巨人の星(再放送)[第123~124回]|川上監督の新作戦&すばらしい兄・左門 | テレビドラマに夢中!

巨人の星(再放送)[第123~124回]|川上監督の新作戦&すばらしい兄・左門

(再放送)2010年10月4日~
月~金 19:00~20:00(毎回2話放送)
TVK
原作 - 梶原一騎(作)、川崎のぼる(画)
脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕
作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史
美術監督 - 小山礼司(1話-57話)→影山勇(58話以降)
美術デザイン - 小山礼司(67話以降)
音楽 - 渡辺岳夫
原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他
コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他
演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔
ナレーター - 小林恭治
協力 - 東京読売巨人軍
資料提供 - 越智正典(91話)
制作 - よみうりテレビ、東京ムービー
* cast
星飛雄馬 - 古谷徹
星一徹 - 加藤精三
星明子 - 白石冬美
花形満 - 井上真樹夫


テレビドラマに夢中!-巨人の星
第123回★川上監督の新作戦
多摩川グラウンドで大リーグボール2号の練習にいそしむ飛雄馬
川上監督が宿舎でお前を待っているぞと竹宮寮長が呼びに来る
初出演だが、もう登場しないキャラクターだろう
伴はすでに目が見えなくなっていて、飛雄馬に肩を貸してもらわないと歩けない
寮長「伴のやつ…泣いているのかな」
タクシーで宿舎に到着したふたり、川上を放っておいてまず医務室へ
一体君たちは何をしていたんだ?と医者
「伴君はもう少しで***になるところだったんだぞ」
メクラ ならん
そこへ待ちぼうけをくった川上が「星!」と入ってくる
「君に話があるというのは、星コーチの逆手をとる作戦についてだ!」
「…そんな余地があるんですか?」
「ある! 今度こそ、この川上が星一徹の逆手をとってねじあげてやる!」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 逆手をとって ね じ あ げ て や る
テレビドラマに夢中!-巨人の星 張り紙までして川上は大はりきり
「星、その逆手にねじあげる方法についての相談をこれからするわけだが…」
もー、逆手逆手うるさいwww
「オズマが君を打倒したのではない、君の親父さんが君を打倒しなのでもない――
 水原=一徹コンビがわしを打倒したのだ!」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 つまり中日が巨人軍を叩いたのだ!
テレビドラマに夢中!-巨人の星 監督の剣幕にたじろぐ二人
悔しさのあまり寝ずに考えたが、打開策は特に浮かばなかったという川上
「オールスターの監督を投げ出し、君のようにどこかへ逃げ出したいくらいだった…」
これはチクリと皮肉かな
ところが昨日の中日戦で川上は珍しい場面を見る
手元が狂った堀内の内角ボールをオズマが無理矢理打ってファウルになったのだが、
一徹は「こ、こりゃいかん!」と慌て、「オズマ!」と呼び寄せたのだった
「わたしの頭にひらめいた――オズマの打法を逆手にとる作戦が!」
「どんな作戦です、監督!」と目隠しをしたままの伴が叫ぶ
「うむ…つまり、大リーグボールの予測を途中でぶったぎってしまうんだ」
「オズマのバットがど真ん中に動くからといって、
 大リーグボールを付き合いよくど真ん中に投げんでもええ、ということですか」
伴の言ったことは、おそらく「巨人の星」の読者視聴者が抱いた疑問であろう
そういった声の高まりに応える形で描かれたのが今回の話なのかもしれない
「どうだ星、できるか?」
「できると思います…」
「そこでだ、オズマがバットをど真ん中に動かそうとした時、予測をぶったぎったら、ボールはどこへ?」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 インコース高めぎりぎりのところです
「そうだ、昨日の堀内の球もそこだった、オズマは振り遅れてファイルになったんだ」
バットを引いてもう一度スイングするのと一歩身を引くのとでは、どちらが時間がかかるか
「そうか…気がつかなかった…」
「しかもオズマはど真ん中に来ると思い込んでいる
 いかに見えないスイングであろうとも、振り遅れて空振りかファイルにしかならん!」
飛雄馬、なぜかくるりと後ろを向くと、
(予測をぶった切って…勝つ!
 星中日コーチはさぞぶったまげるだろう、逆手をねじ上げられてな!)
基地外のように笑う飛雄馬である
「星! わかったら早速今夜の対中日戦に登板せい!」と川上は立ち上がる
テレビドラマに夢中!-巨人の星 一徹石像が大爆発
しかし砂埃がおさまると…
「飛雄馬! お前をそんな男に育てたおぼえはないぞ! ぬわっはっはっは!
テレビドラマに夢中!-巨人の星 幻聴に頭を抱える
「どうした星!」
「…監督、その作戦はどのくらい通用しますか?」
「まず、2ヶ月だろうな…」と監督
「特訓を積めば見えないスイングは威力を増し、インコース高めでも打てるようになるでしょう」
「しかし、その頃にはわが巨人軍は独走体制に入っておる
 君は優勝に貢献し、そのあとのオフシーズンでゆっくり大リーグ2号を開発すればいいのだ
「巨人はいいかもしれませんが、俺は、その場逃れと軽蔑されます…」
「それでは、わしの作戦には従わんというのか…! もういい!」
あーあ、川上へそを曲げちゃったよ
「お言葉にさからって申し訳ありませんが、1か月だけ時間をください!」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 ぬぬぬぬ…
「星! あらためて言い渡す! 二軍へ行け!」
逆手にねじあげる作戦を否定されて、すっかり頭にきた監督である
「1か月先にできる大リーグボールを当てにするわけではないぞ、
 あくまでも監督の言うことをきけぬロクデナシとして、二軍へ行け!」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 おとなげない川上なのであった
川上がぷんぷんしながら出ていった後、
「よくよく俺は父ちゃんの影響から抜けられんようにできているらしい…」
飛雄馬が思い出したのは小5冬の事件である
三叉路で、一徹の決めた真ん中の道が工事中だったので、思わず近道を選んでしまった飛雄馬
するとその出口に一徹が待ち構えていて、
テレビドラマに夢中!-巨人の星 ばかものっ
テレビドラマに夢中!-巨人の星 鬼顔の一徹
それ以来近道を選べなくなった飛雄馬なのであった(ほんとか?)
とにかく大リーグボール1号は思いきりよく捨てて、
今は2号完成を目指したい飛雄馬なのだった

