世界の中心で、愛をさけぶ | テレビウオッチャー

世界の中心で、愛をさけぶ

あれだけ大ブレイクしていたセカチュー実は今回初めてみました

ドラマもやっていましたがそれは見ておりませんでした


この映画次元が違うほどの秀逸な出来でした

レベルの桁が違い過ぎます

ビデオに撮って2回観てしまいましたよ

1度目はストーリーを追っておりました

前半の展開からこれは長澤まさみさんのイメージ映画的なものなのかという、うがった見方を当初はしておりました

見進めるうちに無駄なカットがひとつもない事に気づいて行くのでありました

全ての事柄や会話は次、あるいはだいぶ過ぎたシーンにしっかりかかっているのでありました

一見あっても無くてもよいと思われるシーンもちゃんとどこかに影響を与え、そこから話しは展開、発展して行く

これほど完璧に作り上げられた映画は他にはないのではないかと思えるぐらいでありました

それを確認するように2回目を見たワケでございます


例えば冒頭付近、学校で陸上のスタート練習する亜紀のところにあぶない刑事の撮影スタップがやって来る

屋上からそれを見てコロッケパンを食べながら見ている朔太郎の横にいる女子生徒が「あれは亜紀じゃない?女優デビューするの?」

撮影中屋上を見上げて微笑む亜紀・・・・

というシーンは元気で活発な子でしかもかわいい亜紀を表現するだけでなく、次のシーンでバイクで二人乗りをして海に向う亜紀と朔太郎の堤防での会話に将来は女優になるの?と朔太郎が問いかけるシーンにもかかっているし、亜紀から見たこのシーンはコロッケパンをほうばってこちらを見ている朔太郎がかわいいと思ったのだろう、あの子と話しがしたいなと思っていたのだろう堤防から帰るシーンで亜紀が「話しをしたかったから」と言っている

単にそれだけならまだしもだ

最後のテープでコロッケパンの食べている朔太郎が愛しいと思っていたと亜紀が吹き込んでいるのはこのシーンにかかって来る

普通ならただ単に元気な亜紀を見せれば良いと思えるがこのシーンがいくつもの伏線になっているところが凄い、1回観ただけなら見逃してしまうシーンかもしれない


これより前のシーンでいなくなった律子が高知空港出口で台風の実況をするテレビ画面ニュースの中でチラっと映る

このシーンが全てを観終わった後で見ると凄い事に気が付く

1回目に観た場合ここは単にテレビに出た婚約者の律子を朔太郎が探しにいくキッカケである事もさることながら台風や車に轢かれそうになる律子にもかかっている


入院した亜紀が手品を覚えるシーンも最初に見ると他愛もないシーンに見えるがこれもエンディングに関係してくる


いくら書いても書ききれないぐらいの関係性を持って次のシーンへと繋がっていくのでここから先は御自身で録画されていらっしゃる方はもう1度見てひとつひとつ確認して頂きたい


原作の良さもさることながら脚本や演出も含めた全ての点に置いてこの映画は日本を代表する大作であるといえましょう


ドラマ制作に携わる関係者の方々にはこの映画は100回も200回も観て良いドラマ作りに役立てて欲しいと思う次第でございます


ストーリーも含めて素晴らしい映画を見させて頂きました




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