ただ哀しくなる「ノーザン・リミット・ライン南北海戦」 | 渡邊津弓のイトオシイ毎日☆

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自分を大切にすることを一生懸命やっているところです。

アマプラで鑑賞

※画像はお借りしました



2002年 日韓サッカーW杯…

まったくサッカーに興味のない私ですら

周りの浮かれた空気に、どこかウキウキしてしまったことを思い出す。

日本中がワクワク歓喜に満ちていた。

韓国も同じだったようだ。

そして、この、国中の歓喜のイベントを

滞りなく行えるようにとの国の司令のもとで、命をかけていた人たちがいた。


海上の南北境界線を守る

駆逐船の兵士たち。

韓国は徴兵制があるので

職業軍人だけでなく、徴兵されて件の船に乗っていた兵士もいるのだろう…


ワールドカップ中だから、

問題が起きないように

先に攻撃してはいけないと言う

韓国軍上層部からの司令を守る駆逐船

それを逆手に取り

絶対に仕掛けてこないからと

奇襲攻撃をした(と描かれてる)

北朝鮮軍…


一艘の駆逐船が悲劇の舞台になった。

先制攻撃を受け、火の海となる船。

操舵室も攻撃を受けていて、操舵長は気を失ってもおかしくない大怪我をおして船を、仲間を守っていた。しかし、思うように進まない。敵の船に近すぎて、仲間の船が援護できない。

次々と兵士たちが撃たれ、足が吹き飛び、肉が飛び散り…地獄絵のような船上。


この現代に信じられない状況。


この、当たり前の日常は

私が普段気にもとめてないどこかで

命をかけて守っている人が作ってくれてる日常だった。


戦争が無くならないことが

不思議でたまらないし

戦争をおこしているのが

同じ人間なのだと思うと

怒りがこみ上げる。


韓流アイドルが入隊すると

イベントのように見ていたが

徴兵なのだ。

徴兵期間中に有事がおきたら

自国のために出兵するのだ。


…身震いする現実に目を覚まされる


クライマックスは、船上ではなく

亡骸になった息子や夫を迎える遺族の様子。…静かに涙が流れ続ける。


映画で知った実話。

ただ戦いをやめる、

それだけのことだが

…人間よ、できないものか。