巨人の星(再放送)[第117~118回]|不気味な予感&吼えろ若獅子
(再放送)2010年10月4日~ 月~金 19:00~20:00(毎回2話放送) TVK 原作 - 梶原一騎(作)、川崎のぼる(画) 脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕 作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史 美術監督 - 小山礼司(1話-57話)→影山勇(58話以降) 美術デザイン - 小山礼司(67話以降) 音楽 - 渡辺岳夫 原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他 コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他 演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔 ナレーター - 小林恭治 協力 - 東京読売巨人軍 資料提供 - 越智正典(91話) 制作 - よみうりテレビ、東京ムービー * cast 星飛雄馬 - 古谷徹 星一徹 - 加藤精三 星明子 - 白石冬美 花形満 - 井上真樹夫 |
第117回★不気味な予感
今日は甲子園で巨人-阪神戦、先発は高橋一三で、飛雄馬ではない
飛雄馬は花形と対決するのがなんとなくイヤなのである
8回裏、阪神の攻撃でノーアウト1・3塁、ここでその花形が出てくる
そして川上は迷ったあげく飛雄馬をリリーフに起用
オッ
マウンドにのぼる飛雄馬を見送りながら、伴は不安を隠せない
花形こそ、オズマ=一徹の特訓の意味に唯一気づいている人間なのだ
アレ(鉄球打ち)はやめとけよ、と忠告する監督に、
「あんな無茶はもうしませんよ」と答えた花形、
「しかしただではすませません、1点や2点はもぎとってみせますよ」
「えっ、あの大リーグボールをか?」
大リーグボールは死んだ!
そして飛雄馬は大リーグボールを投げる―――
バットを一度半分出し
そして構え直すと
再びバットを振る!
こ、これは一体…!
打球は呆然となった星の傍らに転がる
何をしとる!と森捕手の怒号にハッとするものの、ボールをつかみそこねる飛雄馬
その間に花形は1塁へ、3塁ランナーは生還
さらに3塁を回ったランナーがいるのに、ホームカバーに入らず立ちつくす飛雄馬
「花形のやつ、あいつ…」
混乱から回復できない飛雄馬である
わかったかい、星君
「今のバッティングにひそむ謎の意味が!」
気をとり直して次のバッターに投げ始めるが、
花形が1塁から「もうこいつは大リーグボールが投げられないんだぞ!」と野次る
「俺の真似をして打てばいいんだぞ!」
ボールをとり落として狼狽する飛雄馬
そして投げたのは棒ダマで、これはライナー級の当たりになったが、
ショートのファインプレーによって救われたのであった
うろたえ続ける飛雄馬に見かね、マウンドに歩み寄った川上、交代を告げるのかと思いきや、
「おい、星!」
ボスッ
「フッフッフ、まさかグラウンドに警策(坐禅のときに使う棒)を持ち込むわけにいかんのでな」
フーッと息を吐く飛雄馬に、川上は花形の言うことを聞くなと忠告する
こうして次打者を普通に大リーグボールで打ち取ることができた飛雄馬であった
ようやくチェンジになり、飛雄馬はベンチで森に叱られる
「なぜ大リーグボールを投げなかったんだ!」
伴はまあまあと間に入ってごまかし、「しかしどうしたんだ、星…?」
「伴よ、お前だけに言う…」と飛雄馬は深刻な面持ちで、
「あの球は大リーグボールだったのだ」
「大リーグボールが、どうしてあんなど真ん中のストライクになるんじゃい!」伴は呵々と笑う
その後は飛雄馬は集中力をとり戻し、阪神戦に勝利する
…って、花形はなんで他の選手に打ち方をちゃんと教えないの?
明日からはいよいよ中日との3連戦が始まる
不安におしつぶされそうな顔で暗いマウンドに立つ飛雄馬を
やはり暗い阪神ベンチから見つめる花形
「さすがは星君、さぞ恐ろしいショックだったろうに、よく立ち直った…
オズマ=一徹に倒されたときも、その調子で頼むぜ!」
雷鳴が響く東京の夜である
寝巻?で新聞を読む明子
なんか色っぽい…
あっ、寝巻じゃなかった!
「このにわか雨が名古屋でも降ってくれますように…」
まあ、あたしったらw ←唐突ww
中日球場はあいにく星空であった
一徹は恒例のノックでオズマをしごいている
(ヒューマ・ホシよ、俺がどんなにこの日を待っていたかわかるか…)
来日以来の屈辱の日々を振り返るオズマである
一方、巨人ベンチでは…
あっ!
川上が星と書くかどうか迷ってる
飛雄馬は思わず駆け寄り、「俺の名を書かんでください!」
「怖いか、親父さんとオズマが?」
「怖くはありません! しかし俺個人が負ければ巨人の負けに通じる…」言い訳くさい…ww
「ほう、それで大リーグボールの敗北率は一体どのくらいなのかね」
「まあ、8割です」←適当
「たしかに、その数字は巨人にとって危険すぎることは間違いない」
「で、ですから!」
まあ参考にしておくよ、といなして川上は飛雄馬を追い払う
あれだけ言っておけば大丈夫だろう…と飛雄馬は少し安心するのだった
一方、中日ベンチでは、集まってきた記者が、
ライオンはわが子を谷に突き落とすんでしょう、と一徹に声をかける
「そんな甘っちょろいものではないわい!」と一徹は一喝し、
「たしかにそういう心境であれを鍛えたこともあった」
遠い昔にはな…
「しかし今は違う…やつはもうライオンの子供ではないのだ」
成長した若獅子、男対男の戦いなのぢゃ!
さらに言えば、青二才に王の座を明け渡してなるものかという老ライオンの反撃じゃい!
そしてスターティングメンバーが発表になり、飛雄馬の祈りが通じて先発は堀内
ウオーッ、卑怯だぞ!
哲ちゃんにうまく外されたな(ニヤニヤ)
ボスの息子はなぜ投げんのだ!
プレイボールが宣言され、1回、巨人は凡退、中日も二人三振でオズマの登場
(中日は飛雄馬で来ると思っていたので、オズマは3番なのである)
オズマはギブスを外し
バッターボックスに立つと、飛雄馬の顔を睨んで、「GO TO HELL!!」と叫ぶ
堀内、なんなく見えないスイングに打たれて流星ライナー
クッションボールですらライナー
イニングスは進んで4回裏、再びオズマの打順
川上はピッチャー交代の気配
まさか俺に…と戦々恐々の飛雄馬を尻目に、
今度こそわいに!と金田が飛び出してきて、まあいいだろう、と川上も頷く
わいに一計ありや、と言っていた金田の決め球は超スローボールだった
しかし意味はなく、やっぱり場外ホームランに
俺も戦いたい、だが勝てる割合は2割!
だから、2割ってどういう計算だww
金田はすぐ変えられて田中、しかしまたオズマの打順が北野で、川上は星の名を呼ぶ
オロC飲んでるwww
テレビを見ていた明子、ここでこわくなってテレビを消してしまう
飛雄馬、あわてて、再度8割の危険性を主張しようとするが、
川上「その必要はない、論より証拠だ!」
川上、どうせ負ける試合だから、ここで大リーグボール対抗策を見きわめてしまおうという魂胆なのだった
そしていよいよオズマとの勝負である
森の提案により、連続で3球外して敬遠かと思わせ、4球目に大リーグボールということだが、
いやー、一徹もオズマも、実況アナウンサーですら、
次は大リーグボールだとバレバレだよ…ww
巨人の星 全11巻セット (講談社漫画文庫) ¥7,161