テレビ業界用語辞典 2011年バージョン【ならび】
マネージャーに
「ならびはどんな感じですか?」と聞かれたら
それは「共演者は誰ですか?」という意味。
当然、自分より格下のタレントばかりの所に
自分のタレントが入ると
自分のタレントまで格が落ちたように見えるので
タレント側はいやがるわけです。
逆に、番組側としては、
格のあるタレントが入ると
番組全体の格が上がり、
おのずと他のゲストもブッキングしやすくなるのです。
極端な例でいえば、
ビートたけしさんが番組に出てくれるとなれば、
日本中の芸能人であれば
ほぼ誰でも出演してくれるでしょう。
逆に、AV女優が出演するとなると
イメージが大切な女優さんは
絶対でなくなるわけです。
番組にとってうれしいのは、
ちょい役の子が、
人気者になっていって
結果、番組の格が上がる、というケース。
僕の実体験からいうと、
おバカタレントで一世を風靡したSさん。
最初は事務所からお願いされて
番組で使ってあげていた、という状態だったのに
あれよあれよと人気者になってくれました。
すると、
女の子のゲストがブッキングしやすくなったんです。
つまり、Sと「ならび」で出演するのは
その女の子にとって得、と判断する事務所が増えたからです。
「人気」という実態のない力で勝負する芸能界だからこそ
「ならび」はとっても大切なんです。