どうもグラサン
あしあと 〜サヨナラの唄〜 

2022年10月13日〜16日

下北沢『劇』小劇場

 

無事、全ての公演を終演致しました。

 

 

…4日前に💦
ホント、今のご時世、全公演を止めることなく完走できるだけでも奇跡で

更に沢山のお客様に見て頂けるという…本当にありがたい空間でした!

 

できるなら、ロングラン公演したかったですw

座組が好きすぎて飛び出すハート
何でしょう。今回沢山いただいた感想の中で一番嬉しかったのが「チーム力が凄かった」というもの。

個人ではなく、チーム

「家族が本当の家族みたいだった」も、とても嬉しかった!

 はじめましての方々も多い現場だったのですが

私、この感覚2回目で。

1回目が未だにグルチャが動いて、みんなで旅行とかにも行っちゃうナナミリの「タダノヤサイダ」メンバー

 

そして2回目の今回

同じ演者として全員尊敬してるし、一緒にいて温かさしか無かった

「〇〇さんのお芝居が好き」と飛び交う現場。

自己肯定感をあげて頂き、ありがとうございました!w

 

マスク無しになった時

家族チームは「劇団員達の顔が煩い!w(良い意味)」と言い、

 

 

劇団チームは「家族チームだって目力強くて煩いわ!w」と言い合えるチームだった

 

 

劇団チームとは全然絡めなかったのでまたどこかでガッツリ絡めたら嬉しいな〜おねがい

この作品に、そしてこのメンバーに「出逢えたのが宝物」と社交辞令なく言える。

そんな座組でした愛

お客様にそれがチーム力、座組雰囲気として伝わっていたら嬉しいです!

 

今回、私が演じたのは

3人兄弟の次男の嫁、藤井幸美さん

広島家族チームにはモデルとなった方がいらっしゃいます。

ご本人様は4児の母にして義実家と同居し、さらに介護もされてるという...頭が上がらない方!

 

そんな方を演じるに当たって、今回私が1番気にかけていた事

「リアルである事」

そこに芝居も演技も無く、どこまでもリアルである事。

座組の方々に「ナチュラルな芝居」と言っていただけたのが嬉しかった

だって描きたかったのがそれだから

 

キャラクターの裏情報も頂きつつ台本を読んだのですが...

台本に書かれた幸美さんは、下手したら最強キャラ過ぎて「リアルにいない人」とされてしまいそうなキャラ。

夫を支え、義母も義父も大好きな人

リアルも嫁sでお買い物するようなご家庭なのだそうだ

でも、例えば家事の中や生活の中で絶対マイナスな感情は出てくる

はず

でも、それは作品では描かれていない

不安も葛藤も、誰かに当たりたくなる気持ちも逃げたくなる感情も

どこにも書かれてない。

私だったらそんな事を思うばかりになりそうだけど

幸美さんは書かれていない。

 

だから

ほんの一瞬、勇にイライラをぶつけるシーンがある

そこにその感情を全部詰めた

たった1行のセリフ

その1行が私の中で幸美さんに血を通わせられる唯一のシーンだった

私だって辛いけど、貴方の父親だから頑張ってるのに!

義弟夫婦に心配かけたくないのに、何であんたが弱音吐いてんだよ!

他のシーンは終始「家族大好き」な幸美さんだからこそ

人間でありたかった。

烏滸がましいけど、リアル幸美さんに寄り添いたかった

 

でも、そう思って表現出来たのはホントそこだけで、

後はもう清水が幸美さんを通して、「みんな大好き〜ラブラブだから、大好きな人を少しでも手助け出来たら嬉しいルンルン」ってやってるだけでしたw

例えば「お義母さん、大丈夫?」ってセリフがある

台本上間は読点。でもあの時、幸美は心の底からお義母さんを心配してた。〇以上の間を取って池さんに投げる

返ってきた音がまー、柔らかい。それだけで泣きそうになる。

勇がお義父さんを芝居にしようとしてる義兄さんの気持ちが分からないという

幸美は夫婦の変わらない愛情を見て「(私はこのお義母さんとお義父さんの愛情は美しいと思う。でも確かに息子の貴方は複雑だよね)そうかもしれんね」って返す

一瞬微笑むあれをキャストに気付いてもらった時は「ありがとおおお!!」ってなりましたw

 

後意識していたのは発声を濁すこと

「あ」に濁点をつけるような音

肝っ玉母さんなお母さんならではのガサツさが出たらと思ってちょいちょいセリフに入れてました!

 

あ!後、初めて通した時に感情が動いたから、それ以降ずっとやってた事が1ヶ所ありました。

できる限り芝居をなぞる事はしないようにしてたのですが、

そこだけは毎回同じ気持ちになったので

 

葬儀のシーン

皆がお義父さんや3人兄弟に集中してましたが、

幸美だけお義母さんを見ていました。

今までお疲れ様でした。と言う想いを込めて

 

そして...

最終稽古日からの私の敵

『にしき堂』のもみじ饅頭!

 

 

最終稽古でNG集を叩き出し、本番でも1度天地が違うと言うだけで動揺してやらかし...

ただでさえ、この芝居で唯一誰かと合わすシーンなのに!!

ミスる前は1番楽しいシーンだったのに...

一気に苦手意識が出て、本番前に皆に「にしき堂頑張れ(๑•̀ㅂ•́)و✧」って言われるシーンになってしまった...

え?まって?

みんなプレッシャー掛けてない?凝視

 

どのシーンも本当に大好きだったな〜

心臓がぎゅううううってなるシーンは沢山あったし

旦那様(勇役:平野雄介君)なんて胃を痛めてたしw

でもシーン毎のバトンが丁寧に運ばれて行く感覚が本当に気持ち良かった!

 
 
...長くなりますねw
続きは又(≖ᴗ≖๑)
 
この作品に出会わせてくださった皆様
創ってくださった皆様
存在させてくださった皆様
 
関わって下さった全ての皆様に感謝(ㅅ´꒳` )
 
藤井幸美役 清水智未