もう11月も中盤に差し掛かり、冬クールも折り返しに。
ドラマを見ていると、時間の流れが速く感じられるから不思議ですが。
そんなわけで、視聴率の様子を見てみようと思います。
後半戦は金曜日から日曜日までのドラマです。
「砂の塔」(金22・TBS)
うーん。似たところで「Nのために」の視聴率を見てみましょうか。
まあ、この手の1クール続きのサスペンスは上手くいかないことが多い。それに比べると、5話までかなり良い成績かもしれない。5話なんかは過去最高だし。
基本的に多くのドラマは、「比較的」高視聴率を取りやすい1話完結のドラマにしてしまいがち。
でも多くの場合、本当に記録的な高視聴率を出すのは、1話の中に起伏があるような、シリーズを通した作品。例えば『半沢直樹』。
ただサスペンスだと、途中から見始めるのには勇気がいる。ので、こういう平行を描くグラフになる。初回の視聴率以上の視聴率を出すのは非常に難しい。
というわけで今後も10%前後を維持するんじゃないだろうか。
「THE LAST COP/ラストコップ」(土21・日テレ)
まあ、良くも悪くもない。映画になることを見越すと悪い。「最後のS」が視聴率急落・映画大コケという方向に進んだことを考慮するとねえ。
未来を見据えて打開策の話をすると、やっぱり、京極の、30年間眠っていたという設定を、もう少し別の切り口から活かせないと。今のところ、「若者的無鉄砲」と「現在への無知」「古いことを言う」以外では活かせていない。
日テレ土ドラ枠特有の、説教臭さみたいなものも抜けない。これをどう処理していくかかな。
間違いなく言えるのは、今後主人公たちに大きな困難がやってくる。それがどれくらい面白くなるか。
「キャリア」(日21・フジ)
まあ。良くもなく悪くもなく。まあ悪いんですけど。
フジの力の入れ方に応じた視聴率ということだと思います。
10%に乗ることはないでしょうしこの程度で平行線かな。
「IQ246」(日21・TBS)
物議を醸しているかもしれませんが、個人的にはこんなもんだと思うし、これでいいと思う。
織田裕二さんの怪演、みたいに言われているけれど、別に怪演ではないと思うし、非常に脚本には合っていると思う。むしろ周りの俳優がそれについていけていないから浮くけれど、それは織田裕二さんの責任ではない。
最低10%位で推移するのかなあ。2、3度10%を下回るかもしれませんが、最終回は13%位に落ち着いて終わるんじゃないかな。
「レンタル救世主」(日22・日テレ)
まあ視聴率も落ちるよ、面白くないもん。
1話1話を切り取ると面白いかもしれないけれど、それを続けて何度も見ると、毎回展開は同じだし、不思議な説教臭さがあるし。
視聴率は、最終回に向けて上がってくるんでしょうけど、10%には乗らないっでしょうね。