「セント・エルモス・ファイアー」(St. Elmo’s Fire)
ものすごく、いい映画でした。大学を卒業したての同級生、男女7人が、それぞれ自分の人生を歩んでいく中で、恋愛や、仕事や、家族、それぞれ悩みながら生きていくという青春映画。
古い映画です。デモ・モアが、まだ10代?ぐらいで出演している映画。
「恋愛適齢期」(Something’s Gotta Give)
50代、バツイチ女性が、娘のボーイフレンドと恋に落ちるという設定。
うーん。なんかネタバレしすぎてて、特にぃって感じだったなぁ。とりあえず、久々に見たキアヌ・リーブスは、なんだかさわやかだった。昔は、特になんとも思わなかったけど、素敵かも。と、ストーリーがいまいちだったため、出演者にばかり気をとらわれる映画でした。
「ジョイ・ラック・クラブ」(Joy Luck Club)
大好きなAmy Tanの代表作の映画。いまいちだったなぁ。
中国からアメリカに渡ってきた中国人女性たちのそれぞれの人生の重みとか、捨ててきた暗い過去や、そういう重みが、まったく伝わってこなかった。
それと、主人公の女性がすっごい演技も下手だけど、雰囲気も全然あってなくて、白けっぱなし。酷評ごめん。
「あるスキャンダルの覚書」(Notes on a Scandal)
イギリスで実際あった、スキャンダルを映画化させたものらしい。中学・高校の女教師が、15歳の生徒と恋仲になるという設定。女教師は、結婚して夫子持ち。だけど、マンネリ化する夫婦生活・変化ない暮らしの中で、15歳の青年との新たな恋にどんどんハマっていく。そして、それを書き手として綴っている同じ学校の女教師(60代)は、実はその女教師を密かに想う同性愛者。
けっこう、おもしろかった。女教師の夫は、自分も教え子と教師という関係で結婚したため、年齢がかなり離れていて、「こうなること(妻が若い男と恋仲になる)は、予想していた。」と言う。年齢が離れたカップルは、こういう壁に直面するもんなのかなぁ。
「薬指の標本」(L’annulaire)
大好きな小川洋子の本がフランスで映画化されたので、観た。本にまったく忠実に再現された映画。見事!
そして、本にはなかった、港にあるホテルで暮らす主人公(若い女)が、夜勤の男性とホテルの部屋をシェアするという設定も、なんだか官能的だった。男は、主人公が仕事に出た後に、夜勤から戻り、主人公が仕事から戻る前に、夜勤に出かけるため、二人は一度も対面することはないのだが、お互いがお互いの残している存在感(衣類や、持ち物のほか、お互いのニオイや、ベッドメーキングされたベッドなど)を、意識する。
ストーリー自体は、特にものすごいクライマックスがあるわけではないのに、雰囲気を出せる映画。これぞ演出なのか!と感動。
最近、CM制作をしていて、スクリプトが良くても、仕上がりが悪いのとか、逆に、スクリプトが悪くても仕上がりが良いCMを見ているためか、演出の大切さを痛感してしまう。
「クローザー」(Closer)
男女4人の恋愛物語。お互いを好きだったのに、別の男・女を好きになったり、そのたびに離れたり、くっついたり。
人は、どうして一人じゃ満足できないのだろうか、という恋愛のエゴをテーマにした(?)ストーリー。ストーリー自体は、単調だが、おもしろかった。。役者の演技力というところでしょうか。
そういえば、この人どこかで観たと思った女性、Natalie Portmanでした。美人で演技力があって、誰だっけと検索したら、Leonでニキータ役をしていた女優。大人になったなぁ。