深夜割引を狙って、350km先の目的地に夜8時頃出発。
走り出した瞬間イヤーな予感、電圧が12.7V程度しかない。(セルは快調に回ったが..)
ライトを消すと14Vくらい出るので充電機能はOKと判断し、夜の高速に乗った。
電圧は12.7Vで安定。
最初のSAで休憩することとして駐車場でエンジンオフ。
30分以上トイレに行ったり、お土産を買ったりしてバイクに戻った。
キーをひねった瞬間頭の中が真っ白になった。
暗い駐車場でやっと確認できるくらいの暗さでボーっとニュートラルランプ、オイルランプがついている。
電圧がまったくないことは明らかだ。
絶望的な気持ちでセルボタンを押してみるがカチリとも言わない。
気を取り直して、SAの端にあるスタンドまでバイクを押していった。
明るい場所で電圧計をみると10.1Vしかない。完全放電だ。
スタンドの人に、ブースターケーブルでエンジン始動をお願いした。
スタンドのスタータが電圧不足だったりして手間取ったが、何とか準備OKで、ランプ類も明々と点灯したので
セルスタート。セルは快調に回り、エンジンも無事スタートした。
ところが、ブースターケーブルをはずすと、電圧は10.1Vのまま。回転をあげても電圧上がらないし、回転の上がり方も変。
バッテリーあるいは充電系統が故障しており、もう走れないと判断したが、これからどうする?
夜も遅くなってきたので、明朝軽トラを借りてきて乗せて帰るか?(一人で荷台に乗せる自信はない)
このSAには宿泊施設がないので、困った。
結局、スタンドの人にお願いして、バイクを一晩置かせてもらい。自分は速攻で電車で家に帰って明朝出直すこととした。
SAの従業員用出口から出してもらったが、駅までは相当遠い(徒歩一時間)そうである。SAの従業員の人が親切に、従業員用の連絡バスを教えてくれた。バスは私の事情を考慮して例外的措置として乗せてくれる事となった。(関係者のご親切に感謝いたします。)
何とか電車に乗ることでき、1時間半くらいかけて自宅にたどり着いた。
自宅に戻って、前に買った中華バッテリー、古いレギュレーター(たぶん正常)、テスターなどを準備して
風呂に入って寝た。
明朝5時起きして電車、バスと乗りついでSAの近くまでたどり着いた。朝8時ころであったが、すでに猛暑で
重いバッテリーを持って、ブーツ・皮パンでSAまで歩いていくのは大変。
まずはバッテリーを交換した。
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次に問題のレギュレーターであるが、テスターで測ろうとしたら「テスターの電池切れ」!
マーフィーの法則を地で行く展開に頭に着たが、+側を配線し、-側の金具をそっとバッテリーに当ててみたら、
予想通り小さい火花が飛び、短絡していることが伺われた。
普通は、キーがOFFのときは電流が流れないので、接触させても火花は飛ばない。
原因はレギュレーターパンクと断定し、持参した古いレギュレーターと交換した。
仮付けの状態でエンジン始動すると、快調に始動し、電圧も14.5V[程度といたって正常。
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これなら、先へ進めると判断し、スタンドの方に礼を言って、ツーリング再開である。
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充電不良の原因としては、ジェネレーターコイルの焼損・ショートも考えられ、その場合はバイクを動かすことはできないので最悪であるが、そうでなくてラッキーであった。(もっとも新バッテリーの寿命分は走行可能であるのでたぶん家まで帰れるが..)
いずれにしても、こんな故障が頻発してはおちおち乗れないので、原因を究明する必要がある。
あー疲れた。