今回は、タイトルさえ

どう書こうかと悩みました。


久しぶりに癌関連の投稿です。



四ヶ月前の昨年末に友達から相談を受けました。


私の親友が膵臓癌ステージ4と診断されて。

手術も出来ない状態と言われた。

抗がん剤が何とかできるかも?とのこと。

標準治療ではない、でもきっと効き目があると思う高額な治療を勧めたいんだけど、どう思う?」とのことでした。



私は、瞬時にやめた方がいいよ

と言いたかったけど、まずは話を聞いてみました。


5回治療を受けて100万円を超える治療費がかかる。

その病院まで徒歩で来られる体力のある患者限定。


なるほど。


ん〜、それに縋りたい気持ちは痛いほどわかる………けど

私なら勧めないし、私自身もその治療を受けないかなぁ、と返事しました。



と言うのも。


私自身もまだ癌発覚当時に友人から樹状細胞療法が効くかも?と勧められてはいたので、

かかっている白い巨塔病院のドクターには、一応聞いてはみたんですよ。


そしたら、冷たい視線で一瞥真顔


『あのね、そう言うこと

よく聞かれるのですが、そんなに効果がある治療法なら

真っ先にうちが取り入れてます💢

すでに日本の保険治療に入っているはずです。』

と怒り気味にドクターに言われました。



そりゃそうですわな。

至極まっとうで納得‼️


日本は、そう言う意味では

お金がある無しに関わらず、保険治療で標準治療(=ベストな治療)が受けられる国。


ということで、私は標準治療のみで現在、元気に過ごしております。



どうしても助けたかった友達は、その高額医療を勧めて

ご本人も納得して受けに行って

友人付き添いの元、通ったとのこと。



ところが。

高額治療の結果を聞くこともなく



一気に悪化して3月に亡くなったとのことでした………。



私がドクターに聞いてみた樹状細胞療法、居原田さんがトライされてたので『今でも推進は、されているんだね。エビデンスが出たらいいのになぁ』と

居原田さんのブログもずっと拝見していましたが。


…天国に旅立たれました。


新しい治療法にチャレンジなさるお気持ちも痛いほどわかる。


標準治療の抗がん剤でアナフィラキシーショックを起こしながらも、結局は標準治療のみで

今、元気にしている私…。


標準治療のみが、全てだとは決して思ってはいませんが

(効能のあると思われることは、試したくなるのが人間ですもの)


今、私は何故生きているのだろう…と不思議な想いにとらわれます。




自分が今、生かされている意味を考えます。





生徒が書いてくれた私の似顔絵音譜