前ブログで紹介の「砂糖菓子の弾丸では~」が良かったので、たて続けに桜庭一樹作品を読んだ。
■私の男
直木賞受賞作品。
父と娘の禁断の関係が描かれている。
親子とはいえ、男女の関係がここまで濃密になりうるなんて、本当に圧倒させられる。
それにしても、この本を読んでると、人を愛することにおいて、タブーなんて本当はないのかもしれないと思ってしまう。
なにもかもを奪い合い、朽ちてく二人…
力強く、脆い…
男女の愛とは、本当はこういう朽ちてくことなのかな…と文学チックな不健全な感情に浸る…
■少女七竈と七人の可愛そうな大人
こちら、またやや近親相姦的な恋物語。淡い恋心を抱く高校生の二人は、実は腹違いの兄妹で、そのことを知らず育つが、二人は徐々にその事実に気づき苦しむ…
最後、血が繋がってると確信した二人は、離れ離れになることを選択。
そのときの決意のような少女、七竈の台詞が心に残った。
母をゆるさないことだけが、わたしの純情です。
淡く、潔い恋心が心に染みる。
それにしても、桜庭一樹の作品は、禁断の愛を絶妙に表現した作品が多い気がする。男女の関係について、考えさせられた。
iPhoneからの投稿
■私の男
直木賞受賞作品。
父と娘の禁断の関係が描かれている。
親子とはいえ、男女の関係がここまで濃密になりうるなんて、本当に圧倒させられる。
それにしても、この本を読んでると、人を愛することにおいて、タブーなんて本当はないのかもしれないと思ってしまう。
なにもかもを奪い合い、朽ちてく二人…
力強く、脆い…
男女の愛とは、本当はこういう朽ちてくことなのかな…と文学チックな不健全な感情に浸る…
■少女七竈と七人の可愛そうな大人
こちら、またやや近親相姦的な恋物語。淡い恋心を抱く高校生の二人は、実は腹違いの兄妹で、そのことを知らず育つが、二人は徐々にその事実に気づき苦しむ…
最後、血が繋がってると確信した二人は、離れ離れになることを選択。
そのときの決意のような少女、七竈の台詞が心に残った。
母をゆるさないことだけが、わたしの純情です。
淡く、潔い恋心が心に染みる。
それにしても、桜庭一樹の作品は、禁断の愛を絶妙に表現した作品が多い気がする。男女の関係について、考えさせられた。
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