私自身はなんちゃらリボンやホワイトバンドプロジェクトのような運動に興味はないし、それならもっと些細でも実質的な行動で現すべきだと思う。
それでも実際の所、slacktivismと言われるような行動でも、それでも何かしたいと思うのは、悪いことだろうか。


とはいえ、現地にボランティアで行くのは逆にまだ迷惑がかるし(自己完結出来るなら別だけど)、物を送る……という行為も諸刃の剣だと言われているし。
それに本当に困っている人の所に物資が届かないのは、届ける為の道が無いからなので、個人じゃどうしようもない。

むしろ無作為に送られてくる物資の荷さばきに、人手が奪われて混乱しているのだろう。

救援物資は、災害時の二次災害と言われているのだから、もっと慎重になった方がいいと思う。



それでも、わかっていても何かしたい気持ちって、人間の純粋な感情なんじゃないかな。
私の場合、知り合いが数人被災地にいる、というのがあって、他人事じゃないっていうのもあるけれど。

自己満足とはいえ、せめて節電だけでもしたい。
たとえ北海道から送れる電力は60万キロワットだし、たとえ今道民が今まで以上に電力を使ったとしても、圧迫されない電力があるのはわかっている。
ここからは精神論や甘っちょろいヒューマニズムになるとしても、それでも自分達だけで、対岸の火事を眺める気にはなれない。
そういう自己満足で、無駄な電気の使用を少し控えている。
やってみると、自分たちがどれだけ電力に無頓着だったか反省する。
同時に電気のありがたみも感じる。


後、他に出来ることと言ったら、もう募金ぐらい。
妊娠期間をほぼ病院で過ごした私だけれど、前半と後半で病名が違った事もあり、長期の入院もカバーしてくれる保険内容だった事もあって、入院給付金で実は逆にちょっと潤った。
そのお金を、せっかくなので何か特別なことに使いたくて残していたのだけれど、旦那達と話し合って、全額募金に回すことにした。
多少思い切った額でも、そういう出費を嫌がらない旦那達が嬉しい。
家計に関わらないお金だとしても、せめて誠実に使われる事を願う。