そしてその夜の中日戦
川上に弱点を見抜かれたと思った一徹は、
いち早くオズマのギブスを太くして内角球も打てるよう、すでに特訓を強化していた
どや顔の一徹だったが、飛雄馬がベンチ入りしておらず、川上が不機嫌だったという話を聞いて、
「飛雄馬…よくそこまで成長したものだ…」
オズマに向かって、「今度あいつがマウンドに現れたらお前はきりきり舞いさせられるだろう」
一方、巨人ベンチの川上も、オズマの強化特訓特訓をいまいましい思いの中で知るのだった

第124回★すばらしい兄・左門
夏の盛り、飛雄馬は大リーグボール2号の完成を急ぐ
そこへタクシーで偵察しにきたのは左門の弟妹たちである(チヨを除く)
テレビドラマに夢中!-巨人の星
テレビドラマに夢中!-巨人の星テレビドラマに夢中!-巨人の星 すると…
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「ボールが消えた!」
しかも伴の異様な包帯姿に「あんちゃんに報告するたい!」

一方、左門は昼休みで帰り途にアイスを購入
…って、ユニフォームでバットぶら下げて歩いてるのか、この男www
弟妹たちのタクシーが到着、不足料金290円を運転手に払わされる
飛雄馬のスパイをしてきたと聞いた左門、
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「ここに座りんしゃい!」
野球はあんちゃんだけの世界じゃと説教を始めるが、
「あんちゃんはいつも星投手に負けてるじゃなかか!」と言われて言い返す言葉がない
飛雄馬とライバルであり続けるために巨人のスカウトを追い返した兄を
弟妹たちはさすがあんちゃんと思って見ていた
「ばってん、あんちゃんはその後だんだんいけんようになってしまったんじゃ!」
そう、プロ入りしてからの左門は対飛雄馬に関するかぎり、これといった活躍をしていない
それどころか、弟妹たちの前で大リーグボール1号の最初の餌食になり、
1号打倒も花形に先を越されたのである
かつて熊本で、強欲な親戚に命じられて荒地を耕した左門
「あの根性があるから、実力では花形やオズマにひけはとらんたい!」
だが、弟妹を養うという枷があるので捨て身の特訓はできないのだった
…オズマみたいな特訓は別にやってもいいんじゃないの??
「しかし、渇しても盗泉の水は飲まず──スパイは盗みばい!」
孔子ですネ
「戦争だってまずスパイ戦から始まるじゃなかか!」
「たわけ! 野球は戦争じゃなか!」
「そげんこと言ったって、星投手の大リーグボール2号はとてつもな「星投手の大リーグボール2号はとてつもなか魔球たい、何しろボールが消えて…」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 マサヒロッ!!
テレビドラマに夢中!-巨人の星 うぐぐ
「その先ば言うたら最後、お前は左門豊作の弟じゃなくなる!」
もう全部言っちゃったんですけど…ww
しんとなった弟妹たちを置いて、左門は昼飯も食わずに試合に出かけるのだった
たった10円のおつりをちゃんととるあんちゃん、
破れた靴下で試合に行くあんちゃん、
ばってん素晴らしかあんちゃん、
がめついあんちゃん、

泣き笑いする弟妹であった
(渇しても盗泉の水は飲まずち言うたわしじゃが…)と歩きながら考える左門
マサヒロの言葉はしっかりと覚えているのだった
ボールが消える! ボールが消える!
星君、君は何かおそろしかことをなしとげようとしている!
わしはいつまででん挑み続けるですたい!
テレビドラマに夢中!-巨人の星

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