巨人の星(再放送)[第105~106回]|オズマの執念&鬼コーチ一徹の誕生 | テレビドラマに夢中!

巨人の星(再放送)[第105~106回]|オズマの執念&鬼コーチ一徹の誕生

(再放送)2010年10月4日~
月~金 19:00~20:00(毎回2話放送)
TVK
原作 - 梶原一騎(作)、川崎のぼる(画)
脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕
作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史
美術監督 - 小山礼司(1話-57話)→影山勇(58話以降)
美術デザイン - 小山礼司(67話以降)
音楽 - 渡辺岳夫
原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他
コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他
演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔
ナレーター - 小林恭治
協力 - 東京読売巨人軍
資料提供 - 越智正典(91話)
制作 - よみうりテレビ、東京ムービー
* cast
星飛雄馬 - 古谷徹
星一徹 - 加藤精三
星明子 - 白石冬美
花形満 - 井上真樹夫


テレビドラマに夢中!-巨人の星

第105話★オズマの執念
「わしの知ったことではない。断る!」
いきなり一徹のにべもない表情から始まるのだった
手をついているのは明子、「私にはもうどうしたらいいかわからないのです」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「お父さん、飛雄馬を助けてあげて」
「断る! 帰れ!」
「お父さん、まだ怒っているのね、だったら私この家に帰ってきます…」
我慢ならない表情の一徹、すっくと立ち上がると、「明子、お前に言っておくことがある!」
「二度とこの家の敷居をまたぐな、飛雄馬もだ!」
この家と言っても借家じゃないのかねえ…
「どうして…わたしお父さんの**、お父さんの…」**??
「わしはそうは思っとらん! 帰れ!」
「お母さん、助けて…」すすり泣く明子
「出ていけえっ!」
今どきのドラマでは絶対にもう見られない、激しい父娘の断絶なのだった

多摩川グラウンド
伴が心配そうに見守る中、飛雄馬は今日も球ひろいである
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練習終わりを中尾監督が告げてもボールは見つからない
飛雄馬は花を見て美奈さんを思い出したりしているので、余計時間がかかるのである
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テレビドラマに夢中!-巨人の星 「どうして俺を置いて死んだんだっ!」
心配して駆け寄ってきた伴に向かって、言うにことかいて、
「伴、お前、野球をやめてくれんか」
「なにっ」
「俺にかけてくれる期待はわかる、わかるだけにたまらないんだ…」
「わかった、わかった」と伴が適当にあしらうと、
「俺は本気なんだぞ…球ひろいにはキャッチャーは要らん!」
「…いいだろう、お前の望み通り俺は野球をやめる」
「本当にすまない…」
「その代わり、お前の体をしばらく俺に預けろ」
「どうせ蝉の抜け殻同然の体だ、勝手にしてくれ…」
「じゃあ俺の言うことを聞いて練習を続けてくれ、球ひろいでもいい!」
ほとんど、酔っ払いと介抱する人の会話である

