巨人の星(再放送)[第101~102回]|美奈のひみつ&落日の悲しみ
| (再放送)2010年10月4日~ 月~金 19:00~20:00(毎回2話放送) TVK 原作 - 梶原一騎(作)、川崎のぼる(画) 脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕 作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史 美術監督 - 小山礼司(1話-57話)→影山勇(58話以降) 美術デザイン - 小山礼司(67話以降) 音楽 - 渡辺岳夫 原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他 コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他 演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔 ナレーター - 小林恭治 協力 - 東京読売巨人軍 資料提供 - 越智正典(91話) 制作 - よみうりテレビ、東京ムービー * cast 星飛雄馬 - 古谷徹 星一徹 - 加藤精三 星明子 - 白石冬美 花形満 - 井上真樹夫 |

第101話★奈美のひみつ
俺は今、その名を口にするだけでも胸が高鳴る奈美さんと
ここ日南海岸で肩を並べて座っている…
![]() | 私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ |
コクトー、堀口大學訳である
奈美というか、梶原一騎の考える理想の女性像は文学趣味なのである
「俺は野球だけの男で詩だの芸術だのはさっぱり…(´・ω・`)」
一体どういう意味なんですか、と訊いてみる飛雄馬
「美奈さん…俺は野球だけの男です
そして俺の眼は上しか見ることができないようになっています――あの星しか」
指差したのは、馴染み深い巨人の星であった
ちょっと聞くと詩的なようだが、まったく散文的な星である
野球人形の謂れを奈美に話す飛雄馬「そうでしたの、それでわかったわ、
今の若い人たちは失ってしまっているけれど、
あなたの眼の一途な理想の火が何であったか」
オイこれが17歳の女の言うことかwwwいくらなんでも老けすぎwww
「君だけを見ていたら何もかも忘れて、俺は君が猛烈に好きになったんだ!」
猛烈キタコレwww美奈も!
本当ですか、美奈さんも俺を!そうじゃないと思っていたのか飛雄馬www
初の相思相愛体験にパァァ…\(^o^)/となる飛雄馬であった
今の言葉でせめて俺の初恋は報われたか…「せめて?」
「もう二度とお会いできないからです」
「えっ」
「つらいが、苦しいが…どっちかをとればどっちかがダメになる」
川上の言葉が甦る――金田、高田、それに星はオープン戦に参加せず…
あれっ、高田が増えてるよwww
美奈さん、と手を握った飛雄馬、
「さよなら!」と振りほどくと…「待って、最後に聞かせて! 美奈のどんなところが好きになったの?」
固まってる飛雄馬www「君は限りなく美しい…姿も…奉仕する心も!
だがそれだけではない! 何よりも君には…変なたとえだが(とボソッと言いながら)…
まるで二死満塁ツースリーの局面に立ったような切羽つまった迫力がある!」
二死満塁ツースリーの女www
「俺はその切羽つまった迫力が好きだ! 花形や左門と同じだし…(* ̄∇ ̄*)」
「見抜いたのね、星さん!」「えっ、何を…?」
「広い世の中でひとりだけ、あなただけに打ち明けておきたいのです」美奈は泣き崩れて、
「恐ろしい、まっ黒の美奈の秘密を!」
ま、まっ黒いのか…
ここで場面は翌朝に映る
宮崎県営球場で練習に励む面々
金田もやる気を取り戻し、「これでも都城に行けと言わはりますか?」
「その必要はないだろう」と川上はあっさり撤回
金田に比べたら星のやつは…と1軍の面々は渋面になり、
「門限に遅れて帰ってくるわ、あっ、またさぼっていやがる!」
こりゃ、星~っ!星は二軍落ち決定!と川上は念を押し、宮崎キャンプ解散を宣言
「都城なら宮崎に近い…美奈さんに会える…」と飛雄馬はつぶやく


