巨人の星(再放送)[第37~38回]|執念の男・左門&涙のストライク
巨人の星(再放送)[第37~38回]|執念の男・左門&涙のストライク
第37話★執念の男・左門
熊本農林との試合を明日に控え、闘志を燃やす飛雄馬
しかし「何をぼんやりしてるんだ?」と伴に言われてしまう
そこへ激励にいくよ!と電話をかけてきた牧場君
だが、不慣れな大阪の道に迷ってたどりついたのは、左門の熊本農林の寄宿先
ユニフォームを干す選手の姿を思わず写生していると
オイコラ、こんなとこでなんばしちょる!と中に連れ込まれてしまう
実写シーン
主将左門は宿の人が止めるのも構わず薪割り中
これがまた、音なしの薪割りである
…スパッ、カラン…
さらに、「そこらへんに散らばっとる薪ばこっちへ投げんしゃい」と命じ、空中でこれをやってみせる
男は自分の宣伝ばせんと言いますたい、
このパフォーマンスはスパイだから見せたとです!と威張る左門に、
牧場は必死に漫画家志望であることを主張
――わかりもうした、
この左門豊作の弾丸ライナーの影にどげなおそろしか秘密があるか、聞かせますたい
って、結局自慢しいじゃねーかww
…数時間後、顔色も悪く、ようやく星雲の寄宿先にたどりついた牧場、
左門のおそろしさを語る
「そうだ、野球に関係あるとも思えないし…」と飛雄馬
「ところが、大ありなんだ」と牧場君
ビンボパワー炸裂の左門の話にすっかり圧倒された飛雄馬たち
しかし俺だって父ちゃんにしごかれて、根性でここまできたんだ!
となぜか布団の中で燃える飛雄馬
そのころ東京でも一徹と明子が枕を並べて…
その夜、飛雄馬は悪夢を見る
あー、これは有名なシーンですね
四肢にまとわりつく左門の弟妹
さて翌日、花形紅洋高校はひと足早く決勝進出
熊本農林対星雲は準決勝戦で勝ったほうが花形と対決だ
勝負の予感に晴天の空が一転、かき曇る
左門に初打席がついに回ったのは2回表(つまり1回は三者凡退)
さあ執念と根性のぶつかり合いです!と実況が盛り立てる
キラーン
しかし、ふりかぶった飛雄馬の手足に、また左門の弟妹たちが…!
いかん、俺の後ろにだって父ちゃんがいるんだ!
ギュイーン!と気をもたせ、守護霊対決の行方は次回へ…
第38話★涙のストライク
阿蘇山大噴火~!
しかし話はだいぶ戻っている
いつのまにか天気まで晴れに戻ってるし
飛雄馬は左門の弟妹にヤラレて、すでにボール2本
星君どうした、とスタンドの牧場君
もしかしたら僕のあの話で…
飛雄馬、なんとか幻影を振り払ってツースリーまで
左門、弾丸ファウルを打つ
これで我に帰った飛雄馬、決め球を投げる
審判はストライクを宣言、しかし本当はボール半分外れていた
左門はそれを知りつつ抗議せずニヤリ
悪い左門www
花形・一徹「おそろしい男!」
次の左門の打順は5回表
って、ほんとに左門しかいないのね、このチーム(^_^;)
これでよくベスト4まで上がってこれたもんだ
カウントで追いつめられた左門、タイムをとって
「兄ちゃんに打たしてくれ、兄ちゃんば守ってくれ…」と祈る
これを盗み聞きした伴、いいもの見ちゃった!と飛雄馬に知らせに行く
この男は基本的に人を見下すのが好きなのである
「あいつ、国で働く弟や妹に、みんなで兄ちゃんを守ってくれと祈ってやがったぞ」
あーあ、言っちゃった
ショックを受ける飛雄馬( ̄◇ ̄;)
「力のない者が這い上がる、そんな努力に俺はメチャメチャに弱いんだ…」
と飛雄馬、にわかにコントロールが乱れはじめる
「こともあろうに投手が、マウンドの上で女の子のようにおセンチになるなんて! 甘いぞ飛雄馬!」
女の子のように、がとりわけ台詞をくどくしているww
涙でストライクゾーンが見えないwww
あまりの調子の悪さに再び伴がマウンドへ
「どうした? さっき俺が左門の祈りの話をしてからだぞ、えーとあれは小さな弟と…」
オイwwwやめろwww
「よせっ、よしてくれっ!」と飛雄馬は頭を抱え、
伴はようやく事態を理解し、自らの鈍感を恥じ、女房役として落第だ!と反省
話がわからない一徹は、テレビの前で「どうしたんだ飛雄馬は!」と焦るばかり
飛雄馬、ついに左門にフォアボール
あのときの飛雄馬に似ていると思うの、と昔話を始めた明子
獰猛な野犬のボスを得意の石投げで保健所に引き渡した飛雄馬、
ボスを助けようと集まってきた子犬たちには、涙が出て石を投げられなかったのである
「あのときとどこか似ている、姉の第六感とでもいうのかしら…」
そういえば…とそれに応えて一徹
「わしもこの次の左門の打席で何か起こるような気がする!」
話聞いとったのかい、オッサンwww
そうこうするうちに8回
(左門が塁に出ても、全然攻撃に結びつかなかったのね、熊本農林)
雷鳴が響き、雨も降り始めた
左門三度目、最後の打席である
またコントロール乱れる飛雄馬
レンズを拭くため眼鏡を外した左門の人相悪い眼にわれに返る
が、ついに左門打つ、ショート方向のライナー!