中日球団事務所に電話する一徹
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「オズマ獲得の件ですが…」
「それがカージナルスから莫大な額を吹っかけられて…」
「そのことをオズマに教えてやってください」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 にやり
どうも最近、一徹は悪役メイクのままであるww
「日本の球団がオズマを欲しがっていると!」
「しかし金額が…」
「金の問題ではありません!」
電話を切った一徹、「オズマは必ず来るわ!」と家に帰り、
三和土に座り込んだ伴に向かって、いつまでそこにいるつもりかと問う
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「5時間もそんなところに座っていると腹が減るだろう、んん?」
などと言いつつ、チキンラーメンを食わせてやろうというつもりはもちろんない
「星の苦しみに比べたらものの数ではありません!」
伴は飛雄馬を立ち直らせる方法を一徹に乞うているのである
「何回聞いても無駄だ、断る!」
「うんと言うまで動きません!」
「ようし、ならば叩き出してやる!」
一徹は長押にかけてあった木刀を手に持つと、
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「出て行けえっ、宿敵っ!」
「ふっふっふっ、驚いたか」と一徹は中日コーチ就任の件を明かす
「オズマが星を潰しに…」と驚く伴に、
「星飛雄馬などものの数ではないわ、そんな敵チームの球ひろいのことなど知ったことか!」
ごもっともな台詞だが、伴はカッとなり、
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「自分の息子を球ひろいだとぉっ!」
眼が藤子不二雄になってる…www
伴が出ていくと一徹は肩を落として部屋の中に入り、亡妻の写真に向かって繰り言を言うのだった
もうすでに傷だらけの人間を、もう一度突き落とさなければならん
もしかしたらお前の息子はそのために本当に死ぬかもしれん
わしにはもうこの道しか残っとらん…
テレビドラマに夢中!-巨人の星 意外につぶらな瞳
テレビドラマに夢中!-巨人の星テレビドラマに夢中!-巨人の星 オリャー
来い、オズマ! 飛雄馬の生き血を吸え!
てゆか、借家じゃないのかなあ、畳が…(;´∀`)

アメリカ、カージナルスの練習風景である
今日もオズマはピッチャーを3人も病院送りにしている
ドラゴンズから派遣されたらしいスカウトたち、どうやら一徹の指示通り、
直接オズマに声をかけたらしく、途端にオズマはハッスルしはじめたのである
オーナーはオズマを呼び出し、
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「お前は俺の球団を潰す気か!」
「しかたがない、このままオズマを大リーグから締めだすには金がかかりすぎる」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「ボス、この償いは必ずする!」
「来年は帰ってくるんだ、わかったな」
「今年だけで十分です、1年あればヒューマ・ホシを潰せる」
「星…?」とスカウトは顔を曇らせ、「こいつは困ったことになった…」

ともあれ中日フロントは長屋を訪れ、一徹は正式に中日コーチに就任した
「ところでオズマはあなたの息子さんを倒すと言っているとか」
「やつの目標はそこにしかありません、そしてこの私の目標も…」
「しかし星投手はスランプで二軍落ちだとか。打倒堀内でも江夏でもいいんですが…」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 ウガーッ!
「星飛雄馬という男を侮ってはいかん! オズマが日本に着いたらすぐに大リーグボール打倒の特訓を始める!」
「しかし、いずれにしても大リーグボール打倒だけでは、水原監督も…」
「口出しは無用!」
おそれをなした背広組は肩をすくめて「ハイわかりました…」

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伴に新聞を見せられ、こいつはケッサクだと笑うフェンスの外の飛雄馬
「だって、俺は今球ひろいをやっているんだぜ、オズマのやつ可哀想に…」
そこへボールが飛んできて、「おい星、それ取ってくれ」
「ハーイ♪」となんだか球ひろいが楽しくなってきた飛雄馬ww
憂い顔の伴の上空を、オズマを乗せたJALのボーイングが飛んでいく

長屋では、一徹が真っ暗な部屋の中で闘志を燃やしていた
テレビドラマに夢中!-巨人の星
「いよいよ時は来た――飛雄馬よ、絶望とやらの暗い穴の中でひととき羽を休めているがいい」
テレビドラマに夢中!-巨人の星 テーブルをずらすと昼間刺した木刀が…
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「しかしもう勝負は始まっている!」
デヤーと木刀を抜いて、
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「男一徹、血みどろの死闘を挑むぞ!」
テレビドラマに夢中!-巨人の星テレビドラマに夢中!-巨人の星 発火したwwww
「星飛雄馬、覚悟しろ!」

