旅のコレクション~1970年代の駅弁掛紙19 「まくのうち弁当」(静岡駅) | 旅の窓

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 物置代わりにしていた古い家を解体するために物を整理していたら、1970年代半ば過ぎ、学生時代に購入した駅弁の「掛紙」が二十数種類出てきました。
 当時は駅弁の写真を撮ってもいないので、駅弁そのものの内容はほとんど思い出せませんが、掛紙を見ていると何故そこで駅弁を買ったのかという記憶が蘇ってきました。

 「まくのうち弁当」は、1889年(明治22年)2月1日の静岡駅開業と同時に構内立売を始めた「加藤辨當店」が前身の、東海軒の駅弁です。
 東海軒と言えば、1897年(明治30年)から販売を行っている「元祖鯛めし」。創業当時からの玉子とハムの「サンドイッチ」。そして1938年(昭和13年)の販売開始から基本的に変わらぬ「幕の内弁当」。それぞれの駅弁の評価はまちまちでしょうが、「東海軒の三大駅弁」と言って良いでしょう。
 
 1978年(昭和53年)2月2日。江口君・小野君・汲田君と4人で、今で言う『卒業旅行』の第1日目、名古屋駅から普通電車で東京駅に向かう途中、静岡駅で購入したものです。なぜか同じ電車には、おいらせユースホステルに向かう水谷君も乗っていたような気がします。