飛雄馬ダイビングキャッチ!
さらに折れたバットを空手チョップ!!
こうして左門との対決は終わった
しかし一徹のいやな予感は晴れない
そのあとの打者をスローボールでこなす飛雄馬に、
迫力がない…とつぶやく一徹
「何かがあったんだ、何かが!」
そして9回裏、ついに星雲は1点を入れてサヨナラ勝ちした
なんというあっさりした試合か
これで左門、スカウトしてもらえるのか???
雨の中に立ち尽くす飛雄馬に左門が声をかける
「球に食らいついたあんたの執念に、わしの執念が負けたですたい」
花形もまた終盤のピッチングに不審を感じていた
しかしそれより、ついに飛雄馬と対決できることがうれしくてならない
「星を徹底的に打ちのめすぞ!」
飛雄馬、去っていく左門の背中に、割れた親指の爪を突き出すのだった
まっすぐ空手チョップしたのに、なんで親指が…??
巨人の星 全11巻セット (講談社漫画文庫) ¥7,161
(再放送)2010年10月4日~ 月~金 19:00~20:00(毎回2話放送) TVK 原作 - 梶原一騎(作)、川崎のぼる(画) 脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕 作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史 美術監督 - 小山礼司(1話-57話)→影山勇(58話以降) 美術デザイン - 小山礼司(67話以降) 音楽 - 渡辺岳夫 原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他 コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他 演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔 ナレーター - 小林恭治 協力 - 東京読売巨人軍 資料提供 - 越智正典(91話) 制作 - よみうりテレビ、東京ムービー * cast 星飛雄馬 - 古谷徹 星一徹 - 加藤精三 星明子 - 白石冬美 花形満 - 井上真樹夫 |
第37話★執念の男・左門
熊本農林との試合を明日に控え、闘志を燃やす飛雄馬
しかし「何をぼんやりしてるんだ?」と伴に言われてしまう
そこへ激励にいくよ!と電話をかけてきた牧場君
だが、不慣れな大阪の道に迷ってたどりついたのは、左門の熊本農林の寄宿先
ユニフォームを干す選手の姿を思わず写生していると
オイコラ、こんなとこでなんばしちょる!と中に連れ込まれてしまう
実写シーン
主将左門は宿の人が止めるのも構わず薪割り中
これがまた、音なしの薪割りである
…スパッ、カラン…
さらに、「そこらへんに散らばっとる薪ばこっちへ投げんしゃい」と命じ、空中でこれをやってみせる
男は自分の宣伝ばせんと言いますたい、
このパフォーマンスはスパイだから見せたとです!と威張る左門に、
牧場は必死に漫画家志望であることを主張
――わかりもうした、
この左門豊作の弾丸ライナーの影にどげなおそろしか秘密があるか、聞かせますたい
って、結局自慢しいじゃねーかww
…数時間後、顔色も悪く、ようやく星雲の寄宿先にたどりついた牧場、
左門のおそろしさを語る
水呑み百姓の六人兄弟の長男として育った左門ここまで聞いて、「やめろっ、やめてくれっ」と話を遮る伴
貧しさから祈りをこめて豊作という名を付けられる
4年生のとき父親が過労で逝去、
母親もあとを追うように病死
兄弟は遠い親戚に引き取られ、何かにつけていじめられる
継子扱いである
このキャラはちょっと「はだしのゲン」ちっく
来る日も来る日も草むしりで左門の手は青く染まり、
食事もろくに与えられず…
「そうだ、野球に関係あるとも思えないし…」と飛雄馬
「ところが、大ありなんだ」と牧場君
…左門は猛勉をして、電気代がないのでひどい近眼に…って、イヤな男だね(^_^;)
近眼と、暗いところで本を読むのとは無関係らしいケドね
中学で野球に出会った左門、いきなり二階建て校舎を越えるホームランを打つ
日々の草むしりが手首を鍛え、薪割りが強靭な足腰を育て、
野球に最適な体になっていたのである
こうなったら、わしの苦しみば全部野球で吐き出そうたい!
中学生の野球大会で豪快なホームラン
やがて各高校から月謝をただにするからうちに来てくれと誘いが来るように
月謝がただでも、左門の働きを当てにする強欲な親戚は承諾しなかったが…
弟妹たちが、兄ちゃんの分は俺たちが働くからと
頼み込んでようやく進学できたのだった
猛練習に励んだ左門、さして強くない熊本農林を引き連れて甲子園へ
しかし優勝などといった甘い夢は見ず、
その狙いはネット裏の各球団スカウトたちにあった
故郷で重労働に耐えて働いている弟たち、飛雄馬たちをかき乱すだけかき乱して帰っていった牧場君であった
病気を隠してまで働いている妹たちのために…
虐げられてきた者たちの執念ばい!