「俺は星のこんな悲しい顔を見たことがない…何かが起こったんだ」
えっ、鉄じゃなくて哲だったの??www花形はコーラを取り落としてショックを受ける
「とうとうここまで堕ちてしまうとは!」
イヤ、この前までのほうがひどかったからww
仲間の練習を眺めながら、「タブチではこの花形は燃えんのだ…」
とさりげなく失礼なことを呟いている
一方、左門のほうも星2軍落ちのニュースを聞き、
「青春の悩みとやらに負けたとです、しょせんぜいたく!」
星君、どげんしたとですか、これは!
いつものチキンラーメンを食べて…
一服中の一徹テレビのスポーツニュースでは…
――星投手の事件は現代っ子の弱点を表したものと言えましょう…
名声に溺れ、しつこく給料釣り上げを要求し、
タレントとの仲を騒がれ、その上、宮崎でも他の少女との重ね、というわけである
「ばかめ…」と一徹は寝ころがる
明子が飛雄馬の手紙を転送してきたので、一徹はすでに美奈のことまで熟知していた
そこへ飛雄馬から速達
前と住所が違うね、現在は町屋に9丁目はない開いてみると、涙でインクが滲みまくりである
ばかめ、マウンドの上以外で泣くとは、と読み始めるが…
舞台はようやく日南海岸へ戻る
美奈は夜空を指して「あれが巨人の星なのね」と念を押してから、
「美奈にも星があります」「これは…?」
「死の星です」
昨年春――美奈はまだ高校1年右手人差し指の爪に、急にかすかな痛みが…
棘だと思ってとげぬきで突くと…(>_<)県立病院へ行ってみると、医者がかわるがわる出てきて、
この棘は複雑な刺さり方をしているので2、3日通ってくださいと言う
看護婦同士の噂話を偶然聞いてしまったのは翌日である
爪の細胞検査の結果、黒色肉腫と判明したというのだ
とげ抜きで突いたせいで、そのために腫瘍細胞が全身に転移してしまったとか。。。
いわゆるほくろの皮膚癌、メラノーマと呼ばれるものらしいが、
そんなことで全身に転移するなんてことがあるのかしらん?
ギャー少女美奈は、絶望しながらも、驚いたことに両親にそれを伝えなかった
ムダとわかっているのに人生を浪費するのがイヤだったからというのだが、
看護婦の噂話だけで医者から直に言われたわけでもなし、
これ、ドラマでは典型的な勘違いのパターンなのだが…
1秒でも有意義なことをしたい、という思いから見つけたのが沖診療所だった
あまりのことに飛雄馬は夜の海に叫ぶ
「もう青春なんか要らん! 終われ! 終われえっ!」
悲痛な叫びである
――これでも俺は軽蔑されるべきだろうか。父ちゃん、教えてくれ…
手紙を読み終えた一徹の頬に、涙が…
母さん…と妻の写真の前に立ち、
何と答えてやったらいい?「この命がけの問いに何と…生まれて初めての青春なのに、つらかろう…」
「俺はこの海岸の砂にかけて誓う! すべての情熱を捧げると!」
「私も誓うわ! 運命の日が来るまで精一杯闘うと」
飛雄馬さんの腕の中で死なせてください…美奈の指の間から、日南の砂が際限なく零れていくのだった

第102話★落日の悲しみ
都城二軍キャンプで行われているのは紅白試合である
1軍に残ったはずの伴もなぜか飛雄馬と並んでベンチ入り
飛雄馬は沈みっぱなしで、試合なんかどうでもよさそうである


美奈の病魔「この紅白試合さえなければ、今だって、今だって…」
ところが中尾二軍監督は飛雄馬にピッチャー登板を告げる
伴は喜びいさんでキャッチャー位置につくが、飛雄馬は動けない

急かされるとトボトボとマウンドへのぼる
「美奈さん、手早く片付けてすぐ会いに行くから…」
本当に大リーグボールであっという間にゲッツーをとってしまう
大リーグボールまでは錆びつかせておらんぞ!その頃、美奈はフララになりながら診療室に出ようとしていた
「先生、最期のお願いです、手伝わせてください!」
「……そうか、いいだろう……」
しかし薬をとりに行ったかと思ったら…
ガシャーン飛雄馬は大リーグボールを投げ続けてついに9回裏、ラストバッターである
「この打者を片付けたらすぐ駆けつけるぜ!」
しかし大リーグボールを投げようとした瞬間――
ネット裏に沖先生が!
もしや!頭がいっぱいになった飛雄馬、「ああっ、美奈さん」と考えながらも投げるが、ビーンボール
今度こそ、と続けて投げるが、またしても大暴投
何も知らない沖先生は「しっかりしろ、星君…日高君が、日高君が…」
あんたのせいだよwww「だめだ…沖先生の出現の意味に気をとられ、精神を集中できん!」
大リーグボールは一向に決まらず、ついにフォアボール
「あと1回でいい、成功してくれ!」
だが、二度とボールはバットに当たらなかったのである
次の打者もフォアボール
「大リーグボールが自滅だぜ!」記者たちもどよめく
飛雄馬、大リーグボールをあきらめ、速球でストライクをとりにいくが、
ほいきたと打ち込まれてしまう
その次の打者も大きな当たり
「くそっ! いつになったら終わるんだ、いつになったら…!」
ついに中尾監督はピッチャー交代を宣言
ニヤリッあとで罰金もとるぞ!という中尾の言葉も聞かず飛雄馬はネット裏に一目散
沖先生に「何があったのですか!」とつかみかかる
「う、うん、病態が悪化してな…今日一日もつまい…」
ウ、ウウッ先生の手をつかんで走りだす
「星ぃっ!」と追った伴を轢かんばかりに発車するタクシー

「なぜもっと早く知らせてくれなかったのですか!」
もし飛雄馬がマウンドにいたら絶対声をかけるなとの美奈の指示だったのである
「そこは星さんにとって美奈よりも大切な場所なのだから…」
「どうして君はそこまで気高いのだ…!」タクシーを飛ばさせ、山道を一気呵成に駆け上がり、
しかし診療所の奥の間に飛び込んだ飛雄馬が見たものは…

白布をとることができない「いやだ、みたくない、信じたくない…!」
頭を抱えて走り出す飛雄馬
樹木に頭を打ちつけ、血だるまで崖から足を踏み外し…
死んだなこりゃ暮れていく山の景色を眺めながら、「もう日の出はない…」
「俺は………ダメだっ…!」
悲痛な姿であった巨人の星 全11巻セット (講談社漫画文庫) ¥7,161


