僕は友達が少ない。

滅多に連絡を取らない。

それでも、つながっている。

「久しぶり」という言葉は、僕も友達もほとんど使わない。

会っても久しぶりな感じがしない。

出会って、別れがきても「この人とは、どんなに時間が経っても、また会うな」と感覚でわかる。


逆に「連絡するね」とか「また会おう」とか言ったり、言われたりすると、ほぼ会えない。

オーストラリアで街を歩いていたら、たまたま小学校の友人にあった。

日本で隣の街にいても全く会えないのに、そういうことが本当にあるのだ。

「小学校の友達をいつまでも、大切にしなさい」と言われているような気がした。


以前の職場を辞めた時、パートさんで悲しんでいる人がいた。

「また会えるんで、泣くとかやめてください」

「は?」と言われた。何を根拠にこの人は言ってるんだと思われたらしい。



僕は友達に電話をすると、必ずみんな驚く。

「何かあったか?」と。

今でも僕が友達だと思ってる人は、必ずそういう人だ。

究極の寂しがり屋の、1人好きなのだ。

友達は気づけば、勝手につながっている。

そういうご縁があるのだ。



B'zのbrotherhoodの歌詞で好きなフレーズがある。

みんな生まれも育ちも違ってるし、ベッタリくっつくのは好きじゃない。

いざという時手を差し伸べられるかどうかなんだ。


本当にそう思う。