ビンボパワー炸裂の左門の話にすっかり圧倒された飛雄馬たち
しかし俺だって父ちゃんにしごかれて、根性でここまできたんだ!
となぜか布団の中で燃える飛雄馬
そのころ東京でも一徹と明子が枕を並べて…
その夜、飛雄馬は悪夢を見る
あー、これは有名なシーンですね
四肢にまとわりつく左門の弟妹
さて翌日、花形紅洋高校はひと足早く決勝進出
熊本農林対星雲は準決勝戦で勝ったほうが花形と対決だ
勝負の予感に晴天の空が一転、かき曇る
左門に初打席がついに回ったのは2回表(つまり1回は三者凡退)
さあ執念と根性のぶつかり合いです!と実況が盛り立てる
キラーン
しかし、ふりかぶった飛雄馬の手足に、また左門の弟妹たちが…!
いかん、俺の後ろにだって父ちゃんがいるんだ!
ギュイーン!と気をもたせ、守護霊対決の行方は次回へ…
第38話★涙のストライク
阿蘇山大噴火~!
しかし話はだいぶ戻っている
いつのまにか天気まで晴れに戻ってるし
飛雄馬は左門の弟妹にヤラレて、すでにボール2本
星君どうした、とスタンドの牧場君
もしかしたら僕のあの話で…
飛雄馬、なんとか幻影を振り払ってツースリーまで
左門、弾丸ファウルを打つ
これで我に帰った飛雄馬、決め球を投げる
審判はストライクを宣言、しかし本当はボール半分外れていた
左門はそれを知りつつ抗議せずニヤリ
悪い左門www
花形・一徹「おそろしい男!」
次の左門の打順は5回表
って、ほんとに左門しかいないのね、このチーム(^_^;)
これでよくベスト4まで上がってこれたもんだ
カウントで追いつめられた左門、タイムをとって
「兄ちゃんに打たしてくれ、兄ちゃんば守ってくれ…」と祈る
これを盗み聞きした伴、いいもの見ちゃった!と飛雄馬に知らせに行く
この男は基本的に人を見下すのが好きなのである
「あいつ、国で働く弟や妹に、みんなで兄ちゃんを守ってくれと祈ってやがったぞ」
あーあ、言っちゃった
ショックを受ける飛雄馬( ̄◇ ̄;)
「力のない者が這い上がる、そんな努力に俺はメチャメチャに弱いんだ…」
と飛雄馬、にわかにコントロールが乱れはじめる
「こともあろうに投手が、マウンドの上で女の子のようにおセンチになるなんて! 甘いぞ飛雄馬!」
女の子のように、がとりわけ台詞をくどくしているww
涙でストライクゾーンが見えないwww
あまりの調子の悪さに再び伴がマウンドへ
「どうした? さっき俺が左門の祈りの話をしてからだぞ、えーとあれは小さな弟と…」
オイwwwやめろwww
「よせっ、よしてくれっ!」と飛雄馬は頭を抱え、
伴はようやく事態を理解し、自らの鈍感を恥じ、女房役として落第だ!と反省
話がわからない一徹は、テレビの前で「どうしたんだ飛雄馬は!」と焦るばかり
飛雄馬、ついに左門にフォアボール
あのときの飛雄馬に似ていると思うの、と昔話を始めた明子
獰猛な野犬のボスを得意の石投げで保健所に引き渡した飛雄馬、
ボスを助けようと集まってきた子犬たちには、涙が出て石を投げられなかったのである
「あのときとどこか似ている、姉の第六感とでもいうのかしら…」
そういえば…とそれに応えて一徹
「わしもこの次の左門の打席で何か起こるような気がする!」
話聞いとったのかい、オッサンwww
そうこうするうちに8回
(左門が塁に出ても、全然攻撃に結びつかなかったのね、熊本農林)
雷鳴が響き、雨も降り始めた
左門三度目、最後の打席である
またコントロール乱れる飛雄馬
レンズを拭くため眼鏡を外した左門の人相悪い眼にわれに返る
が、ついに左門打つ、ショート方向のライナー!
飛雄馬ダイビングキャッチ!
さらに折れたバットを空手チョップ!!
こうして左門との対決は終わった
しかし一徹のいやな予感は晴れない
そのあとの打者をスローボールでこなす飛雄馬に、
迫力がない…とつぶやく一徹
「何かがあったんだ、何かが!」
そして9回裏、ついに星雲は1点を入れてサヨナラ勝ちした
なんというあっさりした試合か
これで左門、スカウトしてもらえるのか???
雨の中に立ち尽くす飛雄馬に左門が声をかける
「球に食らいついたあんたの執念に、わしの執念が負けたですたい」
花形もまた終盤のピッチングに不審を感じていた
しかしそれより、ついに飛雄馬と対決できることがうれしくてならない
「星を徹底的に打ちのめすぞ!」
飛雄馬、去っていく左門の背中に、割れた親指の爪を突き出すのだった
まっすぐ空手チョップしたのに、なんで親指が…??
巨人の星 全11巻セット (講談社漫画文庫) ¥7,161