あなたといること re114 | ある日突然、東方神起sec

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ある日突然、東方神起からのお引越しです。

「海産物も買いましょうか…」
買い物に行った先に、美味しそうなサザエを見つけて手にとる。

「サザエのつぼ焼き…美味しそう」
ドフンを乗せたカートをとめて、先生がサザエを受けとる。

今日、午後からキャンプに行くから、食材を買いに来た。
キャンプではBBQが我が家の基本だから、たくさんの牛肉をカートに入れる。
チャンミン先生も食べるからな…他のお客さんが2度見するレベルで買い込んでいく。

「ユノさん…味付けどうします?」
かわいい瞳で俺を見つめる。

「…味付け?」
その瞳を見つめ返すだけで、幸せ…お肉で重くなったカートを代わって転がす。

「お肉…味付けしてから、持って行きますよね?」
先生もカートに手を添えて…ふたりでカートを転がす。

「やったことないです…」
いつもそのまま焼いてタレで食べるから…

「…そうですか?」
お肉を見つめる先生…味付けできるのかな?

「…どうやるんですか?」
焼肉屋みたいなのを想像して、難しそうだなと思う。

「簡単ですよ…美味しくなるし…」
俺を見つめた後、恥ずかしそうにドフンをなでる。

「おいしいのがいい♡」
先生になでられて、あからさまにテンション上がるドフン…パパは昨夜、もっとすごいことしました…余裕で見つめる。

「何が必要ですか?」
漬け込みタレとか、売ってないよな…売り場を探す。

「白ネギと、焼肉のタレと砂糖があればできますよ」
カートを野菜コーナーに向けて転がす。

「袋に入れた牛肉に、みじん切りにした白ネギを入れてまんべんなく焼肉のタレを絡めたら、ニュアンスで砂糖を入れます…」
………もう、先生にしかわからない世界。帰ったらやってもらおう…理解することをあきらめて、サツマイモを買いに行く。

「焼き芋…ですか?」
ドフンに手渡したサツマイモを見ながら先生がつぶやく。

「焼肉の後に、火のついた木炭が残るのでそれに入れておやつにするんです…ドフンが好きなんです。」

「やきいも、だいすきぃ♡」
サツマイモを抱きしめる。

「すごく楽しみです、キャンプ♡」

…食べ物の話になると、俄然 やる気を出す先生がかわいくて笑う。

買い物を終えた車までの帰り道…

「今日は最後までカートに乗ってて偉かったぞ、ドフン。」
いつもなら途中で飽きて、降りた後に行方不明になることが多い。

「だって~せんせ~が、おしてくれるから~」
上目遣いでかわいいポーズ…おまえ、いつそんなの覚えたんだ…恋敵の好プレーに驚愕する。

「パパだけでもちゃんと乗ってね、パパ大変だよ」
先生が言うことは守るから…こうして言ってくれて助かる。



キッチンでさっき言ってた味付けをはじめる。
お肉に白ネギ入れて…タレと砂糖を入れる。

「砂糖はどうして入れるんですか?」
すごく不思議…訊いてみる。

「タレだけだと辛いんですよ…砂糖入れるとマイルドになります」
タレと砂糖のバランスがニュアンスで…ってところか…なんとなく理解する。

その隣でサツマイモに新聞紙を巻いて濡らしていく。

「サツマイモ…どうするんですか?」
先生に問われる。

そうか…チャンミン先生、アウトドアやらないから知らないんだ。
「これをアルミホイルで包んだのを火に入れると焦げずにふっくら仕上がるんですよ…」
…教えてあげる。

こうしてお互いに知らないことを教えあえるっていいな…笑みがこぼれる。

「そろそろ行きますか?」
…食材の準備が終わる。

後は、荷物を運び出して出発するのみ。


つづく

今日…携帯忘れて仕事行きました。


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