八月十五日に吹く風☆松岡圭祐 | M's blog

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アサブロでプロレスネタのブログやってますが、こちらではプロレス以外のことをひっそりと書こうと思います。

松岡圭祐は独特な推理小説を書いています。

好きで全部読んでいます。

 

「千里眼」「万能鑑定士Q」「探偵の探偵」などの

シリーズものがあって、文庫書き下ろしなのが

文庫派の私には嬉しいです。

 

どういう事情か分かりませんが、出版社は変わっていて

以前は、小学館文庫、角川文庫から出ていましたが、

今は講談社文庫から「水鏡推理」シリーズが出ていますが

 

最近は

「黄砂の籠城」という1900年の義和団事件を題材に

史実に基づいた新感覚の歴史小説を出し

 

「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」という

ものも出して、ちょっと感じが変わっています。

 

「八月十五日に吹く風」はタイトルの通り

太平洋戦争の1943年、キスカ島での救出作戦を題材に

安易に玉砕を選択する野蛮な日本人観を

人道を貫く人達なのだと覆させ、

戦後の占領政策を友好的なものに変えさせた

感動の物語です。

 

他に読みたい本もあったのですが、

この時期にと思い、読みました。

 

すごく読み応えがあり、面白かったです。