たそがれジョージの些事彩彩

たそがれジョージの些事彩彩

神は些事に宿るをモットーに、時の流れとともに、忘れ去られていく日々の些事を、日記や備忘録代わりに、気の向くまま書き記しています。

 以前にも書いたけど、朝のウォーキング途中で、よくミニを目にする。

 今日も1時間半のウォーキングの間に、7台のミニと遭遇した。

 

 2024年現在のミニの国内登録台数は1万7,000台で、輸入車の中では9年連続のトップだ。

 しかし、国産車に比べると圧倒的に少ない。

 ちなみに、スズキのジムニーの国内登録台数が数十万台だから、その差は歴然だ。

 

 そんなミニを毎日最低でも2、3台、今日のように多い日は7台も目にする。

 輸入車の国内登録台数がトップと言えども、これは異常なくらいの確率だろう。

 

 昔、先代のオースチン・ローバー・ミニに乗っていて、愛着があるからなのか、ミニが私を呼んでいるような気がする。

 私に、新たに購入せよとのサインなのか。

 

 しかし、定年退職を機に、免許更新を断念して早や8年、今や購入する気もない。

 ましてや、モデルチェンジして、ミニからミディへとサイズアップしてからは、本来の良さが失われた気がする。

 今では先代のミニを見かけることはほとんどない。

 

 ミニに限らず、現在のクルマはどれも生産終了や大幅モデルチェンジして、古き良き時代の面影はどこにもない。

 

 

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 自宅マンションの間取りは3LDKだ。

 3部屋の内訳は、私の書斎とカミさんの寝室、昔の子供部屋で今は物置。

 

 引きこもり生活の私は、朝のウォーキングを終えたら、あとは終日書斎で過ごす。

 リビングやほかの部屋にはほぼ行かない。

 キッチンも夕食を食べる時だけだ。

 

 カミさんも終日リビングで、英語の問題集制作の在宅ワークだ。

 寝室は文字通り寝るだけだ。

 

 それゆえ、今の間取りは、私たちのような高齢者夫婦には広すぎる。

 カミさんはどう思っているかわからないけど、リビングを寝室と兼用すれば、寝室と物置部屋は不要だ。

 それらの部屋に置いている物もほとんど不用品だし、断捨離できないこともない。

 

 娘家族3人が帰省の時は、ホテルに泊まればいい。

 そのほうがお互い気を使わなくていいしね。

 

 まあ、古希過ぎ夫婦で今さら、住み替えやリフォームもないだろうけどね。

 

 近所には何部屋もありそうな、二階建ての豪勢な邸宅が点在している。

 金持ちだからだろうけど、使わない部屋がいくつもありそうだし、掃除も大変だろうにね。

 維持費や固定資産税などの心配はないかもしれないけど、その広さゆえに、防犯の点では不安はありそうだ。

 

 

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 地元で2000年から毎年10月に開催される、アマチュア主体の音楽祭がある。

 年々規模が拡大し、近年ではメイン会場のほかに、界隈に10ヵ所以上のサブ会場があり、各会場を巡回するバスも出る。

 

 事前のデモ音源での審査を経て、メイン会場には花形バンドやセミプロ級のテクニシャン、サブ会場には純然たるアマチュアが振り分けられる。

 

 2009年、私は下手の横好きのウクレレソロで、サブ会場のお寺の本堂で演奏した。

 私を含め、素人に毛の生えた演者から、そこそこのアマチュアまで、多彩なメンバー構成だった。

 

 その中で目を引いたのが、40代後半くらいの3人組のアコギのビートルズバンドだ。

 2人がアコギ、もうひとりがエレキベースだ。

 3人ともアデランスのCMの、ビフォーアフターのビフォータイプで、ビートルズというよりハゲトルズだ。

 

 アコギのひとりは、着古したような背広の上着をジャケット代わりに、パンツは色違いのスラックス、もうひとりは黄色いTシャツのタックイン・スタイルで、スラックスをウエストのかなり上まで上げていた。

