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情報活用のアイディアメモ

情報教育研究所
迷惑メール、更新作業、機能拡張、改修等々、サイト立ち上げ後に発生する運営・運用に関する相談や、アドバイス、およびツールを提供しています。ここではビジネスの困った、疑問、仕事に役立つヒントを事例を中心に紹介します。

いわゆる外資系企業。日本で独自に運営していたサイトを本社のシステムに統合するというよくある話のサポートをしています。

サーバーの移転自体は珍しいことではありません。
今回のように全社方針によるものや、単に管理コストが安くなるからなど理由は様々です。

こういったサーバー移転ですが、コンテンツを載せ替えるだけてWebサーバーを切替るだけであれば、社内・社外ともあまり大きな影響はありません。

ところが、単なるコンテンツの置き場所の変更ではとどまらない、「システム」の変更が伴う場合には、気をつけないといけない点がいろいろあります。


今回の事例で言えば、次の事項を気をつけるべきポイントとしています。


  • コンテンツの移転および集約
  • データの移転および集約(データベースを利用している場合)

  • 業務の影響を最小限にする

  • バックアップ



コンテンツやデータの移転・コピーなどについては多くの人が気づきますが、業務への影響という点については意外と見落としがちです。

それは、

システムが変わることでオペレーションや業務の流れそのものが変わるケースがある

ということなのです。

このことを頭に入れておかないと、
「コンテンツはコピーした。」
「データもコピーした。」
「さぁ、サーバーを切り替えた。」

までは良かったものの、新たな業務が発生した途端に混乱に陥るということになってしまいます。

ブロードバンドが普及した背景には、ベストエフォート型サービスの広がりが挙げられます。

ベストエフォートとは「最善の努力」という意味ですから、その性能がでないかも知れません、ということを表しています。
例えばBフレッツなどの光ファイバーでは100Mbpsが最大速度となっていますが、この速度が出ることは実際にはありません。逆に10分の1の速度に達しないことはよくあるわけです。

なぜ、このような文字にするといい加減にも取れるサービスが現れたか。

 

もちろんそれには理由があります。

それまでの通信回線と言えば、専用線で○○Mbps帯域保証というのが当たり前でした。
ところが、端末側の回線速度が増加してくると、それらを集約している上位側では帯域がとても大きくなってしまいとても高額な設備投資が必要になってしまいます。
(それ以前に技術的な問題が発生するケースもあります・・・)

このように設備を占有するような使い方では、安価なサービスの提供は困難でした。

そこで、保証するという考え方をやめて、利用して行く上で問題が生じない程度に共有することで、提供コストを削減するというサービスが考え出されたのです。

実際の利用状況を考えれば明らかなように、全ての利用者が目一杯の帯域を使う通信を行うことはまず考えられません。そのためこの考え方は現実的なサービスとして受け入れられていきました。


※もちろん私もサービスを切り替えました。


これによって通信インフラの提供コストは大きく下げられてブローバンドの普及が進んでいったということです。

ですから、利用者が多くなる夜間のスピードが遅くなるのは、ベストエフォート型のサービスを利用している以上は避けられません。
これはひかり電話などIP電話サービスについても同じことが言えます。
料金が安いのはそれなりのサービスということです。

これが嫌であれば保証型の専用線を利用するしかありません。
ただし、通信コストは2桁あるいは3桁くらい上昇しますが・・・

※一般の加入電話・ISDNは「保証型」のサービスなので品質が違います!

ベストエフォート的なサービスとしては、最近の安価なレンタルサーバーサービスが挙げられます。
ただ、こちらは「品質を保証しません」という形なので、データ・コンテンツの管理に注意が必要です。壊れてしまってゴメンナサイと言われても本当に困ってしまいます。
品質に配慮した上位のサービスを利用するという選択も必要でしょう。

※バックアップは心がけましょう

ところで、このベストエフォートという言葉は久しぶりに目にしたのですが、それは中吊り広告でした。

AERAの広告「ベストエフォートの罠」というタイトルです。

実際に、記事を読んで訳ではありませんがベストエフォートが当たり前になってしまうと、
それを保証されたものと勘違いしていまう、
あるいは逆にそんなもの(安かろう悪かろう)的な反応が一般化してしまう
というようなことが書かれているのではないでしょうか。

 Windowsには、「圧縮フォルダ」という機能があるのことを知っている人も多いでしょう。
この機能の実体は、「ZIP」という形式の圧縮ファイルです。

これは、だいぶ以前から海外(特にアメリカ)では利用されてきた形式です。
インターネット以前のCompuserveなどのパソコン通信でファイル交換をする際に、転送時間を短縮、容量を小さくするために利用されていました。

当時は「WinZip」というシェアウェアのソフトは定番でした。

ところが、日本では別の形式の圧縮ファイル(圧縮方法)が広く流通していました。
NiftyやPC-VAN(今でもあるのかな?)といったパソコン通信が流行っていた時期に、データ交換のスタンダードして使われていたのが、LZHという形式。日本人が開発したLHA(LHarc)という方式・ソフトの利用がかなりこの時期に広がっていったのです。

このため、今でも「Vector」や「窓の杜」といったダウンロードサイトでは、多くのファイルがこのLZH形式で提供されています。

このファイルを使おうとすると、Windows標準の圧縮フォルダの機能では展開はできずに結局別のソフト(ツール)を使う必要がありました。

私自身面倒に思うことも多かったので、圧縮フォルダみたいに使える物があれば便利だとは思っていたのです。

実は、あるのです。
その名も

Microsoft 圧縮 (LZH 形式)フォルダ

米国を始めとする英語圏ではZIP形式がほとんどなので、日本独自の追加機能ということでこっそり?提供されています。


これは、マイクロソフトが正規版ソフトウェアの利用促進を狙って
実施している"Windows Genuine Advantage"の特典の一つとして提供されています。
このためか、あまり大きくは宣伝されていないようで、私も提供されてすぐには気づきませんでした。

手に入れるためには、正規のWindowsかどうかを判定するツールの導入が必要です。
といっても、ほとんどの人には何ら問題があることではないのですが。

ダウンロードの入口はMicrosoft 圧縮 (LZH 形式) フォルダへ↓
http://www.microsoft.com/genuine/offers/default.aspx?displaylang=ja

注意点
圧縮フォルダの機能を拡張するものですが、実は圧縮はできないのです。展開のみの機能なのです。この点は標準の圧縮フォルダと違います。
LZH形式で圧縮したいときには、+Lhacaなど別のツールが必要です。
自分が使うときは、標準のzip圧縮フォルダのを利用して、他人から送られてきたときのために利用するという方法でも十分実用的です。

なお、展開されたファイルのタイムスタンプ(日付)が展開日時になってしまうという点が以前に指摘されていましたが、この点はまだ残っているかも知れません。

この機能は、来年早々に発売されるWindows Vistaに搭載されているかどうかは不明です。

■参考
+Lhaca
「+Lhacaはファイルの圧縮・解凍がドラッグ&ドロップ操作で簡単に行えるソフトウェアです。」
http://park8.wakwak.com/~app/Lhaca/