静かな日曜日の午後、

町内会の〇〇さんの訪問の真の目的は次のようなことだった。

 

数か月前、私たちの班のごみ集積場は、

近くのアパートの住人の奔放なごみ捨てに頭を痛めていた。

時間外に出されたごみにカラスが集まり、悲惨な状態に。

 

近隣のごみ集積場も程度の差はあれ、同じようにカラスに荒らされていたため、

両側にポールを立てネットを設置し、その中にごみ袋を入れることになった。

さらにアパートの住人用に戸建の住人とは別の専用ごみ集積場を設けることにした。

 

これで落ち着いたのもつかの間。カラスも負けてはいない。

数か月もすると小さなネットの目に嘴をつっこみ、

中のごみ袋を引っ張り出して荒らすようになってしまった。

 

そこで、町内会の〇〇さんの話。

ネットの内側にブルーシートを固定してはどうかというのだ。

既に他の集積場でやって一定の効果を得ているとのこと。

自治体に依頼したが自分たちでやってくれと言われてしまった。

〇〇さんご夫婦はおふたりとも大病をされて体力がなく、車もないのでブルーシート等の材料を買いに行くこともできない、とのこと。

 

「で、あなたやってくれない?」ってことなんですね。

はーい。やっと話がわかりました。

 

班長でもないし、うちの夫は70代、夫も私も仕事してるし、何を思って〇〇さんはうちを選んだのか?とは思ったけれど、まあ、断るのも面倒。今まで町内会のために何もやってこなかったのも事実。なによりここまで話を聞いたらごちゃごちゃいうよりやったほうが早い。

 

夕方寸法を測って、シートと結束バンドを買いに行った。夜戻ってきた夫に経緯を話し、翌日あーだこーだいいながら2人でブルーシートを固定した。うまくできたかどうかわからないけど、前よりはいいはず。

 

「はー疲れた~」と思ってふと見ると、〇〇さんにもらった花の苗がグッタリしてました(笑)

さすが、ブラウン・サム!

私の苦手なこと