従業員約10人の工作機械製作所を退職して、下肢障害で片松葉杖を使用しているので医師から座る仕事を勧められました。
障害者雇用枠で、従業員約6千人の大手企業に中途入社しました。工場で設計課の配属になりました。工場は海にちかい工業地帯にありました。通勤時には、海岸には遠くのほうではタンカー等がみえていました。風景は最高でした。
懐かしいですね。片松葉杖なのでいろいろ不便でした。吃音もあったため職場でもいろいろ悩みました。工場があちこちにあったので、用事があるたび出かけていました。あれ、座る仕事がメインのはずだけど、荷物を運ぶとかそういう仕事はしないんだけど、商品などの勉強ということであちこちの工場に出張して勉強していましたね。
職場は設計課で、一級建築士や二級建築士の人ばかりです。私は電気電子工学科卒なので、建築は専門外です。一級建築士や二級建築士の指示をうけて図面を書く仕事でした。ああ、難しい。建築専門用語ばかり。上司から現場をみて、それを参考にして図面を書きなさいと言われて、あちこちの建築現場にも行きましたね。今思えば少し無理していたように思います。
まあ、いろんな人と出会えていい体験にはなりました。20代の頃なのでまだ下肢障害も片松葉杖でそんなにひどくなく何とか働いて生活していました。その後営業所に配属になり、営業所の設計課での勤務になりました。