 ベースは襟詰めの白いワイシャツに釣り用みたいなベスト、ルーズなストレートジーンズという、要するに3人とも野暮ったい服装だ。

 

 若ハゲトリオですといった、下手なMCには聴衆から苦笑が漏れていた。

 それが演奏に入ると評価が一変した。

 

 1曲目の『ノーウェア・マン』のアカペラのコーラスが始まると、会場からオッという声が上がった。

 完璧なハモリで、しかも原キーと思われた。

 静まり返った会場に『ノーウェア・マン』の軽快なメロディが流れた。

 完コピの間奏の、最後のハーモニクスのピーンにはシビれたね。

 

 2曲目は『イフ・アイ・フェル』だ。

 冒頭からの転調の繰り返しを難なくクリアし、斬新なコード進行と息の合ったハモは、目を閉じたら本家と聴き間違えるほどだ。

 トリッキーな転調と独特なハーモニーはビートルズの真骨頂だしね。

 

 ラストの3曲目は『ヒア・カムズ・ザ・サン』だ。

 ジョージ節を淡々と歌い上げるコーラスは、高音のギターのメロディアスな伴奏と相まって、春の柔らかな日差しの情景を浮かび上がらせた。

 

 野暮ったいファッションから繰り出される、魅惑のアンサンブルは、英語を喋るホームレス、ピアノを弾く土木作業員、スイーツ好きのヤクザくらいのギャップだった。

 人は見かけによらない、なのか、能ある鷹は爪を隠す、どっちだろうね。

 

 まあ、揃いのスリムなスーツにマッシュルームカットをキメて、リッケンやヘフナーで期待を持たせて、演奏はイマイチのバンドよりは、そんな逆のパターンのほうがいいけどね。

 

 

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 歳をとると、懐古、懐旧の念が強くなる。

 それは取りも直さず、期待や希望の未来より、経験、記憶という過去の時間が圧倒的に長いせいだろう。

 

 歳をとれば、自身の現状は自覚できていて、それに繋がる将来もほぼ想像できる。

 今の状況がよくなる可能性は、余命を考慮すると、かなり低いと思われる。

 

 それどころか、老化や病気など、悪くなるほうの確率が高いはずだ。

 そうであるならば、年老いた人間は誰しも、暗い将来から目を逸らすはずだよね。

 

 そこで思い浮かべるのが、過去の楽しかった思い出だろう。

 将来が暗いものなら、楽しかった思い出に浸って、将来の不安を一時的にも忘れたらいいんだ、とばかりにね。

 

 思い出とは記憶の一種だ。

 その種類は、楽しかったものばかりではなく、悲しい思い出、苦い思い出、悔しい思い出など、負の思い出もあるだろう。

 

 ここで言う思い出とは、もちろん楽しかった思い出だ。

 文学的、情緒的には、想い出と書くほうがいいかもしれないね。

 私も折に触れて、過去の楽しかった体験や経験、当時の感情や思い、子供の頃の風景など、心休まる想い出に浸ることもある。

 

 そんな能動的、意識的な想い出の再生とは別に、視覚や聴覚、嗅覚により、過去の記憶が突然浮かぶことがある。  

 それは概ね、喜怒哀楽の感情を伴わない、不思議な感覚で、日頃見落としていたり、意識していなかった情景の記憶だ。

 田舎の浜辺や小学校の講堂だったり、大学時代の学食のテーブルや、通勤途中の小さな公園など、記憶の底に埋もれていたような、夢の中に出てくるような情景だ。

 

 それらも懐古、懐旧の念の一部で、思い出とは異なる、脳が提示する訳のわからない懐かしさだ。

 

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 ♪また死期に~近づいた~昨年よりも~ひとつ~★ビリー・バンバン『また君に恋してる』

 

