数ヶ月前から右の掌や指が荒れており、自分で調べてみた所「汗疱状湿疹」であるようです。

自分で治す方法とか、市販で購入出来るオススメのお薬があれば知りたいです。

今は時期が時期なので皮膚科にもあまり行きたくない気持ちでいます。

 

どうしたら良いか教えて欲しいので宜しくお願い致します。

 

「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」とは、手掌や足底に痒みを伴う小水疱(水ぶくれ)が出来ている湿疹性の皮膚疾患のことをいいます。

 

別名「異汗性湿疹(いかんせいしっしん)」「指湿疹(ゆびしっしん)」といい「汗疱(かんぽう)」と略して言われることもあります。

 

手指や足底に1mmから数mm大の小水疱が多発する疾患であり、また手指側面、足趾側面も良く発症する部位です。

 

場合によっては水疱が集合し数cmの大きな水疱を形成することもありますし、手湿疹や接触皮膚炎等ほかの炎症性疾患でも汗疱様の小水疱が生じる場合もあります。

 

手掌や足底に小水疱が左右対称に発症し、それを放置したりすると、乾燥してがさがさになることがあります。

 

手だけでなく足に発症した時は「水虫」に間違えられることがありますが、菌は存在しないため感染はしません。

 

肌に水疱が発症した初めの段階で非常に強い痒みや不快感をともないます。

 

小水疱は融合して大きな水疱になることもあり、発症に季節性が顕著で春、夏に悪化し秋になると軽快することが多いとされています。

 

多汗症の人に多く発症するとされていて、その理由としては、汗が外に出ず皮膚内のpHが低くなり炎症や湿疹を誘発するからだといわれています。

 

しかし発汗とは関係なく発症する場合もあります。

 

汗疹(あせも)の特徴と湿疹の特徴が混ざりあった病態で、汗腺そのものには異常はなく、その汗腺自体の炎症ではありません。

 

表皮の海綿状態が進行することで水疱が形成される場合もあります。

 

「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」の原因はよく解っておらず、誘因とされているのは、

金属アレルギー、慢性の副鼻腔炎、扁桃炎による二次疾患、喫煙で、ストレスや自律神経失調症、ある種の薬剤投与(ガンマグロブリン大量療法)も契機及び悪化要因とされています。

食物に含まれる微量金属や、歯科金属から体内に吸収された金属成分は、汗中に少量排出されて、金属アレルギーがある場合に金属成分を含んだ汗に対して肌が反応して汗疱が発症とされています。

 

そして重症のアトピー性皮膚炎が寛解する過程でも汗疱が発症こともあります。
 

それは入院治療等において全身にガーゼ等の貼付を行うために発汗過多になることや治療によりアトピー性皮膚炎の方の発汗低下が改善し手掌足底にも発汗が促されることなどが理由として推察されていますが、その原因については詳しくは解っていません。


病態の経過としては「表皮内水疱」が形成される、表皮のより深層にできれば表面を厚い表皮成分が覆う、表皮の浅い位置に形成されると透明な内容物が容易に透見できる水疱となり、水疱は時間の経過とともに破裂し、角質片が剥がれおちます(落屑:らくせつ)。
 

時にこの落屑が拡がり、炎症をおこし、周囲を襟様鱗屑が取り囲む「紅斑」が形成される場合もあります。

どのような過程で汗疱が出来るのかは、汗というのは「汗腺(かんせん)」という器官で作られ、手のひらや足の裏に存在する汗腺は「エクリン汗腺」と呼ばれていますが、その先端は皮膚表面に直接開口しています。

 

通常であれば汗は皮膚表面に分泌され、そのまま蒸発していくのですが、何らかの原因でエクリン腺が閉塞し表皮の中に汗が分泌されてしまい、表皮の中に汗が分泌されると、水ぶくれとなり、汗疱が発症してしまうのです。

 

汗が分泌される部位が汗疱よりも少し深いため、水疱にはならず、表皮の紅斑(赤い斑点)として出現したのが「異汗性湿疹」です。

 

どちらもかゆみや不快感、違和感を伴います。

違いとしては汗疱が表皮の表面に水疱としてとどまっているため、周囲に炎症を起こさず、そのために密集した小さな水疱があるものの、その周囲の皮膚の状態は正常ですが、異汗性湿疹は、汗疱より少し深い部位に汗が分泌されるため、周囲に軽い炎症を引き起こし、皮膚が斑点状に赤くなってしまうのです。

