G×YB @新潟ハードオフエコスタジアム
5/8 BSTBS(18:00~20:54)新夕悦男アナ、解説:衣笠祥雄
5/9 BSTBS 戸崎アナ、解説:川口和久
石川雄洋選手は、ライオンズの涌井と横浜高校の同級生。一年生からベンチ入りし、甲子園ではベスト8までいった経歴の持ち主。石井琢朗(現カープ)や仁志敏久(引退)の故障、不調で数年前からスタメンにも名前を連ねるようになった足の速い内野手です。ソックスを外へ出すという履き方はいかにも俊足らしいですし、スリムな体つきもそれっぽさを醸し出しているではありませんか。ちなみにチーム内では、二年連続盗塁王だったそうです。
一戦目の七回裏、サードへの内野安打で、彼は俊足ぶりを魅せてくれました。たしかに一塁へ駆け抜けるスピードの速さはホンモノ。彼の速さを感じてしまう要因に、「石川は速い」という先入観が多少は影響していることは否めません。けれども、彼が打席から一塁へと駆ける間にお尻から噴出させた白い煙には、先入観以上のものがありました。ロケット発射時の噴流のような、ハレー彗星の尾のような、砂漠を走るピューマの砂埃のような、そんな彼の速さを視覚的に体感させてくれる演出をしていたように思います。俊足という有利なイメージを残像として、観客にも相手チームにも植え付ける効果とアピールは絶大だったのではないでしょうか。右のお尻のポケットにきっとロージンバッグを入れていたからに違いありませんが、指の滑り止めとして使う以外に、こういう用途があったとは、なるほど。なかなかのいいアイデアです。彼にはロケットボーイというニックネームがつけられたそうですので、それをイメージしての白い煙でもあるのかもしれません。
さて、この試合で、センターを守っていた長野がスライディングキャッチを魅せました。左足をピンと前へと伸ばし、右膝から下を折り曲げてグラウンドに滑らせる。捕球後3、4メートルは勢いよく滑ったのではないでしょうか。スライディングの距離が長くて、見応えがあるプレイでした。天然芝だったらユニフォームが緑色に染まって、スライディングのスピードや距離を視覚的に体感することができ、いちだんと見応えが増したのに。人工芝だったのが残念です。せめて、石川のようにおしりポケットにロージンを忍ばせていてくれたなら……!
ランナー・石川が三塁打を打った時の、長い噴流もいつか見てみたいと思うのですが、俊足を活かした守備での噴流も鑑賞してみたいもの。せっかくの脚力を活かすためにも、外野にコンバートしてもらえないかと思ってしまいます。そうして、この日の長野のように、長く滑るスライディングキャッチを見てみたい。もちろんお尻のポケットにロージンは必須アイテム。