 本日9月9日は私の72歳の誕生日なんだよね。

 ちなみに、その昔の漫画『アストロ球団』の選手と同じ、昭和29年9月9日生まれだ。

 その漫画が流行った高校時代や大学時代には、まわりに吹聴しまくったものだ。

 

 まあ、72歳ともなると、誕生日なんてめでたくも嬉しくもない。

 逆に、冒頭のように死期へのカウントダウンみたいなものだよね。

 日本人男性の平均寿命が81歳なんで、あと余命9年だ。

 

 この歳まで来ると、運動神経の衰えとともに、感動神経も衰え、ちょっとやそっとのことでは感動しなくなった。

 可能な範囲でやりたいこともやったし、これといってやり残したこともない。

 

 ささやかな希望は、つつがなく平穏に余命を終えることだ。

 先のことを考えると憂鬱になるので、今日、明日のことを考え日々をやり過ごすことだね。

 そのためには、病気にならないことが一番だけど、こればかりは運まかせだ。

 

 体力の維持は、起床時のストレッチと朝のウォーキングで、認知力の維持は毎日のネット閲覧、週末の競馬予想でなんとか補えている。

 この歳になれば喫煙は気分転換、晩酌の習慣はないし、飲み会は月イチ程度なので、私にとっての酒は百薬の長だ。

 

 身体的な健康も大事だけど、心理的な健康も大切だ。

 ストレスやフラストレーションの原因となる人間関係は、定年退職でほぼ霧散した。

 それに伴い、恨みつらみや妬み嫉み、憎しみや腹立ちなど負の感情を抱くこともなくなった。

 

 

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 スマホは現代生活に欠かせないツールになった。

 便利さの反面、その弊害も少なくない。

 

 スマホのショート動画や過激なゲームに熱中する、若い世代が増えているという。

 一日中スマホを離さず暇さえあれば、寝る間も惜しんで熱中するらしい。

 そんな動画やゲームは脳内の快楽物質ドーパミンを大量放出するので、それにハマる世代を「ドパガキ」というようだ。

 

「ドパガキ」がそんな動画やゲームに熱中するのは、刺激や快感、感動を求めてのことだろう。

 刺激や感動が現実世界に少ないことや、若さゆえの感動のハードルの低さが、そんなバーチャルな刺激や感動にハマる一因かもしれない。

 

 それらに熱中するのはわからないでもないけど、そのツールがパソコンではなくスマホというところに、現代若者世代のスマホ依存が垣間見える。

 パソコン画面の見やすさや操作性より、スマホの携帯利便性が優先されるようだ。

 

 私のような高齢者は、スマホの小さな画面が見づらく、「ドパオジ」になることもないだろう。

 

 

 

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 午前中、雨の合間を縫って日課のウォーキング。

 途中の朝食は駅前の都そばに入店。

 通勤時間とランチタイムの間で、店内に先客はおらず、テーブル席に座れた。

 

 店内を見渡すと、うどんそばのバリエーションは結構たくさんある。

 それ以外にも、ラーメンやカツ丼、玉子丼、いなりにバッテラまである。 

 

 その中で目についた、冷やしぶっかけかき揚げおろしうどんとかやくおにぎりを注文。

 お値段980円と、駅前立ち食いにしては結構高い気もするけど、物価高の折、仕方ないよね。

 まあ、値段相応な味とボリュームで、納得感はあったけどね。

 

 たまには立ち食いうどんもいいもんだね。

 今まで横目で見るだけで素通りしていたけど、朝食ローテーションのひとつに加えてもいいくらいだ。

 

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 日課のウォーキング途中で、朝食を摂るのが習慣になっている。

 その際2、3日に1度は、生ビール1杯か缶ビール1本を飲んでいる。

 

 2杯目を飲むことはまずない。

 身体が欲しないからだ。

 

 それが飲み会となると、5、6杯は軽くイケる。

 そこにハイボールを3、4杯を追加だ。

 