第106話★鬼コーチ一徹の誕生
大阪国際空港に着いたオズマ
テレビドラマに夢中!-巨人の星 ユニフォームで現れた一徹
「ヒューマ・ホシの父親だと? なぜその父親が俺をコーチする!」とオズマは喚き、
「いいか、アームストロング・オズマはやつの大リーグボールに復讐するために来日したのだ!」
「その言葉よし!」と一徹
「だが、わしが誰の親であろうと関係ない!」
そのでかい図体に休養は不要だろう、とただちに球場へ直行を命じる
まずはバッティングマシーンでテスト
一徹はマシーンを止めさせ、「馬鹿力だけはあるということだな」
「許せん! 今の言葉を取り消せ!」
「わからんのか、貴様のフォームでは大リーグボールにかすりもせんわ!」
イヤ、大リーグボールはバットに当たるんですww
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「今のお前にはわかるまいな」
「わかったぞ、お前は自分の子が敗れるのを恐れているから、俺のフォームを崩そうとコーチになったんだ!」
ハッハッハと一徹は一笑に付し、「バカにつける薬はないとはこのことよ!」
今のわしらには甘っちょろい感情はない、あるのは男と男の勝負だ!
テレビドラマに夢中!-巨人の星テレビドラマに夢中!-巨人の星 オズマに照り返してる…ww
テレビドラマに夢中!-巨人の星 ピカーッ
眼光に射すくめられたオズマだったが、
「星は二軍落ちしているのにねえ…」という記者たちの言葉に耳をそばだてる
「星がどうしたと? 続けろ、続けるんだ!」
記者を問いつめたオズマは新幹線で上京し、夕暮れの多摩川グラウンドに現れる
テレビドラマに夢中!-巨人の星
のろのろと後片付けをしていた飛雄馬、「なぜこんなところへ…?」
オズマは飛雄馬の背にバットを構え、
テレビドラマに夢中!-巨人の星 「大リーグボール!」と要求
テレビドラマに夢中!-巨人の星テレビドラマに夢中!-巨人の星テレビドラマに夢中!-巨人の星 今度はオズマの眼光攻撃
俯いている飛雄馬に業を煮やし、オズマはノック打球を飛ばす
テレビドラマに夢中!-巨人の星テレビドラマに夢中!-巨人の星
さらに駆け寄って飛雄馬の胸ぐらをつかみ、
「大リーグボール、あの魔球はどうしたんだ!」
大リーグボール…もう、忘れてしまった…俺には思い出すことはできない…」
オズマは飛雄馬を投げ飛ばすと頭を抱え、「俺は騙されたぁーっ!」と叫んで去っていく

帰阪してアメリカに帰ると言い出したオズマ
テレビドラマに夢中!-巨人の星 契約書を破り、「おさらばだ」
しかしその前に一徹が立ちふさがる
「強いて止めやせん、だが、帰る前にわしと勝負をしろ」
グラウンドで、一徹は中日のピッチャーを3人(星野、山中、坂東)起用し、何ごとか命じる
1球ずつ投げるから好きなところへ打てというのである
しかし守るのは野手一人だけ…
「1球でも抜くことができたら即刻アメリカへ帰れ!」
星野の球はライト浅め
山中の球はセンター最奥
坂東の球はセンター中ほど
一徹はオズマがバッターボックスに入ってもいないのに野手に命じ、みごとに打球を捕ってみせる
くやしがるオズマ、「陰謀だ!」と叫ぶ
「ばかもの、まだ目が醒めぬか!」と一徹は一喝
オズマのフォームはつねにスタンスが広く、手首がつっぱり、固定しているため、
一徹は打球を飛ばす位置を正確に計算できたのである
テレビドラマに夢中!-巨人の星 わしはお前に考えることを要求する!

そして…
次の日からオズマはピッチングマシーンの球を打てなくなった
しかも一徹の竹刀シゴキに怯えながら
テレビドラマに夢中!-巨人の星テレビドラマに夢中!-巨人の星 「殴ルナ…」
「アメリカではどうか知らんが、わしの練習は体で覚えさせる主義! ミスを痛みで償え!」
ほほう、昔を思い出すな、と水原監督は満足気
テレビドラマに夢中!-巨人の星 オズマよ、わしのシゴキはこれからだ!


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