祖父(新聞)、父(テレビ局)、息子(ネットニュース)それぞれ違うメディアで活躍するマスコミ三世代の男たち。男だけのホームドラマという設定がものめずらしくて観始めたのだが、和田家の建物がステキ過ぎて、ドラマの筋はほったらかしになってしまいました(笑)

 

ロケ地は葉山の加地邸という有名な建物。旧帝国ホテルや自由学園明日館などを設計した著名な建築家フランク・ロイド・ライト氏の愛弟子遠藤新氏の設計。1928年築。大谷石を多用した特徴的なエントランスと外観。何ともいえない深みのある木目の色。建物と人間の違いはあれど、ああいう年の取り方をしたいもんです。つくづく見とれてしまいました。

 

登場人物もそれぞれ魅力的。特に段田安則さんが演じた祖父は、恋愛も現役、おしゃれで知的だけれど素直でかわいらしさもある。バブルのころ、こういうステキなちゃんとした大人がたくさんいたなあ・・・。テレビ局の敏腕プロデューサーの父は佐々木蔵之介さん。その息子を演じるのは相葉くん。母の連れ子だったため二人と血縁関係はないが、ちょっとしたきっかけで一緒に住むことになる。彼が家族のために作る食事がまたさりげなくておいしそう。3人の距離感が絶妙に心地よくて、なんとなく毎週観てました。で、今もTverでついつい観てます(笑)

 

加地邸の話のおまけ・・・NHKで放送していたドラマ「岸辺露伴は動かない」の露伴の自宅も同じ建物!