3月11日


大震災が起こったあの日


すべてのことは始まった。




苦手だったあなた


いつも明るいのにたまに見せる真顔が


何を考えているのかわからず


ずっと避けていた


むしろあなたも私を嫌っているのでは


そう考えたこともあった


けれどあの日を境に


あなたの笑顔が消える理由に気づいてしまった


どんな辛い思いをしているのか


わかるようになってしまった


何を考えていて


どんなに辛くても何が起こっても


決して表には出さない


この人は本当に辛い中で生きている


それに気づいてしまった


胸が痛い


それ以来


今まで嫌っていたのが嘘のように


お互い無意識に求めるようになった


傍に居て欲しい


これから迎える困難にも気づかず


そのときはただひたすらに


明るい未来を想像していた