少し前のMr.サンデーで中学受験についての
議論をやっていました。
パネリストが中学受験についての必要性と不要性を説いていました。
多くのパネリストが不要、佐藤ママだけ必要性を説いていました。
どちらの議論についても、型にはまったものでした。
取り上げると、
「公立は色んな子が居るから、そこで揉まれることが重要。」
「同じ偏差値帯が集まるから似たような子が集まる弊害。」
と、言う議論。
これって画一的な見方だなぁと思いました。
公立は色んな子が集まると言うのは思い込みであって、こと首都圏では色んな子は集まらない。
①都内で言えば、19.8%が私立中に進学。東京都文京区で言えば、49.5%が私立中に進学。
少なくとも、文京区では上位層が思い切り抜けた公立中学校生活になると言える。
上位が抜けてるので色んな層とは言えない。
②良くも悪くも公立中の生徒を形成しているのは、同じ地区に住んでいると言う同一のバックボーンが存在する。
私立中に通学した場合は、ほとんどの子が初めて自分と違う市区町村、異なる都府県の友達が出来るのではないかと思う。
それって色んな子だよね…
多分、灘とか言ったら見たことない色んな子いると思いますよ。
灘に受かるレベルの子から見たら、公立中こそ同じ子ばかりに見えるのでは…
(ウチは灘レベルから遥か下ですが、程度の差こそあれ、似た様な子だなと思うかも知れない。)
③公立だと同一公立小からの進学者が1/3〜半分程度は居るので、延長線上なだけでは。
他にも「教育格差が出来るのは国にとって良くない」なんて議論も有りました。これは論外。
①それって、国の立場では困るのかも知れませんが、我々親子には関係ないこと。
そもそも、格差ができるって言うことは私立中が公立中より上位と言うことを認めている証左。
②有名大学に進学させたいって言うのではなく、同地区で公立進学者との人間関係をリセットしたいと言う人もいるんじゃ無いのかとも思う。
教育格差云々より、幼い子が人間関係をリセットしたいと思わせるような教育現場にメスを入れることが、国としてはやらなければならない先のことでは無いのかとも。
とまあ、私立中に通わせる立場から書いてみましたが、同じ環境下で平等に生活してる訳ではないから、一般論でどちらが優劣と言うのは決められないと思う。地方で私立中無ければ殆ど公立だろうし、それが悪いこととは決して言えない。
ただ、一方的に殴られっぱなし(視聴者は公立が多いので、そちらが受けは良い)なのは、不平等なので幾つか反論してみました。
ちなみに、我が家は私立中で良いと思ったのは、色々なイベントがあって、情操教育にかなうものと思ったから。
勿論、学力も上がって欲しいのは否定しませんが。