき、悪縁は、避けたいと思うものだが、私は、悪縁の相手であっても、
縁を結んだことに、天の意図がない訳がないと思ってる。
だから、どんな出会いにも、そこから学び取る事は、一つや二つは、必ずあるものだ。
その縁を、どう活かすかは、私は、人それぞれの『才』によるものだと思う。








