どうも
今日はクリスマスイブイブですね
皆様同お過ごしでしょうか?
遅くなりましたが、
7millions-ナナミリオンズ- in 2019 人肌恋しい新しき時代の冬
『ホハバヲアワセ』
そして『オワリノノート』
無事すべての公演を怪我無く、誰か欠ける事もなく終演する事が出来ました。
ご来場頂きました皆様。
応援いただきました皆様。
本当にありがとうございました!
さて、実はまだ終わっていない役者紹介&お店紹介w
年内には終わらせるんだ!
劇団員とは写真も撮ってないので…近日中に撮ります!w
なので、先に私こと清水智未が演じさせて頂きました
辻村楓の事を
どうも15年前の楓です!
後に写ってるのは魔の梯子ですw
ここ昇って舞台に上がりました
現在の35歳の楓さんは写真撮るの忘れました
15年前は引っ込み思案で、しっかり者の杏子やお調子者の桜輔について回る、なんかちょっと抜けてる子
オワリノノートで行われた幼馴染の口喧嘩はアドリブです!
私、一生分の「モヤシ」って言った気がしますw
全く意図せず「あれ生産中止なんだからね!」と出て一瞬空気を停めれたので私は大満足ですw
「そういうとこあるぞ、楓」ってなっていただけたら嬉しいです
なぜ杏子と楓はあんなに両極端になったのか。
オワリノノートで描かれておりましたが、楓は桜輔の人間らしいというか、死ぬ間際の悔しさや辛さ怖さを梅バァを通して知ることが出来ました。
そしてオワリノノートも最後まで読んでます。
自分というものがしっかりしていなかった楓は、そこから折返しの人生を歩む指標を桜輔にしました。
だから15年後の楓は強キャラなんですw
ワンピースのルフィみたいって言われましたが、それは楓の中の桜輔が強キャラだから。
杏子は両親を早くに亡くした上に、大好きだった友達も失う。
どんな綺麗事を言われてもその喪失感が勝ってしまう。
オワリノノートも見ず、桜輔の、梅バァの声も閉ざした心には届かない。
これ以上悲しい想いをしたくないから。
なら大切なものを作らない
そして何も大切じゃないからこそ、生にしがみつく事も無くなった。
だから15年経って出会った時、あんなに両極端になってしまった。
楓のちょこちょこ出てくる口の悪さは多分私に寄せて頂いてましたがw
猪突猛進と言うか、よく言えば素直で真っ直ぐと言うか...パワーでしか行けない子w
でもだからこそ、あの死んだ街を動かせた。
桜輔の夢半ばで終わった夢を叶える為
梅バァの夢を叶える為
杏子に2人の声を届ける為
大好きだったこの街を、又笑顔で溢れる街にする為
楓は常に誰かの為に動きます。
個人的にはそれは優しさでも強さでもなく脆さだよなーとも思うけど、
ハッピーエンドですから!7millionsは!w
楓ちゃんにはそこの脆さには気づかないで頂きましたw
いや、多分、楓も色々な人達に守られているので、そこは気づかずに進んでくれるんだろうなーと
何だかんだあの怪しい先輩、優しいですから
最後の集合写真の様なシーン
毎回ニュアンスの変わる杏子とのやり取り
時に「いい加減にしろ」って怒ったり、時に「大好きだよ」と伝えてみたり...
ノートを読み上げる杏子に安心して梅ばぁの遺影を取りに行く時、ほんの少し時間があるので梅ばぁとお話させて頂いてました。
「ちゃんと伝えたよ!『杏子を宜しく』って言われたけど、ちゃんとできてたかな?生きてる時に会えなくてごめんなさい」
そしていつもの窓に梅ばぁの顔が来るように遺影を上げます。
私の前にキャストもいるのでお客さんには伝わらない小さな拘りw
そして、あのシーン、楓は泣きません。うるっときてますが、いや清水は号泣ですが泣きません。
それは泣くのは私じゃないと思ってるどこまでも人の為の楓と、どこか「もうこの街の人間ではない楓」がいるから。
いやもう、私は号泣でしたけどね!
書きながら、私ロスになれないくらいまだ舞台にいるんだなーって思ってしまったw
それだけ相変わらず生きづらそうな人間達がそれでも「生きる」ってなんなのか。繋がりってなんなのか。
何度も何度も問いかける舞台だったなーと。
やっぱり、7millions大好きですw
関わってくださった全ての方に!
そしてあの街に出会わせてくれた楓ちゃんに感謝
本当にありがとうございました!
役者 清水 智未