寝る前にした夫との会話で私は

「明日は休みだけど

やりたいことが何もない」

というようなことを言った。


明日どころか、

あれが欲しいとかこれがやりたいとか、

最近なにもないんだよなぁ、

そんなんでいいのかしらん

と思いながら眠りについた。


夢を見た。


大きなマルシェ。

色とりどりの食材が並んでる。


その女性は初めて会うのに知り合いのような

不思議な感覚のする人で、

いつのまにか一緒に買い物してた。


「私ってやりたいこととか

何もないんだよね」とその人は言って、

楽しそうに野菜だの果物だのを

品定めしながらどんどん袋に詰めて、

マルシェでの買い物の仕方を

私に教えてくれていた。


次はあっちへ行こう!

と私の手をギュッと握って引いた

彼女の少し大きくて厚みのある手の感覚を

はっきりと覚えている。


夢の中で私は

その人のことがとても好きだと

感じていた。


とてもリアルで不思議な夢。


別にやりたいことがなくったって

いいんじゃない?

日々の小さなことの中にも楽しいことは

沢山あるでしょ?

と言われたような気がした。


私の悩みともいえない悩みを軽やかに

吹き飛ばした彼女に、

いつかまた会いたいと思った。