 朝食のビールはサイドだけど、飲み会のビールはメインだ。

 朝食と飲み会、シーンが違えば、不思議と身体が受け入れるんだよね。

 ひとりで食べる朝食と、気の置けない連中と、他愛もない話をしながらの飲み会では、アルコール許容制限のストッパーが外れるんだよね。

 

 それにしても、胃腸の容積は変わらないのに、朝食では2杯目以降拒否反応を示すビールを、飲み会では無意識のうちに杯を重ねているのは、どうしてなんだろう。

 環境や雰囲気によって気分が高揚し、胃腸の消化機能を活発化させるんだろうね。

 

 今までの最高は20代の時の、ひと晩5、6時間で瓶ビール大瓶1ダース完飲だ。

 今はその半分が限度だね。

 さすがにその時は前後不覚に陥り、友達にタクシーで自宅まで送り届けられたけどね。

 

 

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 iPhone18が9月9日にリリースされるらしい。

 価格は20万円を超えるようだ。

 

 次から次へとグレードアップするiPhoneだけど、私は未だにiPhone7を愛用している。

 2017年から9年間も利用しているけど、一度も故障したことがない。

 バッテリーの状態も84%で、まだまだ使えそうだ。

 

 すでに更新サポートは終了して、iOSも15で止まっている。

 しかし、私のようなライトユーザーは、電話とLINE利用がメインなので、普段使いに支障はない。

 考えたら、iPhoneの機能のほとんどは利用していないんだよね。

 

 次回の買い替えはLINEに支障を来した時だろうが、20万円オーバーは痛いよね。

 機能を減らしたマイナーチェンジ版が出ないものかね。

 流行りのAI機能なんかも不要だしね。

 

 

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 サラリーマン時代の40代の頃、私は新設の国際部に異動になった。

 主な輸入先が香港だったので、中国語や英語を喋れる経験者を外部から中途で何人か採用し、社内からは仕入業務経験者が5、6人ピックアップされた。

 

 たまたま私は仕入担当部署で、英語は喋れなかったけど、一応、英文科卒だったのが、人事の目に留まったらしい。

 会社は、英語を喋れない社員のために、当時流行りの駅前留学NOVAと契約し、フリーパスカードを支給した。

 

 ちょうど自宅の最寄り駅前にNOVAがあったので、私はタダで英会話を身につけられるチャンスとばかりに、土日に朝から夕方まで、12コマあるうち、ランチタイムを除く11コマのレッスンを受講していた。

 ほとんどの会員は、2、3コマ受講する程度だったので、NOVAの外人講師にはクレイジーと言われたものだ。

 

 そんなNOVA通いを半年ほど継続すると、外人講師とも仲良くなり、ランチを共にしたり、特に気心の知れたイギリス人の男性講師とは、平日の夜、飲みに行ったりしたものだ。

 私が紹介した中では、大阪キャヴァーン・クラブが彼のお気に入りで、月に1回待ち合わせて通ったものだ。

 

 ロンドンで育った彼は、子供の頃アビイ・ロードの近所に住んでいたことがあり、例の横断歩道を日常的に利用していたという。

 今でこそビートルズを聴くけど、当時は興味はなく、アビイ・ロードの横断歩道も、彼にとっては特別なものでもなかったらしい。

 

 酔うと、私のブロークンな英語も饒舌になり、ビートルズ談議に花が咲いた。

 年代的に彼は30代前半で、ビートルズ歴では私のほうが優っており、得意気にトリビアやあるあるを披歴した。

 キャヴァーン・クラブ以外にも、カラオケボックスで、ビートルズ・ナンバーを競うように熱唱したものだ。

 

 国際部は残念ながら2年半で解散し、輸入は商社経由となり、部員は各仕入部署に振り分けられた。

 それに伴い、NOVAのフリーパスも廃止になり、私も自腹では行く気をなくして、それ以降、元の木阿弥で英会話力は錆びついてしまった。

 

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