受即攻について | 無門会空手のブログ

受即攻について

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山脇啓司先生、王、長島時代から野村、落合、そして現代までの野球の歴史をつかんでいました。50歳すぎという歴史は、人間の体の、特に運動構造の肉体の鍛錬と、疲労、疲れ、崩壊の動きをつかんでいることでしょう。


 私は、王選手が、荒川コーチの指導のもと、一本足打法をつかんだその論文を新聞でみました。

 当時受即攻のすごさは、つかんでいましたが、「量質転化」という弁証法の理論が、一体、「量的訓練」からどこまで訓練して「質に変化」するのか、分かりませんでした。

 南郷継正氏は「5万回」と書いてありましたが、そんなものじゃないだろう、と考えていました。

 荒川コーチは、「王が一本足打法を確立するまで100万回は訓練しただろう!」といっていました。

 その記事をみて「これだ!、100万回くらい当たり前だろう。良し俺は山に入ってその3倍の300万回訓練してやろう」と決心しました。

 それを実践するのは、1年近く山に入り、徹底的に朝から晩まで訓練しなくてはならない。と決心し、山籠りとなったわけです。


 1年間の間に受即攻も量的訓練で、どんどん質が変化してきました。1年後はこれ以上改良の余地が無いくらい受即攻に磨きがかかり、現在の無門会空手の基本になっています。


 そんなことを山脇氏に話ました。


 金曜日、少年部に山本樹(たつき)君というなかなか運動神経の良い小学2年生が体験入門にきました。


 今度紹介します。