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隣のクラス(年長クラス)の担任から相談があった。
「(配慮が必要なのはわかってるけど)どうしたらいいのかわからない。何で先生(私)の言うことは聞くんだろ?」
「どんな声かけをしてますか?」と聞くと
「受け入れてあげようと気をつけてるし、落ち着かないときはハグして
『いい子になるんだよ〜』って頭なでなでしてあげてる。そうすると落ち着くから」との答え。
「いい子になる必要あります?」
私の言葉に、相手は絶句。
「いい子じゃないとダメですか?」
今までも伝えてきたけど、見聞きしたことで気になる点を改めて伝えてみた。
「大人が扱いやすいようになってくれることを求めてませんか?」
コレ、言われた方はかなりキツイと思う。
でも、これを言わなきゃいけない経緯もあったので言わせてもらいました。
1対1の時には言わず、複数いる場で、私だけの考えを押し付けないように、それぞれの意見を言い合えて聞き合える場で。
いい子にならなきゃ好きになってもらえない、って子どもが感じてしまったら?
いい子を演じることに疲れちゃいますよ。
どんな子が「いい子」って、難しいと思う。
人によって「いい子」の定義は違うから。
悪態ついてもいい
喧嘩してもいい
ワガママ言ってもいい
それが「子どもらしくていい子じゃん」って感じることもある。
瞬間瞬間に、その子なりの理由がある。
うまく説明できなくても、正しいとか間違ってるではなくて、理由がない時もあるけど。
難しいね〜って、昨日も話が終わったよ。
結論は出ない、永遠のテーマだわね。
ちなみに…パニックになった子に対して
あれこれとなだめ続けるのは逆効果なので、安全を確保した上でその子から離れ、
「無視」します。だだ遠くから見守る無視。
落ち着いてきたら、話しかける。
「短い言葉」
「具体的な表現」
「その子が理解できる言葉で」
そして「敬語」
人によって語尾や言い回しが違うと伝わりにくいので、敬語はある程度の統一感があり好ましい、と教わりました。
実際、効果を実感しています。
感情的になることも抑えられます。
子どもに対してだけではなく、大人に対して年上にも年下にも、仕事のことでは敬語で話すようにしてます。
現場だけではなく、私自身この教えを頂いてから、我が子に対する接し方が変わったように思います。
してほしくないことをやらかした時、つい感情的に大きな声で怒ってしまうことも多かったし、今でもあります。
でも、いかんいかんと思い直し、一呼吸おいて敬語で話す。短く話す。
そんな幼少時代を経てきたからか、高校生になった息子は未だに言いますよ。
「ママは敬語で話す時が一番怖い」って😅
敬語で囁く
是非お試しを( ´艸`)