 

どちらにしても痒みや違和感、不快感は生じてしまい、酷く掻いてしまうと症状は増悪します。

 

現在おいて確率した治療法は無く、最新の医療技術でも完全に治療することは出来ないとされています。

それは炎症を抑えられても、アレルギー反応で再発してしまうからです。

 

症状が軽い場合は、無治療でも2~3週で肌に吸収され、自然に改善していきます。

 

炎症や痒み等が酷い、水疱が大きくなっている時に現時点で行われているのは、抑制させる方法として、抗炎症作用のステロイド外用剤、尿素軟膏などの角質溶解剤や制汗作用のある20%塩化アルミニウム水を使用したり、痒みが強い場合、抗アレルギー薬を使用したりします。

 

他の疾患における二次疾患の対応としては抗生剤投与や扁桃の切除、歯科金属アレルギー場合は歯科金属の入れ替えなどをおこないます。

 

 

診断方法は手足以外の病変の確認、細菌成分の有無、水疱周辺の炎症の程度、膿疱、口腔内病変の有無を確認し、汗疱状白癬や白癬疹を、掌蹠膿疱症、接触皮膚炎や自家感作性皮膚炎などの湿疹性病変、手足口病、小児掌蹠丘疹性皮膚炎(砂かぶれ皮膚炎)、水疱性類天疱瘡等との鑑別をおこない汗疱(異汗性湿疹)であるかを診断します。

 

水疱内容を採取してギムザ染色を行い、水疱内の炎症細胞を検査することや金属アレルギーのバッチテストすることもあります。

 

予防法として、高温多湿をできるだけ避けるようにするとか、日常生活では手洗い、入浴後によく乾燥させる、喫煙が原因と推測されれば禁煙をする、ストレスや自律神経の乱れが原因なのであればストレスを軽減させる、発汗することを減らすように工夫することとなります。

 

炎症が無く症状が軽いのであれば、汗は身体にとって害のあるものではありませんので、かゆみや違和感、不快感などの症状さえ和らげる事が出来れば良いわけで、抗ヒスタミン薬を使ったり制汗作用のある塩化アルミニウムを病院で処方してもらい患部に塗る、ステロイド外用薬を使用する、尿素などのピーリング剤で皮膚表面を穏やかに溶かし、表皮内に貯留してしまった汗を改善させるという方法もあります。

 

 

また慢性感染が原因なのであれば、抗菌薬によって病原菌に対処します。

 

塩化アルミニウムは濃度が高いほど制汗作用も強くなりますが、かぶれなどの副作用が生じる頻度も多くなってしまいます。

 

どちらに症状を医師に判断してもらってから使用するのが賢明なことになるでしょう。

 

汗疱上湿疹がおきているのは身体の変調が誘因となる「代謝の異常」となります。

ですから上記のような対策や予防策を取りつつ、体の代謝の異常を改善することが重要になります。

 

代謝の異常を改善出来れば、自己治癒力が高まり寛解することも早まります。

金属アレルギーをなどがあるのであれば、尚の事体質改善をする必要があります。

 

体質の改善にはデトックスを行いつつ、食習慣や生活習慣を見直すことが必要になってきます。

これらを対処療法と直接結びつけるのは、イメージとして認識をしづらいことでしょうが、根本原因に「代謝経路の異常」の問題があるとの認識をすれば体質の改善の重要性は理解できるはずです。

 

 

それは人体常在菌層の乱れかもしれませんし、内分泌の異常かもしれませんし、腸層や臓器の変調が原因かもしれません。

 

要因を見つけることは困難な作業ですが、一つ一つ丁寧に紐解いていくように、少しずつであっても生活習慣や食習慣を変えていくことが、体質の改善につながるのです。

 

選択肢によっては気功技術を用いて、体質を書き換えていくことも有効な手段の一つです。

 

「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」は原因と治療法が正確に判明していない疾患です。

 

症状の状態に応じた予防策や対処療法を行う必要が出てきますので、専門的な判断は重要になります。

 

ですが自然寛解することも多いですので、誘因となる要素を避けて、体質改善に努めていきましょう。

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